タイトル

ブラインドネス (2008年 日本/ブラジル/カナダ)

監督 フェルナンド・メイレレス
主演 ジュリアン・ムーア
一言 突然人々が原因不明の失明に襲われるというパニック映画です。
まぁ予想通り人間の内面の暗黒面を描いた作品でした。
患者を収容した施設での権力闘争はそりゃぁ酷いもんでしたが、
それは施設に限った話ではなくて、施設から抜け出すと世界そのものが崩壊していました。
主人公は何故か唯一人眼が見え続けたので、まぁ彼女の一人勝ちですわ。
彼女が悪人なら世界を意のままに出来た訳なんですが、ラストは人々の視力が回復していくというもの。
でもこれはハッピーエンドじゃないでしょ。
既に世界の秩序は失われている訳でして、皆が横一線からのスタートとなると
銃を手にした者が力を得、またそれに反抗する組織が出来・・・っていうまぁ今の世の中と一緒なんですけどね。
歴史が繰り返すだけっちゃぁそれまで。
結局人間なんてそんなもんですよ。
個人的評価 65点