予備戦3回戦
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ベンフィカ観戦の巻さてさて予備予選3回戦、いわばこれに勝つとCLに出れる訳なんで、ある意味決勝戦なんかよりも激しい試合つうか死合が期待できる訳なんですよ。で、ベンフィカのホームに乗り込むのはラツィオです。まぁ、オリンピコで3-1で勝ってるんで気分的には楽でしょうが、気を抜いてるとやられる事は誰もが知っている筈です。一方2-0以上の結果が求められるベンフィカは正に瀬戸際。しかーし、メンツを見て下さいよ!ジェオバンニ、シモンの元バルサウィンガーが両翼を担い、更にはザホビッチですよ!天才10番がタクトを振ってる訳ですんで、これは見なきゃダメっしょ。これにCFがヌーノ・ゴメスだったらな〜。残念ながら出られませんので、魅惑の2列目に期待です。でも懐かしい顔も1つ。元ヴェルディのアルジェウがいるじゃないですか。確かレオン時代の強面CBですよね。えらい出世したもんです。さてキックオフ。ガンガン攻勢に出るのはベンフィカ。良いですね。いかにもポルトガルって感じのパスワークが非常に小気味良いです。特にジェオバンニですよ。抜き切らない内からガンガンにアーリークロスをかましてくれます。左サイドのシモンも負けてないし、何よりザホビッチがいつも通りの悪魔ぶりを発揮してます。これは期待以上の試合になるかも。押され気味のラツィオでしたが、そんな展開こそがイタリア的には好都合。カウンターから先制点を奪ったのは予想通りのラツィオでした。う〜ん、実にイタリア的。少ないチャンスを確実にモノにします。フィオーレが個人技でサイドをブチ破った瞬間に勝負アリでした。この試合フィオーレ良かったよ〜。逆サイドのセーザルも得点以外でも良かったけどね〜。さてさて3点が必要になったカマーチョはザホビッチを早くも下げます。って、ザホビッチ目当てで見てるのに、そんな仕打ちってアリですか?でも代わって入った8番のロジェールのおかげで逆にリズム良くなったり。。。。。この辺はザホビッチが天才だからしょうがないです。で、ベンフィカ大攻勢。点取らなきゃ終わりだもんね。でもカテナチオ破れず、むしろペルッツィ破れず。相変わらず滅茶苦茶安定してます。経験値が違いすぎます。事も無げにシュートを防いでいきます。カックいい〜。そんな感じで0-1フィニッシュです。ベンフィカはパス及び崩すまではGOODですが、いかんせんクロスの精度の低さと決定力のある人材の欠如が重いです。ラツィオはアウェイで教科書通りの完璧なプランを遂行できました。こんな試合を続けれたら今季も心配ないでしょう。
アヤックスの予選観戦の巻1stlegを1-1ドローで終えてる為に対等な立場で両チーム臨みます。よりプレッシャーがかかってるのはアヤックスです。グラツェルの方は失うものなんて無いですからね。動きが良かったのも当然グラツェルでした。アヤックスよりも1ヶ月早く開幕してる事もあってコンディションも良さげだしね。特に出色だったのは左サイドのアタッカーであるドリンガー。彼は良かったよ!破壊力抜群で、かなりの脅威でした。負けじと右サイドのラムシュも活発だし、コールマンは得点の臭いがわかってそうな感じだし、ミリンコビッチも渋く絡んでくるしで中々一筋縄ではいきません。それに対するアヤックスですが、明らかに動きが重い。見るからにコンディションが悪いです。まだエールディビジも開幕して間も無いですからね。特にズラタンは重そうでした。しかしそんな体調でも結果を出すのがズラタンです。マックスウェルのセンタリングを絶妙なコントロールヘッドで合わせて先制ゴールを奪います。なんていうかマックスウェルのセンタリングを見れただけでね、この試合を見て良かったなって思いましたよ。ワントラップからのボールの落ち際を左足でドライブかけた綺麗なクロスでしたよ。ズラタンのすらしヘッドの見事さが色褪せるくらいにね。さて先制してからのアヤックスは怒濤でした。いつでも2点目を取れる様な雰囲気を醸し出す程のアタッキングです。ピーナールの突破は誰も止めれないし、シコラにも手を焼いてるし、バンダメもタイミングを見計らって上がってくるし、ラフィは放っておけないしで、グラツェルDFはてんやわんやです。でもこの時間帯に追加点を奪えなかったのが痛かった。エスキューデのたった1つの凡ミスから同点に追い付かれてしまいます。ゴールキックからの一見何でもない様なロングボールでしたが、判断を誤ったエスキュデはボールをすらしコールマンをフリーにしてしまいます。絶好のチャンスを逃さなかったコールマンのゴールで同点です。この時期だから起こってしまったとも言えますが、アヤックスサポにキヴの雄姿が残っているこの時期にはしたくなかったミスですね。ゲームは振り出しに。これによってアヤックスはズルズル行ってしまいます。手を替え品を替え人を変えて攻めますがグラツェルの踏ん張りにゴールを割れません。ソンク、スナイデル、ワンベルトと投入される面々も死力を尽くすのですが・・・。あわやPKの場面が何度かありましたが取っては貰えず延長に。でも結局試合を決めたのはPKでした。ワンベルトの突破をエーマンがハンドで止めてしまいました。流石の主審もこれをPKにしない訳にはいかなくって、このハイプレッシャーなPKを重鎮ガラセクが沈めて遂に安堵の瞬間が訪れました。グラツェルは最終9人での闘いを強いられた訳ですから敗戦もやむを得ません。勝つチャンスも結構ありましたがね。逆にアヤックスは悪いながらも結果だけは残せてホッと一安心ですわ。