タイトル |
ミッション : 8ミニッツ (2011年 アメリカ) |
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監督 | ダンカン・ジョーンズ | |
主演 | ジェイク・ギレンホール | |
鑑賞日 | 2015年7月2日 | |
一言 | 時間移動系のSFです。 よくあるタイムトラベルものとは、ちょっと違うね。 劇中で「タイムトラベルじゃないんだ」ってワザワザ言ってたのは、監督的にもそこを強調したかったからなんでしょう。 所謂「パラレルワールド」的なもんじゃなくて、「並行世界」なんだと。 ま、でもオチはものすっごい「パラレルワールド」オチやったけどねw 「映画通ほどダマされる」って↑の写真にも書いてるけど、そら騙されるわ!! 言ってた事と違う事やってんねんから(笑) えー、原題と邦題が違うのは配給会社が「解りにくい」って思ったからなんでしょう。 邦題の方が、より内容を説明してますね。 8分間でミッションを解決する、って役割を主人公は与えられましたから。 その解決に「ソースコード」を使うのです。 どういう事かというと列車の爆破テロが起こったんですよね。 乗客はほぼ全員死亡、でテロ犯は次の犯行予告もしましたよ、ってのがリアルタイムな状況。 主人公および特捜班は、このテロ犯を見つける為に列車爆破テロの時間に「移動」するのです。 これは「タイムスリップ」ではなく「量子物理学」的な移動だそうで。 その移動に用いられるのが「ソースコード」です。 ま、これだけの説明じゃ解らないですよね(苦笑) でも色々書いてるの長くなるので、このあたりで。 まぁSFなんでね。 キッチリ説明する必要は無いと思ってます。 んで主人公は事件解決に奔走するわけですが、なんせ時間が8分しか無い。 8分経てば現実に戻り、また行っては戻りを繰り返します。 そうそう簡単に犯人なんか見つからんし、そもそも主人公自身も理屈を掴めてないので事件以外の事にも関心持ち始めます。 その内に、自分自身も既に死んでる(厳密に言うと脳だけが生きてる)事に気付いたり、単純な仮想世界では無い事に気付いたり、行った状態で特捜部に電話かけても「違う世界の特捜部」が電話に出る事に気付いたり。 結論としては、やはり過去の世界に行く度に「違う世界」が生まれてるという事です。 オチの段階になり、テロ犯を捕まえ、現実世界には戻らないまま生きていく姿が描かれますが、あれは「仮想世界」で生きるって意味じゃないもんね。 「テロが起こらなかった違う世界」で生きていくっていう意味でね。 だからね〜、あのオチはちょっと解せないのよ。 「夢の中で生きてます」みたいな終わり方ならまだしも、結果的には人の体乗っ取って生きて行ってるわけですから。 その前のシーンのコメディアンを焚きつけて列車内の人達を笑わせてるシーンで終わるのが一番キレイやったと思うねんけど。 あの静止画は良い感じやったからな〜。 オチさえ良ければ、もっと高得点やってんけど、残念!! ※あ、この監督デヴィッド・ボウイの息子なんやって。観てから知ったけどw |
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個人的評価 | 65点 |