12-13 UEFAチャンピオンズリーグ 準々決勝ジュンジュンケッショウ 2nd leg  
   
  2013.4.9 ジグナル イドゥナ パルク  
  ドルトムント 3 1-1 2 マラガ  
  2-1  
  レバンドフスキ(40分、ロイス) 得点 ホアキン(25分、イスコ)  
  ロイス(90+1分、サンターナ) エリゼウ(82分、バチスタ)  
  サンターナ(90+3フン    
  メンバー  
  1 ヴァイデンフェラー(C) GK 13 カバジェロ  
             
  26 ピシュチェク DF 2 ヘスース ガメス  
  4 スボティッチ 21 セルヒオ サンチェス  
  27 F.サンターナ 5 デミチェリス  
  29 シュメルツァー 25 アントゥネス  
         
  6 S.ベンダー MF 8 トゥララン  
    (73分 18 ヌリ サヒン) 6 イグナシオ カマーチョ  
  8 ギュンドアン 17 ドゥダ(C)  
    (86分 15 フンメルス)   (74分 18 エリゼウ  
  16 ブワシュチコフスキ 22 イスコ  
    (72分 23 シーバー    
  10 ゲッツェ    
  11 ロイス    
         
  9 レバンドフスキ FW 7 ホアキン  
      (87分 27 F.ポルティージョ  
    10 バチスタ  
      (83分 24 サンタ クルス  
             
           バイデンフェラー
ピシュ  スボティチ   サンタナ  シュメル
      ベンダー    ギュンド
  クバ      ゲッツェ       ロイス
         レバンドフスキ
布陣          カバジェロ
ガメス  セルヒオ   デミ  アントネ
      トゥララン  カマチョ
  ドゥダ             イスコ
       ホアキン バチスタ
 
   
  sub  
  20 ランゲラク GK GK 1 カメニ  
  5 ケール DF DF 4 ルガノ  
  7 ライトナー MF MF 12 ピアソン  
  19 グロスクロイツ   FW 9 サビオラ  
  シュメルツァー イエローカード ヘスース ガメス  
  S.ベンダー デミチェリス  
    トゥララン  
    レッドカード    
    出場停止選手    
    戦線離脱中選手    
     
             
  世紀セイキの大ハンセイキダイ逆転劇ギャクテンゲキ  
普通にドルトムントが勝つやろうと思ってたんですよね。
だからリアルタイムでは見なかったんですよ。
なので、「とんでもない試合になった」という結果を知ってから観ました。

いやー、これはね、凄い試合でしたね。
普通に生で試合観てたら、ドルトムントの逆転なんて想像出来なかったやろうね。
だってロスタイムに入ってからの2得点で逆転ですよ。
「2点取らないと負ける」っていう状況でロスタイム入ってね、まさかホンマに2点取るなんて思わないですよ。
これ生で観てたら大興奮ゲームやったやろうな。
誤審があったとはいえね。

あ、そうか。
まずは誤審について触れましょか。
どうせ触れないといけない部分なんでね。
ドルトムントの決勝点は誤審です。
クロスが上がった時点でオフサイドだったし、その後のプレーでサンターナがPUSHしたのもオフサイド。
しかも、どちらも明らかなオフサイド。
「微妙な」っていう形容詞がつかないハッキリとしたオフサイド。
土壇場の場面だったとはいえ、2度も明確なオフサイドが見逃されたのは、確かに大問題でしょう。
今回の審判団は、もう今季のUEFAの試合では笛吹かないでしょうね。

もう1つ誤審がありました。
マラガの2点目です。
バチスタからエリゼウにパスが出た時点でオフサイドでした。
バチスタはシュートのつもりだったろうから、パスした意識は無かったやろうけどオフサイドはオフサイド。
ただこちらはVTRで観て、じっくり確認して「あー、オフサイドか」と判るレベルのプレーでした。
実際このゴールが決まった時も、ドルトムントDFはオフサイドアピールしてなかったからね。
勿論ドルトムントの決勝点の場面では、マラガイレブンは必死のアピールをしてましたよ。
そらね、あれだけハッキリしたオフサイドやとね(苦笑)

まぁつまり、結果的には誤審に関してはトントン。
正しいジャッジが下されていたなら、2-1だったので結局ドルトムントの勝利です。
マラガのは微妙なジャッジだったけど、ドルトムントのは明らかだったので、UEFAの策略では?という意見もあるようですが、うーん、それは考えすぎちゃうかな。
確かにジャッジのレベルで言えばそうやけど、影響度の大きさで言うとマラガの2点目のインパクトって大きかったからね。
なにせアウェイゴール2倍ルールですから。
残り8分で2点取らなくてはいけなくなりましたよ、っていうゴールでしたからね。
微妙なジャッジだったとはいえ、このゴールが与えた影響って滅茶苦茶大きかったですよ。

だから、そういうのも含めてトントンって事で良いんじゃないでしょうか。
得点以外にもね、確かにそういう目で見れば「ドルトムント寄り」な判定は幾つかあった。
カードやろ!って場面で何も出なかったり、ドルトムントのファウルかと思いきやマラガのファウルになり、それを抗議したらイエロー貰ったりとか。
赤でもおかしくないドルトムントのファウルが見逃されたりとかもあったなー。

ちょっと判定の話ばっかりになったので、試合の話に戻りましょか。
モウリーニョじゃないんだから、審判の話ばっかりしててもね。

試合全体の流れとしては五分五分だったかな。
チャンスの数で言えばドルトムントの方が多かったと思いますけど、カバジェロがパラドン連発してましたからね。
ロイスのんとか、ゲッツェのんとか、ありえないセービングでしたよ。
ヴァイデンフェラーもホアキンのヘディング止めたりとか、トゥラランの弾丸ミドル止めたりとかナイスセーブあったけど、ちょっとカバジェロの「当たりっぷり」は別次元でした。
GKって、こういう試合あるよね、当たりだしたら止まらない試合。

だからもうマラガが勝つと思いましたよ。
結果は知ってたけど、それでもマラガ勝つと思いましたよ。
「チャンスはあったけどGKのファインセーブで得点奪えず」みたいな見出しの試合になるかと。
それが、まさかまさかですわ。
いやー、ビックリ。
結果知ってて、尚ビックリ。

ドルトムントからすれば、(誤審はあったにせよ)それまでの継続性のあった攻撃がようやく実った、って感じでしょうがね。
冷静に考えれば、ね。
シャヒンが入ってから、中盤の底からの厚みも更に良くなってたし。
最終フンメルス投入して、フンメルスの1バックで最終ライン乗り切るっていう作戦も結果的には的中したし。
監督としては、やる事やった上での劇的な勝利、でしたね。

マラガも惜しかった。
長期欠場明けのバチスタが、あんなに働けるとは思ってなかった。
バチスタとかホアキンとかの、世間的には「終わった選手」達が結果を残したのは正直嬉しかった。
ここにサビオラも入ってほしかったけど、まぁしゃーない。
イスコも良かったな。
トゥラランも流石の貫禄やったし。
うん、マラガ頑張ったよ。
誇れる敗退やわ。
胸を張ってアンダルシアに帰るのだ。