12-13 UEFAチャンピオンズリーグ 決勝ケッショウ  
   
  2013.5.25 ウェンブリー  
  ドルトムント 1 0-0 2 バイエルン  
  1-2  
  ギュンドアン(68分、PK) 得点 マンジュキッチ(60分、ロッベン)  
    ロッベン(89フン、リベリ)  
  メンバー  
  1 ヴァイデンフェラー(C) GK 1 ノイアー  
             
  26 ピシュチェク DF 21 ラーム(C)  
  4 スボティッチ 17 ボアテング  
  15 フンメルス 4 ダンテ  
  29 シュメルツァー 27 アラバ  
         
  8 ギュンドアン MF 8 ハビ マルティネス  
  6 S.ベンダー 31 シュヴァインシュタイガー  
    (90+2分 18 ヌリ サヒン) 10 ロッベン  
  16 ブワシュチコフスキ 25 ミュラー  
    (90分 23 シーバー) 7 リベリー  
  11 ロイス   (90+1分 30 ルイス グスタボ)  
  19 グロスクロイツ    
         
  9 レバンドフスキ FW 9 マンジュキッチ  
      (90+4分 33 マリオ ゴメス)  
             
           バイデンフェラー
ピシュ  スボティチ   フンメル  シュメル
       ギュンド   ベンダー
  クバ       ロイス     グロス
         レバンドフスキ
布陣           ノイアー
ラーム  ボアテン   ダンテ  アラバ
      ハビマル   シュバイニ
 ロッベン    ミュラー      リベリ
        マンジュキッチ
 
   
  sub  
  20 ランゲラク GK GK 22 シュタルケ  
  21 キルヒ DF DF 5 ヴァン ブイテン  
  27 F.サンターナ     MF 11 シャキリ  
  5 ケール MF   44 ティモシュク  
  7 ライトナー   FW 14 ピサーロ  
  グロスクロイツ イエローカード ダンテ  
    リベリー  
    レッドカード    
    出場停止選手    
  ゲッツェ 戦線離脱中選手 バドシュトゥバー  
    クロース  
             
  げるドルトムント・・・  
勿論ドルトムントを応援してたんですよ。
元々ドルトムントが好きってのもあったし、ペップのからみもあったし。
ペップを応援するものとしてはね、今季バイエルンが王者になってから就任するよりは挑戦者状態のままの方が良いんじゃないかと。
勝手に思ってたのですよ。
その方がやりやすいんじゃないかと。
まぁペップ本人は、全くそんな事考えてなくてどっちでも良いって思ってるやろうけどね。

序盤はドルトムントペースでした。
バイエルンは、バルサ戦での圧倒的な感じが嘘のようにカタかった。
そらぁもうとんでもないプレッシャーが降りかかってたやろうからね。
ブンデスではブッチ切りで優勝してるわけですから。
最後の最後、一番大事な所で負けて、この輝かしい1年を棒にしたくはなかったやろうから。

それに比べてドルトムントは伸び伸びとしたもんでした。
この素晴らしい舞台、ファイナルという大きな試合を楽しんでる感さえあった。
こりゃぁユーベ相手にアップセットした再現もあるで!と思いましたよ。
勿論、当時ユーベ相手に戦ったメンツは誰もいないけどね。

だからねー、非常に勿体ない試合だったと思うのよ。
あくまで結果論ですけどね、結果論に過ぎないけどドルトムントは勝つチャンスありましたよ。
この批判は卑怯ではあるけど、クロップが何故動かなかったのか理解に苦しむ。
70分過ぎたあたりから、急激にドルトムントのペース落ちたでしょ。
全く走れなくなったし、セカンドボール拾えなくなったし、苦し紛れのクリアばっかりになったし。
もう前線まで全く繋げなくなったもんね。
前半トバし過ぎたツケやねんけど、それは予測出来た事やねんから交代のカード用意しとかな。

あの状況の時に選手を代えるべきでしたよ。
そりゃぁドルトムントのベンチは弱い。
正直スタメンに比べると格段に見劣りする。
使えそうなのはヌリ・シャヒンのみっていう感じやからね。
でも、とにかく中盤で走らせるだけでも良いので、シャヒンやライトナー、ケールを入れたら良かったと思う。
もうとにかく延長まで持ちこたえよう・・・っていう作戦ではキツイで。
ラスト1分までは粘ったけど、それはもう精神的な差でしょ。
「なんとか延長へ」っていう気持ちと、「勝ちたいんや」っていう気持ち。
この差が出ましたよね。
最後のロッベンの突進なんて、全くドルトムントディフェンスは付いていけてなかったもん。
元々のスピード差もあるけどさ。

すっごい悔やまれるわ、あの時間帯での采配が。
この舞台まで来られたのもクロップのチカラやし、マラガ戦のロスタイムの采配とかお見事やったから、あんまクサしたくはないねんけどね。
でも勝ち越されてからシーバーやシャヒン入れてもなー。
ロスタイム3分の中でね。
厳しいよね。

拮抗した状態を崩したくなかったから交代しなかった、っていうのは分かる。
そういう時間帯もあった。
でも80分過ぎてからは、もうワンサイドゲームやったやん。
あそこはもう動くしかなかったと思うで!!

チャンスの数で言うと、圧倒的にバイエルンでした。
終盤の攻勢を除いてもバイエルンの方が多かった。
それこそヴァイデンフェラーのパラドン祭りでしたからね。
ポゼッションはドルトムントの方が高かったし、前半に関してはドルトムント優位だったけど、そんな中でもチャンスの数だけで言えばバイエルン。
つまり圧されてる中でも決定機は作ってたのですよ。
それをロッベンが外しまくってたから無得点だっただけでね。
スボティッチのミラクルクリアとかもあったしな。
あれは思わず声出たわ。
あんなクリア、中々出来へんで!!

まぁそれにしてもロッベンですよ。
結果的には1ゴール1アシストで、優勝の立役者となりました。
戦犯扱いされた昨季から1年経ってのこの姿。
感慨深いものがあるね。
昔からロッベン好きやし。
怪我さえなかったらね、ホンマにバロンドール級の選手やからね。
あのスピードは、わかってても止められへんから。

この日はリベリーもミュラーも止められてて苦しい状況でしたが、ロッベンのスピードと(バルサを粉砕した)高さでなんとか勝利をもぎとりましたね。
リベリーのパスからロッベン、ってカタチで2点入ったのも感涙もの。
別にバイエルンサポじゃないけど、「ロッベリー」って騒がれてから早何年よ!
ようやく結実した感じやん、ビッグタイトルに。

全体的な感想としては、CLファイナルに相応しい好ゲームでした。
両ポルテーロが良い働きを見せたので、非常に試合が締まっておりました。
活躍すべき選手も活躍したし、良い締め括りになったんじゃないでしょうか。