観戦レポ
ポルトは勝てば突破が決まります。このスタジアムでのラストゲームなので勝って終わりたいでしょう。
パルティザンは可能性は薄々ですが、首の皮一枚粘れるでしょうか?
序盤からポルトのプレッシングが効きます。もう「前から前から」ですよ。デコも含めたフォアチェックが実に厳しいです。
テクニックでもポルトの方が一枚上手ですので、こうなるとパルティザンはどうする事もできません。
時間の問題の先制点は25分でした。
左サイドからマリオシウバのセンタリングをマッカーシーが一旦は空振りますが、こぼれ球をマニシェがミドルシュートをかまします。
パンティッチは弾くのが精一杯で、リバウンドを再びマッカーシーが押し込みました。
最大の焦点だった先制ゴールが決まった事によって、ポルトの突破及びパルティザンのモチベーションがグッと上がって下がります。
この後もマッカーシーはやりたい放題です。
鋭い反転シュートを見せたり、オフサイドラインをかいくぐったり、絶妙なポストプレーを魅せたりと、手がつけられません。
ベニーが元気だと活気づくね!
為す術が無いマテウスは後半どんな策を練ってくるのでしょうか?
入念な指示が行われたようなハーフタイムの雰囲気でしたが、全てが1つのミスで吹き飛びます。
後半5分、デコのスルーパスにマッカーシーが飛び出します。サヴィッチのカバーで事なきを得た様に思われましたが、このバックパスがゴールに吸い込まれてしまいます。
定石通りゴール枠を外れた所でパスを貰いに出たパンティッチと、そのまま返してしまったサヴィッチ。大事な場面で痛い連携ミスです。
全てが台無しになってしまいます。記録は直前で詰めたベニーの何ともオイシイごっつぁんゴールとなりますた。
試合を決定づける2点目です。しかしポルトは緩めません。
この後もコスティーニャ中心の鋭い中盤でのプレッシングが光ります。
パルティザンの打開策はドゥルロビッチ以外にありませんでした。
ポルトサポからも拍手を受けて気を良くしたのか、センタリングにセットプレーにと決定的なチャンスを演出します。
でも投入が遅すぎましたよ。一矢報えたのはロスタイムでした。
セットプレー崩れからサヴィッチが返したボールを上手くデリバシッチが処理してバイーアも落ち着いて倒して流し込みました。
悪く無いゴールでしたが、反撃もここまででホイッスルです。
ポルトが3連勝でマルセイユの結果に関係無く自力突破を決めました。
これによりパルティザン、マルセイユは自動的に脱落が決定です。まぁ、場面場面では可能性を魅せてくれたチームではあったんですがね〜。
満足度:55%
MOM:コスティーニャ