タイトル |
ダイアナの選択 (2008年 アメリカ) |
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監督 | ヴァディム・パールマン | |
主演 | ユマ・サーマン | |
鑑賞日 | 2015年7月17日 | |
一言 | 最後の最後でコッチの予想を裏切ってきました。 まんまとやられた!って感じです。 まずは簡単に粗筋をば。 舞台はアメリカのとある田舎町の高校。 ここで銃乱射事件が起きるのよね。 主人公は当然のことながらこれに巻き込まれます。 クラスメイトが射殺されていくなか、犯人は残酷な問いかけを主人公にします。 親友と共に犯人と対峙する主人公。 そこで「どちらか1人だけ殺す、殺す方を選べ」と。 これはね、無理ですよ。 死の瀬戸際で自分が死ぬか親友が死ぬか選べって訳ですからね。 自分可愛さに親友を指名したとしても、何も責められる謂われは無い。 悪いのは100%犯人です。 っていう状況の中から場面が変わって数年後、数十年後? 主人公はすっかり主婦となり登場します。 まぁこの後は回想シーンが延々と続き、主人公とその親友の事が描かれていきます。 簡単に言うと主人公は不良少女、親友は真面目なクリスチャンの少女。 対照的な2人ですが、実は仲良しですよ、という設定。 犯人に迫られた場面でも「私が死にます」と言ったクリスチャンに対して、主人公の方は「死にたくない!!」と言ってました。 なのでまぁクリスチャンが殺されたんだろう、と。 そして主人公の方は生き延びたけれども良心の呵責に悩まされてる、と。 そういう映画だと思ってました。 ところが途中から現実世界が怪しくなってくる。 回想シーン内で話されていたキーワードが散りばめられた現時点での世界。 おう、これは夢オチか、と。 主人公の女の子はあそこで殺されたんやな、と。 そして走馬灯とは逆バージョンと言いますか、フラッシュバックの逆と言いますか。 つまり死ぬ間際に過去を思い出すんじゃなくて、未来を思い描いた映像なんやな、と。 あー、夢オチか、ちょっとガッカリやな、と思ってたら最後にちょっとしたどんでん返し。 なんと主人公の方も「私を殺して」と言ったんですよね。 そして撃たれて死んじゃった、と。 そうきたかーーー。 まぁ確かに親友を指名したものの、それが仇となって殺されました、じゃ後味悪いもんな。 「エレファント」なんかでも題材になってた銃乱射事件の悲哀もテーマにしたかったんかなぁ。 監督的には殺され方というか死に方は何でも良かったんかなって気もするけど、どうせならこういうテーマの方が良いわな。 |
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個人的評価 | 65点 |