タイトル

シラノ・ド・ベルジュラック (1990年 フランス、ハンガリー)

監督 ジャン・ポール・ラプノー
主演 ジェラール・ドパルデュー
一言 これは良い作品。
フランス映画やと思うけど、観る側の心理状態によっては泣きじゃくる映画。
シラノは凄い格好良いのよ。
詩人やし、件を巧みに操るし、男気溢れるし。
ただ鼻が大きい事がコンプレックスなのよね。
そんな事ぐらい・・・って思うけど、そこを笑われるのを恐れて好きな従姉妹にも想いを伝えられない。
更に従姉妹から好きな男の事を聞かされて、なんとそいつのチカラになるのよね。
恋文書きまくり。
で、そのおかげで2人はくっつくねんけど、それでもイイ!!みたいな。
わからんでもない、その気持ちもわからんでもない。
好きな人が幸せになるんなら、それでも良い、というね。

で、それから14年。
死ぬ間際になって、ようやく真実を明かすシラノ・・・。
生き方、愛し方としては、アリだと想いました。
まぁ厳密に言うと、どうせなら彼が諦めかけた時に「俺告白するぞ」っていう風にはなって欲しくなかったけどなぁ。
バルコニーでの告白シーンも、どうせなら面と向かって言ってほしかった。
言った事に満足しないでね。
その告白のおかげで2人はキスまでいってしまってんけど、耐えられるの?
それでもOKなら、それもひとつの愛し方か・・・。
まぁこれは良い作品でしたよ。
観賞日 2002年1月23日
評価 80点