12-13 UEFAチャンピオンズリーグ 準決勝ジュンケッショウ 2nd leg
 
  2013.4.30 サンチャゴ ベルナベウ
  マドリー 2 0-0 0 ドルトムント
  2-0
  ベンゼマ(83分、エジル) 得点  
  セルヒオラモス(88フン、ベンゼマ)  
  メンバー
  41 ディエゴ ロペス GK 1 ヴァイデンフェラー(C)
           
  15 エッシェン DF 26 ピシュチェク
  2 ヴァラン 4 スボティッチ
  4 セルヒオ ラモス(C) 15 フンメルス
  5 F.コエントラン 29 シュメルツァー
    (57分 8 カカ)  
       
  19 モドリッチ MF 8 ギュンドアン
  14 シャビ アロンソ 6 S.ベンダー
    (67フン 6 ケディラ)   (90+1分 27 F.サンターナ)
  22 ディ マリア 16 ブワシュチコフスキ
  10 エジル 10 ゲッツェ
  7 C.ロナウド   (14分 19 グロスクロイツ)
    11 ロイス
       
  20 イグアイン FW 9 レバンドフスキ
    (57フン 9 ベンゼマ)   (87分 5 ケール)
           
            ロペス
エシアン  バラン   ラモス  コエント
      モドリチ   アロンソ
 ディマリア   エジル    ロナウド
         イグアイン
布陣          バイデンフェラー
ピシュ  スボティチ   フンメル  シュメル
     ギュンドアン   ベンダー
  クバ      ゲッツェ       ロイス
         レバンドフスキ
 
  sub
  1 カシージャス GK GK 20 ランゲラク
  3 ペペ DF MF 7 ライトナー
  18 R.アルビオル     18 ヌリ サヒン
  29 アルバロ モラタ FW FW 23 シーバー
  セルヒオ ラモス イエローカード ヴァイデンフェラー
  F.コエントラン ギュンドアン
  ケディラ S.ベンダー
  イグアイン  
    レッドカード  
    出場停止選手  
    戦線離脱中選手  
   
           
  ホコりをって舞台ブタイ
熱い試合やったね。
胸が熱くなる試合でした。
マドリーは敵ながらアッパレやで!!

3点取らなくちゃいけないマドリーだったんです。
つまりドルトムントは3点の余裕があったんです。
にも関わらず、試合は常に「1点差」のような状態で進んでいきました。
つまり、ギリギリの切迫した試合だったという意味です。

何故にそうだったのか?
ドルトムントは、もっとゆとりを持って試合を運べたのではないか?
そう疑問を持つ方もいらっしゃる事でしょう。
でもドルトムントのチーム関係者全員が理解していたんでしょうね、1点取られたら一気に試合をもっていかれるという事を。
実際それは正解で、マドリーが1点取ってからの勢いたるや。
試合時間が後5分長ければ、どうなっていたか分からなかったでしょうね。
セルヒオ・ラモスが2点目ブチこんだ瞬間なんて、マドリディスタにはウェンブリーが見えてたでしょうから。
だからこそドルトムントは常にフルで戦ってたんでしょう。
手を抜いた瞬間にやられるという事を理解していたから。
そして大逆転劇、というのを自らが(マラガ戦で)行った経験がある事もその意識に拍車をかけた事でしょう。

いやー、それにしても惜しかったねマドリー。
頑張ったマドリー、夢を見させたマドリー、誇りをもってピッチを後にしたマドリー。
そんなマドリーに敢えて(トータルで)勝てなかった原因を挙げるとするならば、この試合の前半やね。
前半開始からチャンスを立て続けに外し過ぎたのが敗因かと。
15分ぐらいまでに超決定機が3本あったでしょ。
イグアインのとロナウドのとエジルの。
あれが全部決まってたら、あの時点で逆転ですよ。
贅沢を言わず、せめて1本でも決めてたらバルサがミランにかましたのと同様の結果も期待出来た。
特にイグアインのは開始直後やったからね。
あれをちゃんと決めていれば、一気に勢いに任せられたやろうから。
ヴァイデンフェラーも頑張ってたとはいえ、パラドンと言うよりはむしろシュートする側がGKに当てちゃいました、っていう感じのが多かったからな。
プレッシャーもあったやろうけど。
しかも彼等3人は、これを外しちゃった影響からか、その後のプレーも良くなかった。
特にロナウドが不調だったのは、全マドリディスタの計算外だった事でしょう。
あんなに目立つ事がないロナウドってのも近年珍しいよね。

それとは逆に頑張ってたのはモドリッチ。
ユナイテッド戦のゴールといい、今日の活躍といい、大事な場面で存在感発揮してますわ。
正直言って今季シーズンを通して活躍出来たとは思えませんが、この重大局面では高額な移籍金に見合うパフォーマンスを見せられていると思います。
後はベンゼマ、カカの途中投入組も良かったね。
そんでもってディエゴ・ロペスね。
しっかりとカシージャスの穴を埋めるセービングを披露しました。
まぁ穴っていうか、モウリーニョがしょーもない事しなかったら穴でも何でもないねんけどね。
ホンマ阿呆やからな、あのポルトガル人監督は。
どのみち使わないんやったらベンチにも入れんかったらエエのにな。
意味がわからん。
アダンの立場も無さすぎるやろ。
当時は平然と「カシージャスよりアダンの方が上」とか言ってたのにな。
勿論そんな言葉世界中の誰も真に受けてなかったけどねwww

と、話が脱線してしまった。
とりあえずディエゴ・ロペスはチーム内の下らない内紛にも巻き込まれる事無く自分の仕事をしっかりとやっておりました。
ドルトムントが外しまくった、ってのもあったけどね。
マドリーにお付き合いしてしまったのか、これは決めなアカンやろってのを悉く外しておりました。
ギュンドアンのチャンスとか、外す方が難しいで。
レヴァンドフスキのバー直撃のは同情の余地ありでしたが。

と、まぁそんなこんなでドルトムントが突破決定。
これぞCLという実に熱い試合だったと思います。