12-13 UEFAチャンピオンズリーグ グループE 第5節 | |||||
2012.11.20 ユベントス スタジアム | |||||
ユーベ | 2 | 2-1 | 2 | チェルシー | |
0-1 | |||||
クアリアレッラ(38分、ピルロ) | 得点 | ||||
ビダル(61分、アサモア) | |||||
ジョビンコ(90+1分、ビダル) | |||||
メンバー | |||||
1 ブッフォン(C) | GK | 1 ツェフ(C) | |||
15 バルザーリ | DF | 2 イバノビッチ | |||
19 ボヌッチ | 24 G.ケイヒル | ||||
3 キエッリーニ | 4 ダビド ルイス | ||||
3 アシュリー コール | |||||
26 リヒトシュタイナー | MF | 12 ミケル | |||
(68分 4 M.カセレス) | (71分 9 F.トーレス) | ||||
21 ピルロ | 7 ラミレス | ||||
22 アサモア | 28 アスピリクエタ | ||||
23 ビダル | (60分 13 モーゼス) | ||||
8 マルキージオ | 11 オスカル | ||||
10 マタ | |||||
9 ヴチニッチ | FW | 17 アザール | |||
(83分 12 ジョビンコ) | |||||
27 クアリアレッラ | |||||
(89分 6 ポグバ) | |||||
ブッフォン バルザリ ボヌチ キエリニ リヒト ピルロ アサモア ビダル マルキジオ ヴチニチ クアリアレラ |
布陣 | ツェフ イバノ ケイヒル ルイス コール ミケル ラミレス アスピリ オスカル マタ アザール |
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sub | |||||
30 ストラーリ | GK | GK | 22 ターンブル | ||
7 S.ペペ | MF | DF | 34 バートランド | ||
24 ジャッケリーニ | MF | 6 オリオル ロメウ | |||
32 マトリ | FW | 21 マリン | |||
35 ピアゾン | |||||
ボヌッチ | イエローカード | ラミレス | |||
マルキージオ | |||||
ジョビンコ | |||||
レッドカード | |||||
出場停止選手 | |||||
戦線離脱中選手 | |||||
白熱のデスマッチ | |||||
チェルシーは直接対決でシャフタールに負けてるから、ポイントは同じでも2位です。 そんなチェルシーの、この日の最大にして唯一の目標は「勝ち点を持って帰ること」です。 そうです、引き分けで良いんです。 最終節はホームでノアシェランと対戦なんですから、もうここは引き分けでもOKなんです。 あくまでも最終節に勝利する、という前提ありきですけどね。 まぁそこは大丈夫でしょ。 ユーベは是が非でも勝ち点3が欲しい所。 最終節はウクライナに乗り込まなくてはいけませんからね。 今日勝てば、最終節ドローでもOKになりますが引き分けだと、次は絶対勝たなければいけなくなる。 もっと言えば、今日負けちゃうと終戦な可能性もあります。 チェルシーは負けたくない、っていう意向がシステムにも出てましたね。 アスピリクエタを右SHで起用し、右サイドにイバノビッチと二重の防波堤を築いてきました。 そしてCFにトーレスではなくアザールを起用。 アザールの方が守備が強い、って事は特別無いねんけど中盤を厚くしようという狙いだったんでしょう。 アザールは1トップって言うか、0トップみたいな感じやったからね。 オスカルかアザールのどちらかが前に出て行く、みたいな。 オスカルが素晴らしい出来でしたね。 あのテクニック、あの突破力。 すっかりスタンフォードブリッジでのユーベ戦で自信をつけたのでしょうか? 完全に攻撃の牽引者となっておりました。 良い時のカカを彷彿とさせる動きでしたよ。 良い選手やわー。 オスカルが2人3人とかわしてアザールにお膳立てした場面があったんですけど、あれ決まってたらスーペルゴラッソでしたよ。 アザールはキッチリ決めて欲しかったね。 トーレスじゃないねんから(苦笑) チェルシーの攻撃は、基本的にはこのコンビと左サイドのマタのみ。 彼等3人のみ。 だがしかし、それだけでも脅威。 充分に得点を狙えるトリオでありました。 ユーベは、いつも通りの3-5-2。 ただ相手が0トップ気味だったので、後ろに3枚もCBを置く意味は全く無し。 なので基本的にはキエッリーニが結構前線に行ってましたね。 もしくはボヌッチが。 チェルシーが基本的には守りに入ってきた事もあって、中々ユーベはチャンスを作れませんでしたな。 どちらのペースって事でもなく五分五分やったとは思うけど。 それでもリヒトシュタイナーのとか、マルキジオのとか、普通なら決まっててもおかしくない場面はあった。 でも普通のGKが守ってるわけじゃないですからね。 ツェフが守ってるんで、「チャンスを外した」という感覚にはならないですよ。 あれでツェフの牙城を崩そうなんて甘い、という感覚になります。 そこで違いを見せたのがクアリアレッラ。 一流のストライカーである、という所を全世界にアピールですよ。 ピルロのミドルシュートに反応し、キッチリとコースを変えてゲットゴールです。 ピッポばりの嗅覚やで。 イタリアの伝統芸能やわな、ああいうのは。 前半はユーベ1点リードで折り返し。 勝たなければいけないユーベが先制し、引き分けでも良いチェルシーが追いかける、というのは非常に理想的な展開。 どちらのサポでもない私からすればね。 って事で、期待を抱いて後半へ。 前半は滅茶苦茶眠たいコンディションで観たにも関わらず、全くウトウトならなかったからね。 つまりそれだけ見所が多かった試合という事です。 んで、後半。 攻勢をかけたのは、リードしているユーベ。 貪欲に追加点を狙いにいき、惜しいチャンスを何度も作っていました。 アサモアとリヒトシュタイナーの両サイドがチャンスを演出してましたね。 布陣で考えれば、チェルシーは両サイドにそれぞれ2枚(SBとSH)居てるのに、何故1枚(WBのみ)しか居ないユーベにサイドを突破されてしまうのか? これは疑問ですよね。 机上の論理で考えれば、ありえない光景なんですよ。 でもそれがありえるのがフットボールっていうスポーツなんですよねー。 だからオモシロいんだよ。 追加点が産まれたのも、やはりサイドアタックから。 左サイド、アサモアのクロスを走り込んできたビダルが合わせて2点目です。 目の前にいてたラミレスの足に当たって角度が変わったので、ツェフとしてはノーチャンスでした。 でも不運があったにせよ、完全に崩されたのは事実。 チェルシーとしては、取られるべくして取られた失点でした。 このシーンもそうですが、2列目3列目から飛び込んでくる選手を捕まえきれてなかったよね。 誰がマークに付くのか、ってのを明確にしにくい部分はあるにせよ。 ビダルやマルキージオの飛び込みを最後まで抑える事は出来ていませんでした。 まー、ユーベとしてはそこ狙いやからなー。 狙い通りの得点やったなー。 これでほぼ勝敗は決しましたね。 トーレスやモーゼスを投入し同点を狙いにはいってましたが、殆ど効果はありませんでした。 彼等は期待には応えられなかった。 最後まで攻撃面で目立ってたのはオスカルやったからね。 オスカルには可能性感じてんけどなー、最後まで。 うーん、トーレス頑張れ!!! ユーベの途中投入組は仕事してましたね。 カセレスも攻撃面でアクセントになってたし、決定的なクロスも送り込んでた。 ジョビンコはカウンターからダメ押しの3点目奪ったしね。 オイシイ局面ではあったけど、キッチリ決めましたよ。 さてさて、この勝利によりユーベがチェルシーを逆転。 最終節ドローでも突破出来る事になりました。 シャフタールは予想通りノアシェランに勝ったから、彼等のGL突破は決定。 まだ首位通過か2位通過かまでは決まってないけど、そこもね「引き分け」という結果で全て解決されるんですよ。 つまり、「引き分け」ならシャフタールは首位通過となり、ユーベも突破を決められる。 両者にとって得るものしかないのが「引き分け」。 チェルシーが突破する為には、まず自分達がノアシェランに勝利する事。 そんでもってユーベの敗戦を待つ、これしかない訳です。 でも前述したように、「引き分け」という結果は既に見えてるようなもの。 「八百長はユーベの最も得意とする戦術」なんてチェルシーサポは皮肉りたい気分でしょうが、これはもう仕方無いでしょ。 なので、もう今日でチェルシーの敗退は十中八九決まったようなもんですわ。 シャフタールがホームで空気を読まずに終了間際とかに決勝ゴールを決める、という展開をチェルシーは期待するしかないのです。 うーん、前回大会優勝チームやのにな。 残念!! P.S. この結果を受けて、ディマッテオが解任されたらしいです。 相変わらずアブラモビッチの気は短いなー。 別にプレミアでは悪い成績じゃない(現在3位。首位と4ポイント差)のに。 うーん、後任が誰になるんか知らんけどGL突破は他力本願な状況なので難しいと思いますよ。 |
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