03-04UEFAチャンピオンズリーグ グループB第5節 

2003.11.25 ジュゼッペ・メアッツァ
1
1-1
5
0-4
ビエリ(33分、C・ザネッティ
得点
アンリ(25分、A・コール
  リュングベリ(49分、アンリ
  アンリ(85分、パーラー
  エドゥ(88分、アンリ
  ピレス(89分、アリャディエール
メンバー
1 トルド
GK
1 レーマン
   
2 I・コルドバ
23 マテラッツィ
17 F・カンナヴァロ
  (59分 26 パスクァーレ)
DF
28 トゥーレ
23 キャンベル
18 シガン
3 アシュリー・コール
 
 
4 J・サネッティ(C)
6 C・ザネッティ
8 ラムーシ
  (57分 25 アルメイダ)
31 ブレシェ
7 ファンデルメイデ
  (69分 9 フリオ・クルス)
MF
15 パーラー(C)
17 エドゥ
8 リュングベリ
7 ピレス
 
 
32 ビエリ
30 マーティンス
FW
25 カヌ
  (73分 19 ジウベルト・シウヴァ)
14 アンリ
  (89分 30 アリャディエール)
       
          トルド

   コルドバ  マテラツイ  カンナ

サネティ   ザネティ  ラムシ   ブレシェ

   マルティンス       メイデ

          ビエリ

布陣
         レーマン

トゥレ  キャンベル   シガン  コール

     パーラー    エドゥ

 リュンベリ           ピレス

     カヌ      アンリ

           

sub
12 フォンタナ GK GK 33 スタック
15 アダニ DF DF 5 キーオン
11 ルシアーノ MF   22 クリシ
18 キリー     45 ホイト
FW 32 パパドプーロス
イエローカード シガン

エドゥ

レッドカード
出場停止選手
飛行機嫌い
ベルカンプ
レコバ

エムレ・ベロゾーギュ

カーロン

ココ

戦線離脱中選手 ローレン

ヴィルトール

ヴィエイラ

観戦レポ

相変わらず後が無いガンナーズとスタートダッシュは何処へやらのインテルとの対戦です。
アーセナルはハイバリーでの0-3の借りを返したい所です。
ザッケローニはハイバリーでアーセナルを圧倒したマルティンスを先発起用します。
そしてやはりアーセナルDFはマルティンスのスピードに脅かされます。常に危険です。
一瞬でも目を離すとやられそうな気配がプンプンです。
だってキャンベル、シガンの2CBはスピードじゃ全く太刀打ちできないですからね。
その分キャンベルはビエリとの空中戦ド迫力ですが。
インテルは相変わらず攻めは前の3人に任せきりですが、守備は芸術です。美しいです。
ディフェンスってこうやるんだよ、みたいな。
特にサネッティ。やっぱスゲエは。1対1で絶対負けないし、運動量豊富だし、危機察知能力高過ぎだし、攻めにも絡めるしね。
インテルはこのアルゼンチン人キャプテンで持ってますな。
あとコルドバのジャンプ力とスピードもズ抜けてます。アンリとこの2人との勝負はとっても楽しです。
でもアンリ中々勝てません。ピレスも完全に封じられてアーセナル得点は難しいのか?状況です。
が、やはりアンリは次元が違いますた。
25分、ピレス、アンリ、コールとつないでリターンをアンリが受けます。
エリア外からのダイレクト右足インサイドキックはトルドの牙城を打ち破りました。
なんて言うか、ノーステップのインサイドキックであんな威力のシュートが放てるなんて考えられません。
トルドもやむなしです。サネッティもコールを防いだまでは良かったんですが。
予想外のアーセナル先制で試合前から重かったサンシーロの雰囲気は一掃重くなります。
ま、ガンナーズはこのまま逃げ切れる訳も無く、8分後に同点に追いつかれます。
ザネッティが中盤でパーラーからかっさらって、カウンター気味に突進します。
マルティンスを警戒する余りにマークが空いていたビエリにスルーパスを通します。
ビエリのシュートはDFに当たってコースが変わりループっぽく決まります。ま、トルドならキャッチしてそうな球でしたがね。
やはり今日もダメなのかアーセナル。中盤でザネッティ、ラムーシコンビに圧倒されてます。
後半、頼れるのはアンリだけです。
得意の左サイドからのドリブルでマークを集中さすと飛び込んで来たリュンベリにスルーパス!
リュンベリは落ち着いたトラップから流し込んで逆転に成功します。
ここまで完璧だったインテルDFですが、リュンベリをフリーにしてしまうミスを犯してしまいました。
反撃に出たいインテルでしたが、ラムーシ、カンナバロの交代で守備のリズムまで狂ってしまいます。
こうなると逆ハイバリー状態です。アンリはマルティンスLVのスピードに加え決定力まで備えているのでかなり厄介です。
そんなアンリに切り裂かれます。85分クリアボールのカウンターからエリア内でサネッティとの勝負を迎えます。
一瞬の瞬発力で抜き去ると、コースを切るトルドをものともせず、唯一のコースに叩き込みました。
1-3勝負を決めます。
更にマテラッツィの負傷で薄くなった所を突いてアンリのパスが流れた所をエドゥが軽く決めます
1-4、ハイバリーの失態を完全に払拭しました。
更に更にアリャディエールが集中力を切らしてるインテルDFを軽くいなして中のピレスへ。
ピレスはやっと180分のストレスを発散する機会が訪れました。あ〜と言う間の3ゴールでビックリの5得点です。
直接対決の得失点差でもインテルを上回ったので試合開始前と状況が完全に逆転しますた。
あんなに素晴らしい守備を披露してたのに5失点なんて考えられないですよ。驚きです。やっぱアンリは反則ですよね。
う〜ん、インテルは、ゴール前でのFKが一杯あったんですが、こんな日に限ってレコバが出れないってのがやるせないですね。
マテラッツィやファンデルメイデも惜しいFK放ってましたがね。
ま、アーセナルもこれで安心って訳では無くって、最終節の結果次第でこの追い上げが全く無意味になりますからね。
最後ハイバリーってのは有利だけど。
インテルは完全に失速で最後がウクライナでのアウェイ戦って状況もキツイです。
しかしそんな状況でこそ結果を出すのがイタリアなんですが、どうなりますか?

満足度:65%

MOM:アンリ