04-05UEFAチャンピオンズリーグ R-16 2nd leg |
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2005.3.15 ジュゼッペ・メアッツァ
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3
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1-0
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1
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2-1
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アドリアーノ(6分) |
得点
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ジョルジュ・コスタ(69分) | ||
アドリアーノ(63分、クルス) | ||||
アドリアーノ(87分、ベロン) | ||||
メンバー
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1 トルド |
GK
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99 V・バイーア | ||
13 ゼ マリア 23 マテラッツィ 11 ミハイロビッチ 4 J・サネッティ(C) |
DF
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22 セイタリディス 2 ジョルジュ・コスタ(C) 3 ペドロ・エマヌエル (80分 7 ペペ) 5 リカルド・コスタ (66分 41 ポスティガ) 8 ヌーノ・ヴァレンテ |
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6 C・ザネッティ 19 カンビアッソ 25 スタンコビッチ (83分 18 キリー) 14 ベロン (89分 7 ファンデルメイデ) |
MF
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6 コスティーニャ 16 ヂエゴ 18 マニシェ |
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10 アドリアーノ 9 フリオ・クルス (76分 30 マルティンス) |
FW
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77 マッカーシー 23 クラウディオ (HT 10 クァレスマ) |
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トルド
ゼマリア マテラツイ ミハイロ サネティ ザネティ カンビアッソ スタンコビッチ ベロン アドリアーノ クルス |
布陣
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バイア
ジョルジュ ペドロ リカルド セイタリ コスティニャ ヌーノ ヂエゴ マニシェ マッカーシー クラウディオ |
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sub
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15 カリーニ | GK | GK | 13 ヌーノ | |
24 ガマラ | DF | MF | 33 メイレレス | |
5 エムレ | MF | 55 パウロ マチャド | ||
32 ビエリ | FW | FW | 61 イバニウド | |
C・ザネッティ | イエローカード | ヌーノ・ヴァレンテ コスティーニャ マニシェ ジョルジュ・コスタ |
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レッドカード | ||||
コルドバ ファバッリ |
出場停止選手 | |||
レコバ | 戦線離脱中選手 | ルイス ファビアーノ ボジングワ |
観戦レポ
ある意味インテルのおもしろみが凝縮された一戦でしたね。アウェイで1-1と引き分けてるインテルはスコアレスドローでも突破が決まりますが、まぁ勝ちに行くやろうなってのは誰でも予想出来た事でしょう。ミランとの関係上この試合だけ一週間遅れで行われてるので、当然全部の結果を知ってる訳ですよ。ミランが勝ち抜けてる事もね。永遠のミラン相手のデルビーで今季の連続無敗記録を止められた訳ですから、こんな所でポルトに負けてる場合じゃ無いです。まずは開始早々アドリアーノが先制ゴール。これはまた怪物伝説の序章にしか過ぎませんでした。ポルトのパスミスをかっさらってのゴールでしたが、まずゴールへの突進で止められない。当たりには強いジョルジュコスタがハードについてもモノともしない。更にはシュートがディフェンスに当たってもゴールに吸い込まれるチカラづよさ。もう前半6分で既にお腹一杯です。で、通常のイタリアのチームならこのまますんなり1-0で勝つんでしょうけど、引き分け祭りのインテルにそれがあてはまる筈も無く、圧勝ムードの中でも一抹の不安が残る展開。特に後半クァレスマが出てからはヤバかった。ポルトの組織サッカーにイマイチ元気が無いインテルが押される展開が続きます。しかしそんな時間帯に突き放したのはまたもアドリアーノ。クルスのおかげ、ってのは多分にあったけどシュート技術はホントに目を見張るものがありますね。もうこれで決まった、と思ったよ。こっからゴールラッシュか?!ともね。でもインテルですからね。この日不安定なプレーが続いたトルドを象徴するかの様なジョルジュコスタのCKからの押し込みゴールが決まり、ポルト再び一点差。残り20分でポルトが一点取れれば再逆転でポルトの突破が決まります。この時間帯が一番オモシロかった。何故ならポルトも得点出来そうだったし、インテルにもまた可能性があったから。そしてスタジアムを包む緊張感。これが堪らないね。そしてここでアドリアーノですよ。全てのシナリオが彼の為に用意されてたかの様でしょ?ホントにそう思うわ。そんな感じしてたもん。私の大好きなサネッティが単独ドリブル突破で抜け出してGKもかわして無人のゴールへシュート、もペドロに間一髪ライン上クリア!って場面があってんけど、これも内心やっぱり勝負を決めるのはアドリアーノになるんやでな、って思ったもん。こういう試合の結末にはそれなりのゴールが必要なんでしょうね。87分、ベロンのスルーパスに上手く抜け出したアドリアーノがバランスを崩されるアプローチを受けながらも崩さずにチカラと技でディフェンスをねじふせてゴール。ハットトリックですわ。笑うしかない。ゴール直後のマンチーニの表情が印象的。半ば呆れてるようなね。監督いらんやん、みたいな。でもマンチーニの選択は見事やったと思いますよ。最初クルスと組ませて途中でマルティンスに代えるってのはナイスでしょ。これにまだビエリやレコバもおるしね。彼等を筆頭に皆がコンディション上がればビッグイヤーも現実的です。っていうかチェルシーやユーベ、ミランの様な変態的な守りの強いチームを打ち破るには、もはやアドリアーノが最後の希望かもね。
満足度:85%
MOM:アドリアーノ