タイトル

2012 (2009年 アメリカ)

監督 ローランド・エメリッヒ
主演 ジョン・キューザック
鑑賞日 2011年1月7日
一言 地球が危ない、っていうパニック映画です。
古代からのマヤの予言にある通りに2012年、地球が滅亡しますよと。
地底から噴火しまくるわ、地震多発、津波大量発生、と災害の映像は素晴らしかった。
CGだがVFXだが知りませんが、迫力あり過ぎで映画館で観るべきだったと後悔。
それぐらいに映像は圧倒的でしたよ。
映像だけなら100点かな。
(ラストシーンの地球とか、日本の家が露骨にセットだったりとかツメが甘い箇所もあったけど)
でも正直それだけの映画でした。映像だけの映画。
脚本がショボ過ぎたのは残念。
ストーリーがチープだったのよね。
パニック映画だから人は死んでいくんですが、選ぶ人選が微妙。
例えば大活躍した飛行機のパイロットがあっさり死んだり、主人公の離婚した妻の新しい旦那(「新おにぃ」と呼ぼう)が地味に死んだり。
特に新おにぃなんて最後の大団円に邪魔だから殺されただけんなんじゃないか、と。
主人公と妻が仲直りして子供達とも1つに、っていうありきたりなシーンから排除されただけなんじゃないかと。
可哀想すぎますよ。
あと何故か中国万歳的な描かれ方がされていたのは理解不能。
地球の滅亡を先に気付いた世界各国の首脳陣が総力を結集して「船」を造るんですよ。
来る破滅の日に「船」で生き延びる為にね。
最初は宇宙船やと思ってたんですが、単なる頑丈な船でした。
で、その船を造ったのは中国。
映画中に船の出来映えを観て「さすが中国だ」みたいなセリフがあったんですが正直いらんやろと。
マーケットを狙ってるんだろうけど、そういうのはやめて欲しい。
しかも造ってたのチベットの山奥やしね。チベットは中国じゃねーんだよ!!!!!!!
「フリーチベット!!!」
え〜、ハナシが脱線してしまいましたね。
まぁそんな感じでストーリーはツッコミどころ満載だったんですよ。
自分達だけ船に乗ろうとしてた首脳陣が突然「皆を乗せよう!」と偽善者的な振る舞いをしたり(既に人類の殆どは死んでる状態で)、
主人公が助かろうと船に侵入し、トラブルを起こしてしまい船が動かなくなり、それを主人公が解除するという自作自演に皆が拍手喝采を送ったりwww
天変地異が収まるのを待つ、っていうだけなのもどうなんかな。
結局何も無くなった地球で船に乗った選ばれしものたち(政治家と金持ち)は今後どうしていくのか?
と、脚本は穴だらけだけど2時間半という長い時間を全く感じさせなかった映像は素晴らしかった。
個人的評価 70点