12-13 UEFAチャンピオンズリーグ グループD ダイ4セツ
 
  2012.11.6 サンチャゴ ベルナベウ
  マドリー 2 1-2 2 ドルトムント
  1-0
  ペペ(34分、エジル) 得点 ロイス(28分、レバンドフスキ)
  エジル(89フン直接チョクセツFK) O.G.=アルベロア(45フン
  メンバー
  1 カシージャス(C) GK 1 ヴァイデンフェラー
           
  4 セルヒオ ラモス DF 26 ピシュチェク
  2 ヴァラン 4 スボティッチ
  3 ペペ 15 フンメルス
  17 アルベロア 29 シュメルツァー
    (77分 8 カカ)  
       
  19 モドリッチ MF 8 ギュンドアン
    (HT 15 エッシェン)   (80分 44 ペリシッチ)
  14 シャビ アロンソ 5 ケール(C)
  22 ディ マリア 11 ロイス
  10 エジル   (74分 6 S.ベンダー)
  7 C.ロナウド 10 ゲッツェ
      (90+1分 7 ライトナー)
    19 グロスクロイツ
       
  20 イグアイン FW 9 レバンドフスキ
    (HT 21 カジェホン)  
           
          カシージャス
ラモス  バラン   ペペ  アルベロ
     モドリチ   アロンソ
 ディマリア  エジル    ロナウド
        イグアイン
布陣          バイデンフェラー
ピシュ  スボティチ   フンメル  シュメル
     ギュンドアン    ケール
  ロイス     ゲッツェ       グロス
         レバンドフスキ
 
  sub
  13 アダン GK GK 20 ランゲラク
  11 R.カルバーリョ DF DF 24 レーベ
  18 R.アルビオル     27 F.サンターナ
  24 ナチョ   FW 23 シーバー
    イエローカード フンメルス
    グロスクロイツ
    レッドカード  
    出場停止選手  
    戦線離脱中選手  
   
           
  妥当ダトウなエンパテ
ドルトムント7ポイント、マドリー6ポイント、とドルトムントが1歩リードした状態で迎えたベルナベウ決戦。
マドリーとしてはヴェストファーレンでの雪辱を果たしたかったでしょうが、またしても勝利をもぎ取る事が出来ませんでした。

常にドルトムントがリードする展開で試合は進んでいきます。
抜け出したロイスが豪快に右足を振り抜いて、まずはドルトムントが先制。
するとマドリーは、セットプレー崩れからペペが頭で飛び込んで同点。
しかししかし、前半終了間際、ロスタイム突入直前、ゲッツェの完璧なトラップ&持ち出し&ループシュートでドルトムント勝ち越し。
(記録はアルベロアの自殺点になったみたい。リプレイでじっくり観るとゲッツェとアルベロアのツインシュートみたいになってたから、もう別にゲッツェのゴールで良いやん!!って思うけどね)
追いすがるマドリーは、ようやく後半終了間際、エジルのFKで追いつきました、とさ。

得点経過を、ザッと振り返るとこんな感じです。
ドルトムント惜しかったよ。
最後の最後やもんなー。
ヴァイデンフェラーせめて弾きたかったよな。
カシージャスなら止めてたと思うよ。
でもああいうのが捕れそうで捕れない、ってやつなんかなー。
ううむ。

ただまぁ内容としてはエンパテが妥当かな。
前半はドルトムント、後半はマドリーの試合やったと思います。
前半はドルトムントの左サイドが主導権握ってたもんね。
あそこを軸に攻める事が出来たのが大きい。
そんでもって、レバンドフスキの2つのポストプレーね。
ゴールに繋がったのは、いずれも彼の前線での強さの賜物。
すっかりCFらしいCFになったなぁ。
あのへんは、ルーカス・バリオス直伝、って感じなんかな。
それとも勝手に技を盗んだのか。

この試合でも、そしてグループ内の順位的にも逆転を狙いたいマドリーとしては、当然後半打って出てきました。
ベルナベウで勝ちを逃す、なんて有り得ないしね。
で、モウリーニョは2枚代えを敢行。
モドリッチに代えてのエッシェンは、キャラクターだけを見れば守備的な選手交代。
しかし中盤でのディフェンスを強化し攻撃に繋げたい、という意図だったんでしょう。
もしくはシャビアロンソを攻撃に専念させる、という意図ね。
モドリッチとアロンソのドブレピボーテは、2人共が長短の素晴らしいパスを展開出来るという意味では至極魅力的なコンビ。
しかしながら、どちらもディフェンスには強さを見せられないキャラですから。
結局ドルトムントにそこを攻められる時間が長くなると、元も子もないからね。

イグアイン→カジェホンは、ちょっと予想外やったね。
その後の布陣も含めて。
CFがいなくなり、どうするのかと思いきやディマリアをCFに入れて、その後ろにロナウドが入る格好に。
そんでもって両サイドは右にエジル、左がカジェホンでした。
まぁディマリアとロナウドは入れ替わったり、2トップみたいになったりと流動的ではあったけどね。
そんでもってカカが入ってからは更にスクランブルに。
後ろは殆どバランとペペの2バックで、2-2-4-2みたいな感じでした。
ギリギリオフサイドで取り消されたゴールとか、惜しい場面も数え切れないぐらいありましたね。
(マドリディスタはオンサイドと思ってるやろうな)
ディマリアのCFって正直どうなん?エジルの右サイドもどうなん?ロナウドのトップ下もどうなん?って思ってたけど、わりかしスムーズ。
従来と違う変化も出たりして、これはこれで良かったんかなー。
カカの推進力は相変わらず、言わずもがなで高かったしね。

ドルトムントは逃げ切りたかったやろうけど、流石に厳しかったか。
最後の最後まで惜しかったけど、守りきれなかった事を責めるのは酷というもの。
あれだけのアタックを凌ぎきれるチームなんて、そうはいないからね。

それにドルトムントの首位は変わらず、やし。
トータルでマドリーにも競り勝ったという事実は、今回勝利を逃した事で色褪せるものではありません。
見事でしたよ。