タイトル | ロープ (1948年 アメリカ) | ![]() |
監督 | アルフレッド・ヒッチコック | |
主演 | ジェームズ・スチュワート | |
鑑賞日 | 2016年1月11日 | |
一言 | なるほどなるほど。 評価が分かれているというのも頷ける作品でした。 確かに手法は素晴らしい。 約80分をワンカットで撮っているように見せるテクは絶妙。 68年も前にこんな事やられてる訳ですから、これは本当に凄い。 映画内の時間進行と、鑑賞側の時間進行がほぼ同じというのも 当時では新しいよね。 「24」を50年以上前からやってる訳ですから。 ただ、内容が面白いかどうかと言われれば疑問符です。 ヒッチコックを神のように崇めている人ならば、 そりゃぁこれも大絶賛なんでしょうけどね。 舞台はアパートの一室で、ほぼここだけで完結。 友人を殺す→隠す→隠した部屋でパーティー →バレるかバレないかでドキドキ→結局バレる ってだけの映画ですからね(苦笑) 視聴者は観客さながらに、まるで舞台劇を観てるかのよう。 犯人達の心理描写を楽しむだけの作品なので、飽きる人は飽きるでしょうな。 犯人の性格はワザとそうしたんでしょうが、大胆不敵なブランドンと挙動不審なフィリップ。 ブランドンは殺しに使ったロープを敢えて見せつけたりして楽しむ典型的な快楽型。 そしてフィリップはそれを見てオドオドする一般人を具現化させたかのような役割。 この2人のやりとりに、終盤はチョットだけドキドキしたな〜。 でも全体的には退屈な映画。 ちょっとしたスリルはあるけど、基本的には 「知らない人達のパーティーを見せられてるだけ」 とも言えるんでね。 技術的な点は評価したいので、見る価値はある映画だと思いますが 楽しめるかどうかは微妙ですね。 なので60点。 |
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個人的評価 | 60点 |