12-13 UEFAチャンピオンズリーグ グループD 第1節 | ||||||
2012.9.18 サンチャゴ ベルナベウ | ||||||
マドリー | 3 | 0-0 | 2 | シティ | ||
3-2 | ||||||
マルセロ(76分、ディマリア) | 得点 | ジェコ(68分、ヤヤ) | ||||
ベンゼマ(87分、ディマリア) | コラロフ(85分、直接FK) | |||||
ロナウド(90分、マルセロ) | ||||||
メンバー | ||||||
1 カシージャス(C) | GK | 1 ハート | ||||
17 アルベロア | DF | 3 マイコン | ||||
2 ヴァラン | (74分 5 サバレタ) | |||||
3 ペペ | 4 コンパニ(C) | |||||
12 マルセロ | 33 ナスタシッチ | |||||
22 クリシー | ||||||
14 シャビ アロンソ | MF | 14 ハビ ガルシア | ||||
6 ケディラ | 18 バリー | |||||
(73分 19 モドリッチ) | 8 ナスリ | |||||
15 エッシェン | (37分 13 コラロフ) | |||||
(65分 10 エジル) | 42 トゥーレ ヤヤ | |||||
21 D.シルバ | ||||||
(63分 10 ジェコ) | ||||||
20 イグアイン | FW | 32 テベス | ||||
(73分 9 ベンゼマ) | ||||||
22 ディ マリア | ||||||
7 C.ロナウド | ||||||
カシージャス アルベロ バラン ペペ マルセロ アロンソ ケディラ エシアン ディマリア ロナウド イグアイン |
布陣 | ハート マイコン コンパニ ナスタ クリシ ハビガル バリー ナスリ ヤヤ シルバ テベス |
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sub | ||||||
13 アダン | GK | GK | 30 パンティリモン | |||
4 セルヒオ ラモス | DF | DF | 6 レスコット | |||
5 F.コエントラン | MF | 17 ロドウェル | ||||
8 カカ | MF | FW | 16 アグエロ | |||
イエローカード | コンパニ | |||||
ハビ ガルシア | ||||||
ジェコ | ||||||
レッドカード | ||||||
出場停止選手 | ||||||
戦線離脱中選手 | ||||||
無茶苦茶 | ||||||
前半はほぼマドリーペースでした。 シティの攻撃は単発のカウンターのみ。 それもヤヤが牽引車となってグイグイ引っ張っていった時にしか、可能性は感じられなかった。 ヤヤの推進力頼りなオフェンス。 シルバは殆ど輝けず、テベスも前線で柱となれず、ナスリは何も出来ないまま途中で負傷退場。 (ナスリoutコラロフinで、シルバが右に回り、コラロフが左SHへ) これではカシージャスが全くといって良いほど画面に映らなかったのも当然と言えば当然。 バランでCB大丈夫なんかいな?マルセロもディフェンス軽いぞ、と試合前は思ってたけど、彼等の真価が問われる場面も無かった。 そんなこんなで、攻めてたのは殆どマドリー。 でも迫力はそんなに無かったよね。 基本的にはロナウドの中長距離砲と、ディマリアのキラーパスのみな攻撃。 イグアインはいてたっけ??っていうぐらい存在感無かった。 1本ロナウドのミドルをGK直前で頭で合わせて角度変えた惜しいシュートあったぐらいですわ。 ホンマあれぐらい。 結局あれもハートの引き立て役になっただけやしね。 ハートは決定機3本ぐらい止めて、能力の高さを見せつけてましたよ。 やったら出来る子やからね。 前半のマドリーの内容観る限りでは、エジルやカカ、モドリッチといったゲームメイク出来る選手を中盤から外した意図は不明でしたわ。 エッシェン、ケディラは頑張ってたけど創造性は皆無やからなぁ。 もうワンアクセント、って場面でチカラ発揮出来る選手ちゃうから。 後半はイジってくるんかねー。 で、後半。 ハーフタイムでの選手交代は無し。 つまり両者やり方は変えず、って事で展開も変わらず。 基本はマドリーが攻めてシティさんがそれを防ぐ、という構図で試合は流れていきます。 前半と違った点は、得点が入った事やね。 それもシティさんに。 得てしてこういう試合展開では守ってる側がゴールを決めるものなんですが、それをやってのけましたよシティさんは。 ここでも牽引車となったのはヤヤ。 ボールを奪ってからの見事な突破力でマドリーDF陣を置き去りにし、ジェコへ決定的なラストパス。 もうジェコはゴールへ流し込むだけでしたよ。 勿論カシージャスが守るゴールですので、簡単な作業ではないけどね。 ただジェコほどのCFならば決めなければいけない場面だったとも言えるでしょう。 シティさんが先制した事によって、ここから試合は加速していきました。 ええ、もうね加速どころのハナシではなくなったよ。 最終的には「無茶苦茶」の一言に尽きる試合になっちゃった。 率直な感想としては、「なんじゃ、この試合!?」です。 フットボールの醍醐味が詰まってたとも言える試合ですけど、両者共にどっちもどっちな内容でしたね。 シティさんを応援してた私からすれば、がっかり感が強いです。 いやー、あそこまでいったんなら、せめて勝ち点1は持って帰ろうよ・・・。 えー、では試合の話に戻りますか。 先制されたマドリーは、より攻撃に比重を置いた試合運びをしてきました。 「総攻撃」という形容が相応しいような攻め。 あれを守る術は現状のシティさんは持ち合わせてないわな。 マドリーの攻撃にそれほど迫力があったとは言わないけど、シティさんの守備の方がより甘かった。 ただただ引いてるだけじゃアカンで・・・。 マルセロの同点ゴールにしても、「不運」で片付けたらアカンで。 「不運」と言って良いのはハートだけ。 そらミドルシュートがGK直前でDFに当たり角度が変われば、GKとしてはノーチャンスです。 だからGKは「不運」と言っても良い。 でも全体の守りとしては、あそこで撃たせた事がもうダメなポイントなんです。 しかもあの場面が初めてじゃなかったしね。 それまでもマルセロ、ロナウド、シャビアロンソに同じ様なカタチで撃たれてましたから。 だからやられるべくしてやられたゴールですわ。 でももっと悪い事がこの後起きます。 同点とされたシティさんですが、再度得点を奪い、一度は逆転に成功します。 コラロフの長距離FKが、今度は幸運を招きます。 シャビアロンソに当たって、カシージャスを惑わし、直接ゴールインです。 リプレイで観ると、シャビアロンソに当たってるような当たってないような、そんな軌道でしたがね。 いずれにしても、カシージャスにとっては厳しいボールとなりました。 コラロフは昨季もCLでFK決めてるし、ここぞという場面では頼りになる男やね。 ビッククラブでは、こういう一芸を持ってると基本サブの立場でも生き残っていけるよね。 必要な場面、ってのが判りやすく出てくるから。 えー、さてさて不穏な空気漂うベルナベウとなりました。 正直この時点でシティの勝利を私は確信しましたよ。 「不運」な失点を「幸運」な得点で返す、っていう流れも良かったしね。 もうマドリーの攻めにも慣れてきたやろうし、いけるやろう、と。 でもこの考えは甘かった。 まずは逆転した直後にベンゼマに決められて、試合は振り出しに。 この失点で意気消沈してしまったのか、ロスタイム突入直前には逆転を許してしまいます。 ベンゼマのミドルも、ロナウドの切り込んでからのシュートも防げた失点だと思う。 どちらに対しても、もっと体寄せようや。 ナスタもサバレタも、もうチョット粘ろ。 コンパニも体張ろ。 最後のロナウドの決勝点シュート。 あれは顔面ブロックして欲しかったね。 よけた事によってハートは全く準備出来てなかったし。 ちょっと酷かった。 デビューした頃からコンパニを追いかけてる身としてはちょっと残念な対応でした。 前半もロナウドのフェイントに置き去りにされてた(この場面はハートがパラドン!)しなぁ。 君は世界的なセントラルになれる選手なんだから!! まぁシティの守りの話、もといマンチーニがヘタレな話ばかりしててもしゃーないんで、マドリーの話もしますか。 結果的には勝利。 不穏なチーム状態の中(ロナウドの「悲しい」発言、セビージャ戦での完敗)、絶対に必要だった勝ち点3を得た事にチーム関係者は安堵している事でしょう。 モウリーニョの早期解任を願う身としては残念な結果になりましたけどね。 でも内容はイマイチだった、って事は確認出来ましたよ。 エジル、モドリッチ、ベンゼマを入れて攻撃に厚みを持たせても、結局はロナウド頼りだったからね。 この世界でも1、2を争うクラックに頼るのは当然と言えば当然なんですが、それにしてもファンタジーが無さすぎる。 モドリッチに関しては、すぐに結果を出せというのは酷ではあるがね。 これはもうモウリーニョの問題ですわ、やっぱり。 モウリーニョ限界なんじゃないのか、と思いますよ。 ロナウドがゴールした後、滅茶苦茶喜んでたけど、あれは率直な感想やろうな。 自分自身でもヤバい、と思ってたやろうから。 まぁモウリーニョは悪運強いわ。 それに引き替え、マンチーニはね・・・。 結局アグエロは使わなかったのか、使えなかったのか・・・。 コラロフのゴールが決まった時は勝ち誇った笑顔見せてたけど、それも今となっては空しいで。 やっぱマンチーニはアカンは(苦笑) |
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