タイトル | バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) (2014年 アメリカ) | ![]() |
監督 | アレハンドロ・G・イニャリトゥ | |
主演 | マイケル・キートン | |
鑑賞日 | 2015年10月2日 | |
一言 | 非常に面白かった。 「バベル」の監督やから全然期待してなかってんけど、今回のは良かったよ。 ミッシェル好きとして観とこか、ぐらいのテンションで観てんけどねw ※もちろん全然チバユウスケは関係してません(笑) ストーリーは、あるけど無いような感じ。 つまりベースはありますが、描きたかったのはそこだとは思えなかった。 かつて人気があったムービースターが落ち目になり舞台に挑戦、ってのが粗筋。 でも舞台がどうこうってのは殆ど関係無かったね。 単純に舞台で成功して名声復活みたいな流れじゃなかったから。 基本的には群像劇なんやろうな。 人間を描いた映画。 時々見せた「超能力が使えます描写」もラストシーンに含みをもたせたかっただけの様な気もしたし。 なんというか、観客の想像にお任せしますよ的なね。 随所にちらばめられていたのは皮肉。 例えば主役のキートンは、かつて「バットマン」を演じていた訳でね。 今回の映画の中では「バードマン」を昔演じていた落ち目の役者って設定ですが、まんまパロディなのは言わずもがな。 造形もバットマン全開やったしなwww 他にも批評家をディスる、観客をディスる、役者をディスる。 ともすれば楽屋オチになりそうな所でしたが、映像がスタイリッシュだったのとドラム演奏で全く飽きなかった。 そう、ドラムの演奏バックに物語が進んでいくのは格好良かったね。 最後の舞台上での自殺未遂シーン。 あれで生きてるってのは無理があるけど、そこにツッコミを入れるのが野暮に感じる作品のチカラがありました。 それならそれでエエやん、って思えるチカラがね。 万人受けはしないけど、傑作だと思います。 |
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個人的評価 | 75点 |