タイトル

題名のない子守唄 (2006年 イタリア)

監督 ジュゼッペ・トルナトーレ
主演 クセニア・ラパポルト
一言 奴隷のように扱われた女性が、生き別れた子供に希望を見いだす話です。
なにせスリリング。
自分の子供だと確信を得る為に、鍵を盗んだり、家に侵入したり、金庫を開けたり、事故に遭わせたり、と褒められた事は1つもしていないのだが、この時点で既に主人公の側に立ってしまっている自分に気付く。
子供を見つけても奪おうとせず、家政婦として近くにいるだけで良いという姿勢も良かった。
そしてそんな幸せも続かない数奇な運命。
しかも自分の子供では無かった。
鑑賞後冷静に考えると、子供だと勘違いされた少女が一番可哀想だったりするんですけどね。
母親も殺されてしまった訳ですから。
でもそんなツッコミすら興醒めに感じてしまう程の、一大叙事詩です。
個人的評価 90点