タイトル |
猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年 アメリカ) |
![]() |
監督 | マット・リーブス | |
主演 | アンディ・サーキス | |
鑑賞日 | 2014年10月28日 | |
一言 | オリジナルのリブートシリーズ第2弾。 前作の「創世記」も素晴らしかったが、今回も素晴らしかった! どれぐらい素晴らしかったかと言うと、旧シリーズの2作目の50倍ぐらい素晴らしかった!! ま、旧シリーズは1作目以外クソ過ぎるねんけどね(苦笑) 「猿の惑星」つまり「猿が支配する惑星」というタイトルである以上、 最終的に猿が勝利するという結末はありきなんです。 旧シリーズの「前日譚」と銘打ってる訳ですからね。 人間が支配しちゃったら駄目なんです。 なので結末は、どうしても読める。 読めるのに、それでも面白いねんから凄いわな。 前作は「猿ウィルスが広がっていきましたよ〜」ってな流れで終了。 なので今作はウィルスが蔓延し、人類は僅かしか残ってませんよ、って所からスタート。 この少数の人間が猿たちと、どう戦っていくのか。 猿は戦いを望んでおらず、人間達も戦いを望んではいません。 別に猿によって滅ぼされかけてる訳じゃないからね。 でも大多数の人間がそう思ってても、一部意見が異なる人間というのはいます。 一方の猿たちの中でも、リーダーのシーザーは人間に思い入れがありますが、 人間を敵対視している猿もいるのです。 そんな彼等の「憎む気持ち」が少しずつ絡み合って、やがて戦争へと向かってしまいます。 住む所も違う、当然接触する事も無い。 そんな人間と猿が、どうやって戦争に向かっていくのか、と興味深く観てたのですが、 なるほどなるほど。 実際の人類の歴史でも、こういう些細なスレ違いから案外戦争って起こってるのかもしれません。 1人の馬鹿な人間の行動で、全てが台無しになるって事なんです。 直接的には猿を描いてるんですけど、根底にあるのは人間の愚かさ。 人間の愚かさを描いてるから面白いんでしょう。 馬鹿な人間が何人も出てくる。 そこに感情移入する、自分自身を投影する。 だから面白いんでしょう。 続編はあるのでしょうか? 今回で、わりと描ききった気もするけどね。 あ、あと劇場で観たから、より一層感じたのかもしれんけどCG凄かったな。 別にCGを魅せる映画ではないけど、戦闘シーン(猿vs熊やらも含む)ド迫力でした。 帰りの電車では、The Bandの「The Weight」を聴きながら帰宅。 途中でかかった曲やけど、自分のiPodの中に入ってて誇らしく思えたよ。 ちなみに、公開から随分時間が経ったとはいえ、レイトショーとはいえ、2人だけってね(笑) お互いどちらか来なかったら、完全貸切の贅沢なホームシアター状態になったのにな。 |
|
個人的評価 | 75点 |