12-13 UEFAチャンピオンズリーグ QF 1st leg
 
  2013.4.2 パルク デ プランス
  PSG 2 0-1 2 バルサ
  2-1
  イブラヒモビッチ(79フン、シウバ) 得点 メッシ(38フン、アウベス)
  マテュイディ(90+4フン、イブラヒモビッチ) チャビ(89フン、PK)
  メンバー
  30 シリグ GK 1 バルデス
           
  26 ジャレ DF 2 D.アウベス
  13 アレックス 3 ピケ
  2 チアゴ シウバ(C) 14 マスチェラーノ
  17 マクスウェル   (84分 15 バルトラ)
    18 ジョルディ アルバ
       
  32 ベッカム MF 16 セルヒオ ブスケッツ
    (70分 24 ヴェッラッティ) 6 チャビ(C)
  14 マテュイディ 8 イニエスタ
  29 ルーカス 10 メッシ
  27 パストーレ   (HT 4 セスク)
    (76分 19 ガメイロ)        
       
  18 イブラヒモビッチ FW 7 ビジャ
  11 ラベッシ   (81分 37 テージョ)
    (66分 7 メネーズ) 9 アレクシス サンチェス
           
              シリグ
ジャレ  アレックス   シウバ  マックス
       ベッカム   マテイディ
 ルーカス               パストレ
        ズラタン ラベッシ
布陣        バルデス
ダニ  ピケ   マスケ  アルバ
       ブスケ
   チャビ    イニエスタ
       メッシ   
       ビジャ     アレクシス
 
  sub
  1 ドゥシェズ GK GK 13 ピント
  3 サコ DF DF 19 モントーヤ
  23 ファン デル ヴィール     MF 11 チアゴ アルカンタラ
  20 シャントーム MF     25 ソング
  シリグ イエローカード D.アウベス
  ベッカム ピケ
  マテュイディ マスチェラーノ
  イブラヒモビッチ ジョルディ アルバ
    レッドカード  
    出場停止選手 ペドロ
  モッタ 戦線離脱中選手 プジョル
    アドリアーノ
           
  集中力シュウチュウリョク欠如ケツジョ
喜んで良いのか悪いのか。
ティトの復帰戦は複雑な結果となりました。

アウェイゴール2点奪ってのエンパテ。
これだけ見れば諸手を挙げて喜んで良い結果なんですよ。
でもそうならないのは、メッシとマスチェラーノが怪我したからです。
両者共に2nd legには間に合いそうもないとの事。
うーん、これは厳しい。
メッシは言わずもがな、プジョルも怪我してる事で層が薄くなってるCBもキツイ。
今日みたいにピケとバルトラのコンビでいくのか?
はたまた久しぶりにソングが出てくるのか、もしくはブスケになるのか。
まさかのアビダル??
いずれにしても、安定感とは程遠い事になるのは間違いない。

いやね、PSGは恐れるに足りない相手だとは思うんですよ。
今日の内容観てもね。
普通にやったら勝てる。
今日だって序盤こそ勢いに任せてペース握ってましたが、後半からガクッと失速したもんね。
パストーレ、ラベッシ、ベッカムといった前半元気だった面々が、後半は完全に消えていた。
まぁそんな彼等を当然のごとく交代させたアンチェロッティは流石だな、とは思いましたけどね。
なんだかんだで同点に追いつけたのは、アンチェロッティ采配によるものだと思います。
流石は、面白くないけど勝率だけは高い監督やで!!

2nd legも、とりあえずルーカスは抑えないといけませんがね。
彼は90分通して非常に厄介。
嫌な所嫌な所に顔出してくるし、キッチリ仕事するし。
それからズラタンね。
視聴率が欲しいUEFAの拝金主義により、出場停止処分が解け出られるようになったイブラヒモビッチさんです。
UEFA的には出して正解やったね。
結局1ゴール1アシストやもんな。
ピケもマスチェラーノも対応には凄く苦労してたし。
バルデスのパラドンが無かったら、もう2点は取られてたしね。
やっぱり現役最強のCFである事は間違いないわ。
9番らしい9番という意味では最強ですわ。
まぁゴールは完全にオフサイドやったけどね(苦笑)
このレベルの試合では見逃してもらったら困るよ、というぐらいの完全なるオフサイド。
もうね、出場停止が解除された件といい、この得点といい、黒いUEFAの影しか見えないんですけどね(笑)
いや、これ言うとアレクシスのPKゲットもダイブやろ!!ってアンチクレの人は言うと思う。
はい、あれは確かにダイブです。
ダイブですけど、シリグも完全に足掴んじゃってたのでPKという判定は間違い無いです。
つまりアレクシスは演技しなくてもPKだったプレーで演技しちゃったわけです。
可愛いでしょ?なので、そこは許してあげて下さい(苦笑)

チアゴ・シウバも現役最高のCBという呼び声に応える活躍でした。
最終ラインで抜きん出た存在でしたね。
ちょっと格が違ったよ。
2nd legでも簡単にはゴール奪えなさそうやわ。

というね、個々人ではやっぱり良い選手は揃ってるPSG。
でもチーム全体で見れば、まだまだバルサが負けるようなチームではない。
だから2nd legも普通にやれば大丈夫なんです。
大丈夫なんですけど、そういう油断が招いたロスタイムの失点だったとも思うのです。
どう見ても集中力切れてたでしょ?
バルデス的には、目の前でバルトラにシュートが当たってるから止めようがない失点だったと思います。
だからGKは責められない。
もうチーム全体の集中力の欠如が与えた失点だったと思う。
「あぁ勝った勝った」みたいな雰囲気になっとったでしょ。
あれはアカンよね。
しかもセルタ戦に続いて2試合連続やから。
これはイカンですよ。
プジョルがおらん弊害やと思う。

あ、バルサの出来の話を全くしてなかったね。
えー、先制点は素晴らしかった。
ダニの右足アウトサイドでのスルーパスが絶妙過ぎた。
完璧!
そしてレオのフィニッシュは言わずもがな。

2点目については、↑でも少し話ましたけど、これもセスクのヒールキックスルーパスが見事でしたね。
チャビのPKは、コースがバレバレ過ぎてヒヤヒヤしたけどシリグが舞い上がってくれていて助かった。

攻撃面では、アレクシスの出来が相変わらず良くなかった。
突破も出来ないし、ダイレクトで撃たないといけない絶好機でトラップしちゃって防がれたりとか。
うーん。
相変わらず悩めるサンちゃんですなぁ。
むしろなんでスタメンやったの?
セルタ戦でも結果出したテージョが、そのまま先発で良かったと思うんですけど。

ビジャも目立つ事が出来なかった。
あのミランとの2nd leg同様CFの位置に入ってましたが、この日は仕事出来ず。
ダニの為に右サイドは空けてるような選手配置でしたが、あのミラン戦ほどにはダニもオーバーラップ出来なかったので、ちょっと中途半端なカタチになったかな。
結局ビジャが右に流れる事も多くなってたし。

中盤より後ろは悪くなかったので、問題は前線やなぁ。
2nd legはメッシもいないので、どういう組み合わせでいくのか?
ペドロは間に合うのか?
ちょっと心配やね。
これぐらいの危機感がないと、逆に取りこぼしてしまいそうっていう雰囲気もあるのでポジティブに捉える事も出来ますが。

ちなみに、この試合のMOMはバルデスだと思います。
パラドン連発でチームを引き締めましたから。