タイトル

バーレスク (2010年 アメリカ)

監督 スティーヴン・アンティン
主演 クリスティーナ・アギレラ
鑑賞日 2015年2月20日
一言 非常に面白かった。
やっぱり私は音楽が好きなんだな、と実感した快作でした。

ストーリーはね、もう何処にでも転がってるようなもんなのです。
田舎から上京してきた小娘が栄光を掴む、っていうね。
非常にベタなサクセスストーリー。
店の経営問題とか、ライバルの娘とか、バーテンとの恋愛事情とか。
そのあたりの小話もベタベタ。
悪役には店の買収を狙う金持ち、とかね。

なので、まぁそのあたりでの面白味は一切無いよ。
一切。
ただ、そこがアクセントになってるのは事実。
アギレラ嬢のステージシーンを引き立てる役目を担ってたのは事実。
サイドストーリーが凡庸やったからこそ、ステージが映えたのよね。

アギレラがアカペラで歌い出すシーンは圧巻やったな。
鳥肌立った。
見終えてから、もう1回見たぐらい。

あのシーンもね、アカペラで歌うんやろうな、ってのは誰もが予想出来るぐらいベタな流れやったんですよ。
でも、それが逆に良かったわな。
歌うぞ、歌うぞ、って分かってて実際歌ったから、ウワーーー!!!ってなった。

アギレラ自体には元々何の興味も無かったのです。
彼女がやってる音楽は私のストライクゾーンから外れていたので。
でもそんなアギレラに対して震えたのですから、この映画は本物ですよ。
アギレラのアイドル映画、アギレラのPV、そんな批判は的を射てるとは思います。
でも私は楽しめたので、それで充分。
やっぱり音楽映画は楽しい。
「シカゴ」とか「ムーランルージュ」とかもそうやったけど、非常に震える。
個人的評価 85点