03-04UEFAチャンピオンズリーグ グループE第1節 

2003.9.16 オールド・トラフォード
5
4-0
0
1-0
シルベストル(13分
得点
 
フォーチュン(14分、ギッグス  
スールシャール(33分、ギッグス  
バット(40分、オシェアー  
ジェンバ=ジェンバ(83分、G・ネヴィル  
メンバー
14 ハワード
GK
1 ニコポリディス(C)(HT 12 ハルキアス)
   
2 G・ネヴィル
DF
5 セイタリディス
5 ファーディナンド 2 ヘンリクセン
27 シルベストル 8 ゴウマスHT 10 エパレ
22 オシェアー(58分 24 フレッチャー 16 キリアコス
  30 フィサス
   
3 P・ネヴィル
MF
4 マリッチ
8 バット(58分 19 ジェンバ=ジェンバ 14 ズタウタス
20 スールシャール(45分 12 ベリオン 18 サンマルテアン
25 フォーチュン 11 パパドポウロス(62分 23 オリザデベ

 

 

10 ニステルローイ

FW
19 コンスタンチヌ
11 ギッグス(C)  
     ハワード

G  リオ   シルベ  オシェイ

    P   バット

ソルスキア       フォチュン

           ギグス

    ニステル

布陣
           ニコ

セイタ  ヘンリク  ゴウマ  キリア  フィサス

      マリ      ズタウ

   サンマル           パパド

          コンスタン

sub

13 ロイ・キャロル GK DF 3 モリス
16 ロイ・キーン MF 6 ミュンヒ
7 C・ロナウド FW MF 27 コンスタンチニディス
21 フォルラン 35 ミカエルセン
イエローカード
レッドカード
出場停止選手
ブラウン

クレベルソン

スコールズ

戦線離脱中選手 バシナス

観戦レポ

国内リーグで開幕3連勝と好調のパナシナイコスが「シアターオブドリーム」に殴り込みです。シュム監督は、チームこそ違えど、昨季開幕と全く同じシュチュエーションです。結果は違う様にしたい所だったでしょうが、むしろ昨季よりも悪い結果になっちゃいましたね。ユナイテッドは、スコールズとクレベルソンを負傷で欠き、キーンも万全では無いのでベンチスタート。そう言う訳でセンターハーフコンビは守備的なフィルとバットのコンビとなっちゃいました。

序盤は、緊張からか固いパナシナイコスと、どこかギクシャクしているユナイテッドだったので落ち着かない立ち上がり。ゲームが動いたのは、フィルが景気づけに放ったミドルシュートから。

キャッチングできそうな威力だったんですが、弾いてCKに。そのギグスが蹴ったCKは、ゴール前で混戦状態を産み、最後に押し込んだのはシルベストル!幸先良く先制します。スローVTRで見ても誰が入れたのかイマイチわからないくらいのゴチャゴチャ状態でした。

反して、1分後の追加点は、非常に美しいものでした。ガリーの縦パスをニステルがエリア内でDFを背にポスト、スールシャールに落として、スールシャールはワンタッチで中のギグスへ。ギグスもワンタッチで後ろのフォーチュンに落とし、フォーチュンのダイレクトシュートはゴール右隅上へ!なんて綺麗なゴールなんでしょ。ユナイテッドの高速パス回しに、パナDFは傍観する以外に術は無かったようです。いや〜、実にユナイテッド的な華麗なゴール。14分で早くも試合を決めちゃいます。試合が完全に決まったのは、その後のパナのチャンス。センタリングにコンスタンチヌがリオに完全に競り勝っての見事なヘディングシュート!しかし、これをハワード右手1本横飛びセーブ!!!これで決まりましたね。90分通じてこれがパナの最大のチャンスでした。ハワード良いね。終始安定感ありました。勿論パナの攻撃の迫力が無かった事もあったけど、世間の皆さんが言われている様に、バルテズより安心して見ていられるかもです。個人的にはバルテズ好きなんだけどなぁ〜。ブランが引退しちゃった今となっては、「スキンヘッドにキス」シーンも見られない訳ですし、寂しいですよね〜。

試合に戻りましょか、その後も確実に加点していくのはユナイテッドです。と言うかパナのDFがヘナヘナ過ぎです。33分の失点にしてもスールシャールをゴール前でフリーにさせてるなんて。。。。勿論ソルスキアの2列目から消えてニアへ入って来る動きは見事なんですけどね。でも、GKも前に弾けるLVのシュートだったと思います。脇からコロコロとこぼれて入ったので精神的ダメージも大きかったような。

4点目にしてもオシェイに簡単にクロス上げさせてるし、中盤から入って来るバットを全く捕まえきれてませんでした。マークがズルズル過ぎ。かなりチカラの差を感じます。

4-0と圧倒してハーフタイムへ。ファーガソンは、少し痛がるソルスキアを無理をさせずに前半終了前にチェンジ。同じポジションにベリオンを入れます。一方、シュムは流石に攻めに出ます。まずはヘッポコGKをチェンジ。キャプテンマークはフィッサスが引き継ぎます。そして、バックを削って右SHにエパレを投入。このエパレがオモシロかった。ユナイテッドが後半は確実に手を抜いていたとはいえ、後半一番輝いていたのはエパレ。凄く可能性を感じる攻撃性を持った選手でした。使い方次第では大化けも!?しかし、得点には至らず。切り札オリサデベ投入も、危険性は感じられず。

ユナイテッドは、週末のプレミアでのアーセナル戦を見据えてバットとオシェイを下げる。ジェンバジェンバは、そのままセンターハーフへ。フレッチャーは右SHへ。その関係でベリオンが左SHへ。左SHのフォーチュンが左SBへと移行。この辺の流動性も流石ユナイテッド。

で、投入された選手が得点するのもビッグクラブらしい所。ガリーのセンタリングにギグスがニアサイド飛び込み。全てのパナDFがニアへつられてしまい、ファーのジェンバジェンバがフリーに。これぞ、ごっつぁんゴールの極み。後半のダラダラフットボールにイラつきかけていたサポも満足の絶妙な帰宅時間前のゴールで完全にトドメを差しました。

パナとしては、残り5試合を考えると5失点という結果以上に脆弱だったDF陣が心配されます。一方ユナイッテッドは、大量得点に無失点に程良い休養に脇役達の得点に、と結構理想的なゲームが出来ました。このグループ1位抜けは間違い無いでしょう。

満足度:60%

MOM:ギグス