03-04UEFAチャンピオンズリーグ R-16 第1戦

2004.2.24 オリンピア・シュタディオン
1
0-0
1
1-1
マカーイ(75分、ピサロ
得点
ロベルトカルロス(83分、直接FK
メンバー
1 カーン(C)
GK
1 カシージャス
   
2 サニョル
4 クフォー
5 ロベルト・コヴァチ
3 リザラズ
  (HT 20 サリハミジッチ)
DF
2 サルガド
6 エルゲラ
15 ラウール・ブラボ
3 ロベルト・カルロス
 
 
6 デミチェリス
  (90+2分 16 イェレミース)
13 バラック
23 ハーグリーブス
11 ゼ・ロベルト
MF
23 ベッカム
14 グティ
10 フィーゴ
5 ジダン
 
 
14 ピサロ
  (76分 24 サンタクルス)
10 マカーイ
FW
7 ラウル(C)
9 ロナウド
  (90+1分 21 ソラリ)
   
          カーン

サニョル  クフォー   コバチ  リザラズ

     デミチェリス   バラック

 ハグリブス          ロベルト

      ピサロ    マカイ

布陣
       カシジャス

サルガド  エルゲラ   ブラボ  ロベカル

     ベカム    グティ

フィゴ          ジダン

      ラウル     ロナウド

sub
22 レンシンク GK GK 25 セサル
25 リンケ DF DF 22 パボン
31 シュヴァインシュタイガー MF    33 メヒア
34 トロコフスキ   MF 19 カンビアッソ
  26 ボルハ
FW 11 ポルティージョ
バラック

デミチェリス

イエローカード ジダン

ロナウド

フィーゴ

レッドカード
出場停止選手
ダイスラー

ショル

ツィックラー

戦線離脱中選手 ミニャンブレス

観戦レポ

試合前から話題性満載だったこのカード。
こういう場合、期待外れに終わる事が結構多いんですが今回は期待以上の内容を見せてくれました。
前半からピッチのあちこちで緊張感ほとばしる局地戦が繰り広げられました。
マイナス気温でピッチの外は雪まみれで真っ白だったにもかかわらず、フィールドは実に熱い!!!
堅固なバイエルンDFに立ち向かう魅惑のマドリーアタッカー陣という構図は試合前の予想でしたが、いざ始まってみるとそうはなりませんでした。
堅固なバイエルンDFは予想通りで、マドリーは殆ど攻める事が出来ず試合のペースもバイエルンが握り、特に後半は一方的に攻める場面も目立ち惜しいシュート連発でした。
入りそうな雰囲気の時に決めれるのが強いチームの条件でしょう。
その雰囲気のままマカーイが先制ゴールを決めます。
ピサロがブラボをかわして上げたギリギリのクロスを絶妙なポジショニングでフリーヘッドを叩き込みました。
エルゲラ完全に外されました。ラウールが完全に封じられてるマドリーはこのまま完封されてしまうのか?
コバチの読み、クフォーの対人DFとそれぞれ強さが際立ってますからね。
痛んでしまったので前半だけで退いたリザラズ、積極果敢に攻めにも絡んでいたサニョルと両SBも安定してました。
更にその前のデミチェリス、バラックもディフェンス面で良かったね。最終ラインの前までで勝負決めてたからね。
ハーグリーブス、ゼロベルトも献身的だし。特にゼロベルトは攻守両面でこの日もマドリーの脅威となりえてました。
ベルナベウでマドリーがどう抑えるのかが注目です。
そんなバイエルンに沈黙していたマドリーでしたが、悪い雰囲気の時でも決めれるのが強いチームの条件でしょう。
セットプレーから同点に追い付きます。
ロベルトカルロスの30mくらいの直接FK。一旦はカーン止めた、かに見えましたがボールは脇の下をくぐってコロコロっとゴールネットへ。
カーン痛恨!!手前に入り込んで来たロナウドが目に入ってしまったか?!
いずれにしても、セットプレーぐらいしかチャンス無いんじゃないかと思われていたマドリーがセットプレーで追い付くというある意味横綱相撲的な得点でファイナルスコアは1-1ドローです。
あ〜、カーンは本当に悔しいでしょうね。
逆に試合中にデミチェリスを報復で殴る場面なんかもあったロベカルですが、退場にならなくて良かったね。
彼がいなかったらこの試合どうなってた事でしょうか?
実に内容の濃い試合だったので2nd legも非常に楽しみです。
フットボールの色んな醍醐味が詰まった一戦でした。
ダイジェストじゃ無く90分観てこそ真のオモシロさが伝わる類いの試合でもありましたね。

満足度:85%

MOM:カシージャス