03-04ＵＥＦＡチャンピオンズリーグ　グループA第3節
2003.10.21　スタッド・ジェルラン
リヨン	1	0-1	1	バイエルン・ミュンヘン
		1-0
リュインドゥラ（88分、マルダ）	得点			マカーイ（25分、バラック）
メンバー
1　クペ	GK			1　カーン（C）
2　デフランドル（HT　11　マルダ）	DF			4　クフォー
3　エヂミウソン				5　ロベルト・コヴァチ
20　ミュラー（C）				25　リンケ
12　レベイェール				3　リザラズ
24　ドラソー（71分　10　カリエール）	MF			6　デミチェリス（HT　16　イェレミース）
14　ゴヴ（67分　18　リュインドゥラ）				13　バラック
4　エッシェン				26　ダイスラー
7　M・ディアッラ				11　ゼ・ロベルト（90+1分　20　サリハミジッチ）
8　ジュニーニョ・ペルナンブカーノ
9　エウベル	FW			24　サンタクルス
				10　マカーイ
クペ デフラ　　エヂミ　　　ミラー　　レビユ 　　　　　　　　ドラソ　　　 ゴヴ　　エシェン　　　ディアラ　　ジュニ 　　　　　　　エウベル	布陣			カーン クフォー　　コバチ　　　リンケ　　リザラズ 　　　　　　デミチェ　　　　バラク 　ダイスラ　　　　　　　　　　　　　ロベルト 　　　　　　サンタ　　　　マカイ
sub
25　ヴェルクートル	GK		GK	22　レンシンク
22　サルトル	DF		DF	30　レル
23　ベルト			MF	17　フィンク
29　ゴメズ	MF			34　トロコフスキ
マルダ レベイェール	イエローカード			デミチェリス サンタクルス ロベルト・コヴァチ
	レッドカード
	出場停止選手			ピサロ
カサパ デルモット	戦線離脱中選手			サニョル ラウ ショル ハーグリーヴス ツィックラー シュヴァインシュタイガー

観戦レポ

リヨンのサポーターは、こんなに寒いのに元気ですね。肩組んで飛び跳ねてるし、「O」、「L」のビックな人文字は作るし。
これで燃えない選手はいないでしょ。リヨンが開始からアグレッシブに攻め立てます。
中心はいつも通りのペルナン君。それにディアッラやエッシェンが程良く絡みます。
しかーし、先制はバイエルン。リヨンディフェンス陣の一瞬のスキを逃しませんでした。右サイドにサンタクルスが持ち上がってセンタリング、これをバラックがダイレクトで中にはたいて更にマカーイがダイレクトシュート！
オフサイドギリギリでゴールを陥れます。サンタクルス、バラック、マカーイと3人のワールドクラスのプレイヤーだからこそ為し得たゴールと言えるでしょう。
特にバラックの状況判断の早さは見事でした。
ホームで1点先制されてしまったリヨン。もうここからは怒濤のラッシュを繰り広げてくれます。しかし立ちはだかったのは、経験豊富なコバチ、リンケのコンビでした。もうこの2人が抜群です。強い！
更にクフォー、リザラズも渋い！更に更にゼロベルト、サンタクルスの守備意識も高い！
となれば中々点を奪うのは難しいというモノであります。後半からデミチェリスが怪我で交代を余儀無くされてしまいますけれども、代わって入るのがイェレミースですから選手層も厚いです。
リヨンは、マルダ、リュインドゥラ、キャリエールを投入して攻めに厚みを増します。右サイドバックに回ったレヴィエールの躍動感も手伝って、一方的なリヨンペース。
しかしバイエルンもカウンターからサンタクルスが、あわやのポスト直撃シュートを放ったりして、勝負を決めかけます。が、ここで決めきれなかったのが、悔やまれます。
逃げ切り寸前の88分、遂にリードが無くなってしまいます。
左サイドでペルナン君が溜めて中のマルダへ。マルダのセンタリングは流れたかに見えましたが、リュインドゥラが後方からダイビングヘッドで合わせて追いつきます！1-1。
ここから試合は更に加速を見せます。もう一気に決勝ゴールを奪いたい勢いのリヨンは、ロスタイム、エウベルが右からのクロスをワントラップボレーシュート！
完全に決まったかに見えましたが、これをカーンが恐るべき反射神経でストップします。これぞ、カーン！
試合後カーンとエウベルがお互いを讃え合うシーンがとても印象的でした。
いや〜、最近ね、カーンよりもクペの方が上手いんじゃないか？とか、ブッフォンか？トルドか？なーんて思ってたんですけど。
流石カーン。まだまだ若いもんには負けてません。

満足度：70％

MOM：バラック