04-05UEFAチャンピオンズリーグ グループA第1節 

2004.9.15 アンフィールド
2
1-0
0
1-0
シセ(22分、ジェラード
得点
 
バロシュ(84分、ホセミ  
メンバー
1 デュデク
GK
30 ローマ
   
17 ホセミ
23 キャラガー
4 ヒーピア
6 リーセ
DF
19 スキラッチ
27 J・ロドリゲス(C)
32 ジヴェ
  (80分 35 エルファキリ)
 
 
8 ジェラード(C)
14 シャビアロンソ
3 フィナン
7 キューウェル
  (77分 28 ウォーノック)
10 ルイスガルシア
  (87分 25 ビスカン)
MF
15 ジコス
13 マイコン
3 エヴラ
  (HT 25 S・カマラ
5 ペレス
  (89分 17 ジュアン)
21 ファルネルド
 
 
9 シセ
  (69分 5 バロシュ)
FW
24 アデバイヨル
8 カロン
   
         デュデク

ホセミ  カラガー   ヒーピア  リーセ

フィナン ジェラード  シャビ キュウェル

    ルイスガルシア

          シセ

布陣
         ローマ

  スキラシ  ロドリゲス  ジベ

         ジコス

マイコン              エヴラ

    ペレス     ファルネルド

   アデバイヨル    カロン

sub
22 カークランド GK GK 1 オダール
21 トラオレ DF DF 4 モデスト
15 ディアオ MF    20 レスキュール
16 ハマン   MF 14 ラコンブ
ジェラード イエローカード ジコス
ジヴェ
レッドカード
出場停止選手 サビオラ
スミチェル

ヌネス

戦線離脱中選手 チェバントン

ノンダ

プラシル

ベルナルディ

観戦レポ

デシャンは難しいでしょうね、今季のモナコをどうするのか、ってのは。
この試合を90分間観た感想としては、昨季のモナコとは全然違うなと。
それはジュリ、ロテンがいなくなったので、サイドアタックを放棄せざるを得なくなった事からスタートしてるからです。
今季のモナコは豊富なタレントを生かした中央攻めでいくらしいですが、この日は全然機能しませんでした
システムに選手をあてはめるんじゃなくて、選手に合ったシステムを模索するデシャンは素晴らしい監督だとは思いますが、やはりそれ故に完成までの日数はかかっちゃいますよね。
相手は1トップなのに3バックをひいちゃったうえに、サイドの攻防は常に1人対2人。
これじゃあレッズに支配されて良い形を作れないのも無理はありません。
当然後半からは4バックに戻しましたが、流れはリードしてるレッズに傾いておりました。
3トップで攻撃的にはいってましたが、ゲームメイカー不在では3トップも宝の持ち腐れ感が否めません。
チェバントン、サビオラが帰ってくれば解決されるんでしょうか?
マイコンも結構ドリブルって言うか攻め上がりが良い感じだし、エヴラの突破力も計算出来るので、4バックで固定した方が良いんじゃないでしょうか?
まぁ何にせよ、この日は全然良い所出ませんでしたわ。
一方レッズは結果は大変良かった。
ただ内容も大変良かったかと言うと、そうでもない。
まだ開幕したばかりなので、結果も内容も完璧ってのはあり得ないとは思いますがね。
ショートパスを繋ぐ堅実な戦いぶりは従来のバレンシアそのままで、早くもベニテスイズムが浸透してるなという印象です。
ただこの日はモナコが良く無かったので、あまり参考にはならないかもしれませんが。
逆に言うとモナコが良く無かったので、もっと攻めれた筈です。
そこが至極物足りなかった。特に前半。
シセのゴールは、ベニテスフットボールの理想系の気はしますが、それが決まるまでは眠かった眠かった。
なにせ前半は、ホセミ、リーセのオーバーラップが殆ど無かった。相手のサイドが1枚にもかかわらずですよ。
後半ドンドン上がって行ってた姿を観ると「前半は抑えろ」っていうベニテスの指示があったような気がします。
リーセなんて破壊力が売りなんですからね、そこんとこよろしくです。
良い所を申し上げますと、まずはルイスガルシア
元気でやっているようで安心しました。数多くの決定的なチャンスを作っておきながら決めきれない所もバルサ時代と変わらず健在な御様子で(^○^)安心しました。
そしてジェラード。大黒柱ですね。彼がいるから全てのプレイヤーが生きてます。
この日のレッズにあってモナコに無かったのはジェラードの仕事が出来る選手がいたか、いなかったかですね。
最後に貫禄のヒーピア
10歳年下のアデバイヨル相手に10年分の経験の違いを見せつけて圧勝。まだまだ健在でした。
シセとバロシュはそれぞれの特徴を生かしたゴールを決めて、良い意味での頭痛をベニテスに与える事が出来ましたね。
特にバロシュの強引さ、GKをなめてかかる傲慢さは日本人FWが一番学ばなければいけない点かもしれません。

満足度:70%

MOM:ヒーピア