タイトル

ドッグヴィル (03 デンマーク)

監督 ラース・フォン・トリアー
主演 ニコール・キッドマン
一言 最初は「ダンサーインザダーク」の監督の作品だから、ってのとセットが無くチョークで書かれただけ、という舞台設定に興味を引かれて観ました。
なのでこんな内容とは・・・。
そりゃこの監督だから一筋縄ではいく筈も無いですけど・・・。観ている側を挑発する映画です。
どんどん人間の醜い部分を露にしていく過程では、「あなたもそうでしょ?」と問いかけられてる気分です。
ラストもそんな気分です。
このラストでスッキリしてしまう人間は救い様が無いですが、誰もがこのラストを望んでいた事だと想像も出来ます。
スッキリしてしまう自分が嫌、って人もいるでしょう。
単純に不愉快なシーンばかりが続くので観るのが嫌になってしまった人もいるでしょう。
私もこの映画は2度と観る事は無いと思います。
それは自分の弱さに気付かされるから、人間を信じる気持ちが薄れてしまうから。
自分が弱いから観れないし、避けてしまうのでしょう。だからこの映画は非常に評価低いと思います。
映画に娯楽を求めてる人にとっては、この映画は究極の駄作でしょう。
楽しいどころか不愉快になるんですから。でもこの映画は観るべきです。
子供にも見せるべきです。愛だの正義だのを教えるのも言いですが、こういう事があった前提での人間の素晴らしさだと思います。
そういう意味でこの映画は反米映画とも呼ばれたりするんでしょう。
個人的評価 100点