タイトル シェルブールの雨傘 (1963年 フランス)
監督 ジャック・ドゥミ
主演 カトリーヌ・ドヌーヴ
鑑賞日 2015年11月21日
一言 名作と誉れ高き古典作品。
斬新なのはセリフが全く無い事。
無いと言うか、全部歌なのよね。
じゃぁミュージカルか?っていうとチョット違う。

ミュージカルって曲が、ちゃんとあるじゃないですか。
その曲の中で状況とか心情を説明する流れになってるんですが、今回のはチョット違う。
なんというか、曲を歌ってるんじゃなくて、セリフを歌いながら言ってる、という表現が合ってるかな。
だから意味がある曲じゃなくて、全てはセリフなんですよね。

この時代ならではの実験的映画とも言えるけど、それは成功していると思います。
ストーリー自体には特筆すべきものは何も無いんですが、それでも飽きずに観られましたからね。

ちなみにタイトルの意味は、「シェルブール」ってのは地名。
「雨傘」はヒロインが傘屋だった事に因んでると思います。
悲しい話ではあるので、それに雨を引っかけてるのかもしれません。

終盤ガソリンスタンドの場面で、ずっと「ESSO」が映ってたけどスポンサーなんかな(笑)
この時代にもそんなんあったんかなと邪推w

ある意味記憶に残る映画だったので、一見の価値はあると思います。
個人的評価 65点