タイトル フラクチャー (2007年 アメリカ/ドイツ)
監督 グレゴリー・ホブリット
主演 アンソニー・ホプキンス
鑑賞日 2015年10月2日
一言 日本では劇場未公開だったのですが、勿体なく感じましたね。
ホプキンスがレクター博士そのままのキャラクターを演じた法廷サスペンスだったので、需要ありそうやねんけど。
役者が良いと映えるというかね、非常に面白かったですよ。

冒頭でいきなり妻を殺すホプキンス。
でも裁判になったら無罪だと主張するホプキンス。
つまり検事との心理戦が焦点の映画です。
刑事の浮気を上手く使い、証言を一気に覆したホプキンスの手法は鮮やか。
楽な事件だと余裕かましてた検事は、そこから為す術も無く敗れていきます。
このあたりの展開は良かったね〜。
次の職場へと気持ちが行ってた検事が完全にダメ人間な展開でしたから。

最後のどんでん返しは、こっちも騙されました。
でもこれは蛇足な気もした。
だって銃すりかえてた、ってね。
刑事気付くやろ〜。
それに元々硝煙反応消すために体洗ったり、服燃やしたりしてたのも警察突き止めろや、って思う。
充分な時間はあった訳やから、それぐらいの証拠モミ消しは充分考えられたやろうに。

あと結局は合法的に安楽死させた訳やねんけど、そこも罪に問えるん?
不都合があったから安楽死させた、っていう路線で行くんやろうけど医師立ち会いの下でやってるしな〜。

ともあれ、ホプキンスが光った良作でした。
個人的評価 70点