12-13 UEFAチャンピオンズリーグ R-16 1st leg
 
  2013.2.20 ジュゼッペ メアッツァ
  ミラン 2 0-0 0 バルサ
  2-0
  ボアテング(57フン、サパタ) 得点  
  ムンタリ(81フン、エルシャラウィ)  
  メンバー
  32 アッビアーティ GK 1 バルデス
           
  20 アバーテ DF 2 D.アウベス
  17 サパタ 3 ピケ
  5 メクセス 5 プジョル(C)
  21 コンスタン   (88分 14 マスチェラーノ)
    18 ジョルディ アルバ
       
  23 アンブロジーニ(C) MF 16 セルヒオ ブスケッツ
  18 モントリーボ 6 チャビ
  4 ムンタリ 4 セスク
  10 ボアテング   (62分 9 アレクシス サンチェス)
  92 エル シャーラウィ  
    (88分 12 トラオレ)        
       
  11 パッツィーニ FW 10 メッシ
    (75分 19 ニアング) 17 ペドロ
    8 イニエスタ
           
           アビアティ
アバテ  サパタ   メクセス  コンスタン
         アンブロ
   モントリボ     ムンタリ
プリンス             エルシャラ
        パッツィーニ
布陣        バルデス
ダニ  ピケ   プジョル  アルバ
       ブスケ
   チャビ    セスク
ペドロ           イニエスタ
       メッシ
 
  sub
  1 アメリア GK GK 13 ピント
  2 デ シリオ DF DF 19 モントーヤ
  76 ジェペス     MF 11 チアゴ アルカンタラ
  36 クリスタンテ MF     25 ソング
  22 ボヤン FW FW 37 テージョ
  メクセス イエローカード ピケ
  ニアング セルヒオ ブスケッツ
    レッドカード  
    出場停止選手  
    戦線離脱中選手 ビジャ
    アビダル
           
  油断ユダン不運フウン
結果を知ってしまってから観戦。
なので、「如何にしてバルサは敗れてしまったのか?」という観点で90分間観ました。
結論としては、油断と不運。
これに尽きると思います。
少しのボタンの掛け違えで、こういう結果になっただけだな、と。
まぁただそこがフットボールのオモシロい所であり、怖さでもあるんですけどね。
普通にやったら楽勝な相手に0-2で負ける、これがフットボールの醍醐味ですわ。

えー、では敗因分析。
まずは「油断」について。
これはもうね、UEFAのせいでもあるよ。
昨季も4回戦ってるんですよ、ミランとは。
そんでもって、その結果として「ミラン恐れるに足らず」という結論に至ってるわけですよ。
で、そんな去年のミランと比べて今年のミランはどうか?
ハッキリ言って去年より戦力としては落ちてるんですよ。
財政難の影響で、攻守の大黒柱であるズラタンとチアゴ・シウバを放出した訳ですからね。
確実に弱くなってるんですよ。
セリエでも結果出てないし。
そんなミランに対してね、油断が生じてしまったのはある意味仕方ない。
人間だもの。
無理もない。
試合が始まってからもね、こっちは7割近くボールを支配してたわけですよ。
それに対してミランは何をしていたか。
便宜上「前線」として配置されている3人までもが中盤の奥深くにまで下がってディフェンスしてたんですよ。
ボアテングやエルシャラウィなんかはSBの位置でプレーしてた時間もありましたしね。
それぐらいガッツリと下がってたんですよ。
そんなチーム相手にね、「ギアを緩めるな!!」というのは言うのは簡単やけど実行するのは難しい。
ハードスケジュールの中、ミラノくんだりまで来てね、フルスロットルで行くのは厳しい。
バルサからしたら、別にスコアレスドローでもOKですからね。
その結果を受けて、2nd leg普通にカンプノウで叩けばエエだけやから。
実際昨季の決勝ラウンドでの戦いなんて、そういうパターンになりましたからね。

この日のバルサに足りなかったのは強引さや遮二無二さ。
無理からでもゴールをこじ開けたるぞ!!という気迫。
流石に2点取られてからは、そういう気持ちも出てましたが時すでに遅しでしたので。
綺麗に崩そう綺麗に崩そうとし過ぎたね。
相手があんなんやったから、そういう気持ちが出てしまうのはしゃーないねんけどね。
もっとミドルシュートとか撃って良かった。
そうすればグラナダ戦みたいなゴールシーン(セスクミドル→GKこぼす→レオPUSH)も産まれたかもやし。
しかも今日のGKはアビアーティやったからね。
言っちゃ悪いけど、多少甘いシュートでも入るGKやねんからガンガン撃っても良かった。

続いて「不運」について。
これはもう言うまでもなく1失点目の場面ですわ。
あれをハンドと取るべきか取らざるべきか。
確実に手には当たってる。
問題は「当てた」のか「当たった」のか。
あれだけ至近距離からのリバウンドボールだったので「当たった」と解釈されても間違いではない。
しかしなー、これはクレやから言うわけじゃないけど手を挙げ過ぎてたのが引っかかるのよね。
あれだけ手を高々と挙げられると「手を使った!!」と言いたくなりますよ。
まぁ問題はそんな事よりも、ハンドだと判断してプレーを止めてしまった事にあるんですけどね。
この原因は1つ目の「油断」に繋がっていくので、これ以上は割愛。

うーん、2nd legどうなりますかね。
基本的にバルサがやる事もミランがやる事も変わらないでしょう。
この日の2-0となって以降の時間帯での展開がカンプノウで繰り広げられると思います。
バルサはピッチと観衆を味方につけ、焦らず冷静にファイトすれば求める結果は得られると思います。
ロビーニョとバロテッリが馬鹿騒ぎしてたのにイラっとしたので、是非とも目に物見せてやってほしい!!
デポルの魂を引き継ぎ、デポってやったら良いんですよ!!!!