12-13 UEFAチャンピオンズリーグ SF 2nd leg
 
  2013.5.1 カンプ ノウ
  バルサ 0 0-0 3 バイエルン
  0-3
    得点 ロッベン(49分、アラバ)
    O.G.=ピケ(72分)
    ミュラー(76フン、リベリ)
  メンバー
  1 バルデス GK 1 ノイアー
           
  2 D.アウベス DF 21 ラーム(C)
  15 バルトラ   (77分 13 ラフィーニャ)
    (87分 19 モントーヤ) 5 ヴァン ブイテン
  3 ピケ 17 ボアテング
  21 アドリアーノ 27 アラバ
       
  25 ソング MF 8 ハビ マルティネス
  6 チャビ(C)   (74分 44 ティモシュク)
    (55分 9 アレクシス サンチェス) 31 シュヴァインシュタイガー
  8 イニエスタ   (66分 30 ルイス グスタボ)
    (64分 11 チアゴ アルカンタラ) 10 ロッベン
  4 セスク 25 ミュラー
          7 リベリー
       
  7 ビジャ FW 9 マンジュキッチ
  17 ペドロ  
     
     
           
          バルデス
ダニ  バルトラ   ピケ  アドリ
         ソング
     チャビ    イニエスタ
         セスク
         ビジャ     ペドロ
布陣           ノイアー
ラーム  ブイテン   ボアテン  アラバ
      ハビマル   シュバイニ
 ロッベン    ミュラー      リベリ
        マンジュキッチ
 
  sub
  13 ピント GK GK 22 シュタルケ
  12 ジョナタン ドス サントス MF DF 4 ダンテ
  10 メッシ FW   MF 11 シャキリ
  37 テージョ     FW 33 マリオ ゴメス
  D.アウベス イエローカード ロッベン
  ピケ  
    レッドカード  
  ジョルディ アルバ 出場停止選手  
  プジョル 戦線離脱中選手  
  アビダル  
  セルヒオ ブスケッツ  
  マスチェラーノ  
           
  もう一度イチドハジめよう
完敗です。
完膚なきまでにやられました。
まぁこれも1つの経験ですわ。
バルサもね、今までは今日のバイエルンの立場だったわけですから。
つまりアウェイで完勝する、っていうね。
相手チームが築きあげてきたものをブチ壊す、相手チームの観衆を黙らせる、相手チームを無気力にさせる。
そんなチームだったわけです。

ただ、だからといってそこまで悲観する必要はない。
0-7で負けた今となっては負け惜しみにしか聞こえないと思いますが、このバルサは「失敗作」ではないのです。
リーガのタイトルをほぼ手中に収め、CLでもコパでもベスト4進出。
この成績を「失敗」というなら、世界中の殆どのチームが「失敗」です。

「ベストなバルサで戦っている所を見たかった」という意見も「たられば」の類いと捉えるのは雑すぎると思います。
「ベストなバルサなら勝てる」とかそういう事を言いたいんじゃなくてね。
ベストに出来なかったのも含めてチームの責任だという事は理解してますんで。
そういう意味も含めてリーガのタイトルというのは1年間戦った結果なので価値あるものなんですよ。
この大敗がリーガの価値を下げる事は無いし、クレはそう悲観する必要もないのです。

えー、長々と口上を垂れてしまった。
試合の事を全然話してないや。
90分間通してね、バイエルンのペースでしたね。
ロッベンが先制点決めてからは、さもありなん。
もうティトも諦めてチャビとイニ下げたしな。
最後はバルトラに代えてモントーヤ、つまりテージョやメッシを投入して「1点でも取ろう」という気概は見せなかった。
これについては批判も多いわな。
せめて意地を見せろよ、的な。
まぁ個人的には、そういう気持ちにはならんかった。
モントーヤに関しては意味不明だけど、チアゴやアレクシスを入れたのは別にアリだったと思う。
「投げた」っていう意味じゃなくて、実際チャビもイニも抑えられてたわけだから。
特にイニはハビ・マルティネスに封じ込められてたな。
ハビマル成長したわ。
相棒のシュバイニも抜群やったしな。
シュバイニは間違いなく、この日のMOMやわ。
あれだけピッチを全て支配し、前にも後ろにも右にも左にも顔出せる選手は中々おらんで。

このドブレピボーテとソングを比べるのはチョット可哀想。
クレとしてはブスケの怪我を嘆くしかなかったわけですが、まぁソングはそんなに責められへんわ。
ここまでの重要な試合で今季使われてへんしな。

バイエルンは誰もサボってなかったね。
攻め方や、パス回し、プレスのかけ方も含めてペップ時代のバルサを見てるよう。
DFラインまで戻ってリベリーとマンジュキッチがプレスをかけてボールを奪うシーンがあったけど、あれなんか象徴的なシーンやね。
ロッベンもサボってなかったし。
ロッベリーまでがハードワークってな、こっちとしては穴を見つけられへんわ。
それに2人とも守備だけじゃなく本業の攻撃でもキッチリ結果出したしな。

まずロッベンは全世界のクレを沈黙にやった先制点ね。
ロッベンならでは、っていうかね。
あの角度でのドリブルでの切れ込み、そして左足で対角線上に突き刺すシュート。
もう何度も見てきたロッベンの世界ですわ。
解ってても止められへん。
やっぱりね、怪我さえなかったら世界を代表する選手なんですよ。

リベリーも再三再四左サイドを崩してましたね。
2点目、3点目はクレとしては完全に余計やったけど、それを生み出したのはリベリーです。

逆にバルサの惜しかったシーンって数えるほど。
ペドロのミドルとか、チャビのふかしてしまったシュートとか。
全てにおいてやりこめられましたわ。
2試合通してノイアーを慌てさせる事は出来ませんでした。
うーむ、残念無念。
この試合ではピケが一番頑張ってたと思うけど、つまりそれぐらい押し込まれてたって事です。

もうね、切り替えていくしかないんですよ。
メッシが怪我で出られなかったから、ってのをエクスキューズにするのではなく、もう一度出直しですわ。
でもそれは誰かを補強するって事じゃないですよ。
そういう場当たり的な事ではなく、チームを見直す時期がきたようです。
この敗戦を糧にね。
「失敗」じゃないけど、反省材料にはすべきやからね。