03-04UEFAチャンピオンズリーグ グループD第1節 

2003.9.17 エスタディオ・アノエタ
1
0-0
0
1-0
コバセヴィッチ(80分、PK
得点
 
メンバー
25 ヴェスターフェルト
GK
22 カテルヤナキス
   
14 L・レカルテ
DF
14 マブロゲニディス(75分 30 パントス)
7 ハウレギ 5 カランブー
6 シュレール 32 アナトラキス
3 アランサバル(C) 3 ベネティディス
 
 
4 X・アロンソ
MF
19 コストウラス
11 アランブル 8 ゲオルギアティス
8 カルピン
1 カフェス(83分 20 ゴニアス)
20 バルケロ(61分 19 李天秀) 6 ストルティディス
  11 ジョルジェビッチ(C)
   
9 コバセヴィッチ
FW
10 ジオバンニ(64分 9 フートス)
21 デ・パウラ(61分 15 ニハト)  
   
         ベステル

レカルテ  ハウレギ   シュレル  アランサ

       シャビ  アランブル

カルピン               バルケロ

         デパウラ

          コバ

布陣
       カテルヤナキス

マブロ  カランブ   アナトラ  ベネティ

        コストウラス

ゲオルギ  カフェス   ストル  ジョルジェ

        ジオバンニ

sub
1 アルベルト GK GK 16 ブツェク
2 クヴァルメ DF DF 25 バッラス
22 ポティヨン MF 4 ニニアディス
17 ガビロンド MF FW 23 タツィス
18 アルキサ
アランブル イエローカード アナトラキス

ジョルジェビッチ

レッドカード
出場停止選手
デ・ペドロ 戦線離脱中選手 エレフセロプーロス

パツァツォグルー

観戦レポ

ニハトが故障上がりと言う事でベンチスタート、更にはデペドロも出れないので飛車角抜きの苦しい布陣の真新しい濃紺一色ユニのラレアル。
一方オリンピアコスの方は、完全に「アウェイの戦い方」で、この試合に臨みます。
最後に笑うのはどちらなんでしょうか?さぁ、キックオフです。
オリンピは、ジオバンニ1人を残して、後は完全に引いて守っています。
時折左WGのジョルジェビッチが鋭い突破を見せますが、基本的には全員守備の姿勢を取っています。
この布陣で光っていたのが、カランブーでした。
私の中では失礼ですが、「過去の選手」のイメージが強かっただけに、この日のパフォーマンスにはビックリ。
経験に裏打ちされたラインコントロールとインターセプト、またここぞという場面での攻め上がりに豊富な運動量、的確なカバーリングと、全盛期を思い起こさせるプレーを披露します。
まだ死んでいませんでした。
それに比べるとデパウラ、バルケロの代役2人のパフォーマンスが物足りなく、前半はオリンピのゲームプラン通りの0-0で折り返します。
惜しい場面はコバがCKをドンピシャヘッドで合わせた場面ただ1つでした。
こうなると後半より攻撃色を増してくるのはラレアル。
そうなると逆にオリンピのカウンターが冴えます!
ジオバンニはヘディングでは勝てるし、単独キープからの独力突破も可能で非常に危険な存在でした。
試合が一気に加速したのは、ニハト、李天秀が投入されジオバンニが退いてからでした。
ここからは、一方的なラレアルペースで進みます。
特にニハトが良い!
果敢に常に裏を狙う姿勢は、ディフェンスにとって最も厄介なのか?!あれ程ハイパフォーマンスだったカランブーが、ニハトとのマッチアップではことごとく敗れ去ります。
更には元気者の李天秀も良いアクセントになっていて、もうゴールは目の前。
そして79分、遂にビックチャンスが訪れます。
セットプレーの混戦からコストゥラスがコバを倒してしまいPK。
これをコバ自身が右隅に丁寧に決めて遂に遂に先制点。
ラスト10分という良い時間帯での事実上の決勝ゴールでした。
オリンピに反撃する力は無く、このまま終了。
結局ニハトの実力を、まざまざと見せられた格好でした。
ラレアルの不安は、開幕前から予想できた事ですが、やはり選手層の薄さですね。
レギュラー組は問題無くハイレベルなんですが、少しでもメンバーが欠けるとガクッとチーム力が下がってしまうのが辛いですね。
この日の様にニハト、デペドロに加え、スタメンでは出ていてもカルピン@何故かベッカムヘアー、シャビアロンソが元気無い場合は、途端に攻め手が無くなっちゃう感じです。
逆にオリンピアコス。前半のゲームプランはバッチリだったんですけれども、やはり90分続けるのは厳しかったでしょうか。
ただアウェイでここまで出来ましたので、ホームに帰ると結構やってくれるのではと期待が持てますよね。

満足度:65%

MOM:ニハト