タイトル デビル (2011年 アメリカ)
 
監督 ジョン・エリック・ドゥードル
主演 クリス・メッシーナ
鑑賞日 2013年3月25日
一言 エレベーターに閉じ込められた5人の男女が、何故か次々と死んでいくという話。
どういう解釈で話を持っていくのか、ってのが気になって観ました。
結論から言うと物足りなかったなー。
悪魔の仕業やー、悪魔の仕業やーって騒いでたやつがおってんけど、「いやいやそんな訳ないやろ」って周囲は当然たしなめてたんですよ。
で、結局悪魔の仕業でしたー、って話やもんな。
裁かれていない罪を償わされていった訳です、皆。
まー、犯人は非人間的なものでしたと言わないと説明がつかない殺され方でしたからね、皆。
人間業じゃ不可能やもんな。
タイトルもそのまんま「悪魔」やし。

あとね、最後助かった人いてるじゃないですか。
これが納得いかない。
懺悔したから助かったんですけど、それって悪魔が姿を見せてからでしょ。
そら悪魔出てきたら謝りますよ。
殺される、って思ったら謝りますよ。
その謝罪の気持ちがガチやったから悪魔も許した、って事なんですけどね。
えらい優しい悪魔やで(笑)
他の人は悪魔の姿を見るチャンスもなく殺されていったから、チョット不平等やしな。

「悪魔がいるという事は神もいます」っていうラストも、安易やし薄っぺらかった。
なんじゃそりゃ、ですわ。

エレベーター内の連続惨殺という1ネタで80分間観せた技量は素晴らしいと思ったけど、もうワンスパイス欲しかったな。
ってか、これシャマラン映画やねんね。
知らんかった。
シャマランが若手に映画を作るチャンスを与えた“ザ・ナイト・クロニクル”シリーズの第1弾らしい。
へー。
シャラマンが前面に出ると皆どんでん返しだけを期待するから、裏方に回るのはアリかもね。
個人的評価 50点