03-04UEFAチャンピオンズリーグ グループD第5節 

2003.11.25 リズボリ・スタジアム
2
0-1
2
2-1
ストルティディス(59分、直接FK
得点
ガビロンド(31分、アルキサ
カスティージョ(71分、ジオバンニ シュレール(74分、アランサバル
メンバー
22 カテルヤナキス
GK
25 ヴェスターフェルト
   
30 パントス
32 アナトラキス
18 アンツァス
  (HT 1 カフェス)
3 ベネティディス
  (86分 23 タツィス)
DF
14 L・レカルテ
7 ハウレギ
6 シュレール
3 アランサバル(C)
 
 
5 カランブー(C)
6 ストルティディス
14 マブロゲニディス
  (57分 4 ニニアディス)
8 ゲオルギアティス
MF
4 X・アロンソ
  (89分 23 ボリス)
18 アルキサ
8 カルピン
  (82分 11 アランブル)
17 ガビロンド
 
 
10 ジオバンニ
7 カスティージョ
FW
15 ニハト
  (76分 19 李天秀)
9 コバセヴィッチ
  (68分 退場)
   
        カテルヤナキス

パントス  アナトラ   アンザス  ベネティ

     カランブー   ストルティ

マブロゲ               ゲオルギ

     ジオバンニ    カスティジョ

布陣
         ベステル

レカルテ  ハウレギ   シュレル  アランサ

       シャビ  アルキサ

カルピン               ガビロン

     ニハト      コバ

sub
16 ブツェク GK GK 1 アルベルト
19 コストウラス DF DF 2 クヴァルメ
44 クルヘリス MF 20 バルケロ
20 ゴニアス MF FW 21 デ・パウラ
アナトラキス

ベネティディス

パントス

ニニアディス

イエローカード コバセヴィッチ×2

シュレール

L・レカルテ

レッドカード コバセヴィッチ(Y×2)
ジョルジェビッチ 出場停止選手
フートス

エレフテロプーロス

パツァツォグルー

クズバ

ヌホキヌホキ

戦線離脱中選手 ポティヨン

デ・ペドロ

観戦レポ

引き分けでも可能性が消えるオリンピアコスと勝てば文句無く突破が決まるラレアルの対決です。
本来同時キックオフの筈のガラタサライ×ユーベが延期になった為に向こうの結果を気にする必要は全くございません。
さぁキックオフです。
この試合両チーム共に左サイドのゲームメイカーを欠いての戦いとなります。
より影響が出たのはオリンピアコスの方でした。
ジョルジェビッチがいないが為に全く攻撃に迫力が出ません。効果的な組み立ても皆無です。
勿論ラレアルの守備が整っている点も見逃せませんが、それにしても薄い攻めです。
ラレアルの方はデペドロがいなくてもニハトの振りの速さや、コバセビッチの存在感は健在で、シャビアロンソの組み立ても光ります。
代役ガビロンドは役不足的な立ち上がりでしたが、31分、汚名返上の働きを見せます。
アルキサのパスにオフサイドラインを潜って抜け出ると、詰めて来たキーパーにも怯む事無く冷静に無人のゴールに流し込みました。
価値ある先制ゴールです。これで一気に楽になります。
土壇場なのに心なしか元気の無いオリンピアコスには既に敗色ムードが漂います。
もう終わりなのか?
後半、カフェス投入でカランブーをバックラインに入れて反撃モードにかかります。
ここにきてようやく元気が出て来た感じのオリンピアコスは、セットプレーから同点に追い付きます。
ゴール前のFKをジオバンニがずらしてストルティディスがダイレクトで左足で叩き込みました。
ジョルジェビッチ不在でセットプレーの威力も半減で、サインプレーとかもずれまくってた前半でしたが、そんな失敗を吹き飛ばす目の覚める様なファインゴールです。
やっとサポのテンションも上がってきました。更に追い風が吹きます。
コバセビッチ退場。2枚のイエローでしたが、2枚ともハンド。イタタです。
そしてこの勢いで逆転に成功します。
ジオバンニのスルーパスにトップスピードで抜け出たカスティージョがキーパーも勢いで抜いて決めました。
まるでニハトを見てる様です。このままビッククラブへと駆け上がって行くんでしょうか?
って言うか逆転です。全く展開が読めなくなってきましたよ。え、オリンピアコス勝っちゃうのか?
なーんて考えれたのは、たったの3分でした。
32歳のアルゼンチン人が息の根を止めます。
セットプレー崩れからアランサバルのセンタリングを見事な左足ボレーシュートで決めました。
決めたのは残っていたシュレールですよ!意外な選手ですね。こういうのがチーム力なんでしょうか?
この1点でスタジアム自体が完全に意気消沈します。
ただの1点なら良かったかも知れませんが、実に芸術的な得点だっただけに与えるダメージも大きかったみたいです。
再び流れが戻る事も無く、オリンピアコスの敗退が決まりました。
ラレアルはガラタサライの結果次第ですが、例えユーベが負けたとしても有利な状況に変わりは無いので、一歩前進と言えますね。

満足度:50%

MOM:シュレール