タイトル

ファニーゲーム U.S.A. (2007年 アメリカ)

監督 ミヒャエル・ハネケ
主演 ナオミ・ワッツ
一言 不愉快さで評判の映画です。
観た後に不快感が残るのは解っていたのですが、
それでも、いやそれだからこそ観てしまうのは人間の性でしょうか。
観ない方が良い、って言われると余計に観たくなるっていうかね。
ストーリーは、突然現れた若者2人に苦しめられるというもの。
そこに意味も無く、目的もありません。
一家は「ゲーム」という名の下、ただただ惨殺されていくだけです。
不条理ですわ。
解釈は色々とあると思いますよ。
ハリウッド映画へのアンチテーゼだとか、非暴力を訴える映画だとか。
ただね〜、リモコンのシーンとか観客に語りかけるスタイルとか、狙い過ぎな感じもするのよね。
今までに無い事をやる、ってのは悪い事じゃないと思いますし、
スタンダードなものとか定石通りの映画ばかりでもアレなんですが、なんだかな〜。
まぁ演技は上手かったよ、これだけ不愉快にさせられたんですから合格です。
後、今回のはリメイク版らしくってオリジナルのは10年前に撮られているそうです。
ただカメラワークもストーリーも全く一緒みたいなんで、まぁもうオリジナル観る必要は無いわな。
1回でお腹一杯の作品です。
個人的評価 60点