11-12 UEFAチャンピオンズリーグ SF 2nd leg

2012.4.25 サンチャゴ ベルナベウ
2
2-1
1
0-0
0-0
0-0
PK戦
3-1
ロナウド(6分、PK)
得点
ロッベン(27分、PK)
ロナウド(14分、エジル)  
メンバー
1 カシージャス(C)
GK
1 ノイアー
   
17 アルベロア
3 ペペ
4 セルヒオ ラモス
12 マルセロ
DF
21 ラーム(C)
17 ボアテング
28 バドシュトゥバー
27 アラバ
 
 
6 ケディラ
14 シャビ アロンソ
22 ディ マリア
  (75分 8 カカ)
10 エジル
  (111分 11 グラネロ)
7 C.ロナウド
MF
30 ルイス グスタボ
31 シュヴァインシュタイガー

10 ロッベン
39 クロース
7 リベリー
  (95分 25 ミュラー)
 
 
9 ベンゼマ
  (106分 20 イグアイン
FW
33 マリオ ゴメス
   
       カシジャス

アルベロ  ペペ   ラモス  マルセロ

     ケディラ  アロンソ

 マリア    エジル    ロナウド

       ベンゼマ

布陣
         ノイアー

ラーム  ボアテン   バドシュ  アラバ

     グスタボ   シュバイニ

 ロッベン   クロース     リベリ

         マリゴメ

sub
13 アダン GK GK 22 ブット
15 F.コエントラン DF DF 13 ラフィーニャ
18 R.アルビオル     26 コンテント
21 カジェホン MF MF 23 プラニッチ
  44 ティモシュク
FW 11 オリッチ
アルベロア
ペペ
グラネロ
イエローカード バドシュトゥバー
アラバ
ルイス グスタボ
ロッベン
レッドカード
出場停止選手
戦線離脱中選手 ヴァン ブイテン

ハインケスのリベンジ

バルサ敗退のショックを引きずったまま観戦・・・。
正直、もうどっちが勝っても良いや、って感じでした。
この試合に勝った方が優勝でしょ。
マドリーが優勝するのはウザいけど、チェルシーよりは「王者」に相応しい強さを今季発揮してたからね。
またブンデスでグダグダのバイエルン「ごとき」に負けるのも、リーガ優勝をさらわれる身としては許せないものもある。
しっかりバイエルンにも強さを見せつけてほしい、というクレとしては矛盾した気持ちがあるのですよ。

かといってモウリーニョが大耳掲げてドヤ顔する姿も見たくないしなー。
ファイナルはアリアンツやし、そこでホームのバイエルンが優勝するのが一番幸せな結末やし。

というわけで、まぁどっちに転んでも良いや、となったんですよ。

一応、勝ち上がり条件をおさらい。
1st legはバイエルンが2-1で勝ったので、バイエルンは引き分け以上でOK。
負けても2点以上奪っての1点差負けなら勝ち抜け。
マドリーは1-0勝利でアリアンツへ。
失点した場合は2点差以上つければOKなのです。

っていう条件だったのですが、最初にその条件を満たしたのはマドリー。
5分前後にロナウドがPKを決めて先制。
このまま「1-0」でいけば勝ち上がりです。
ディマリアのシュートをアラバが手で止めちゃったんですけど、うーんまぁ仕方ないわな。
故意ではなかったと思うけど、PK取られても仕方ない。
PKのシーンでは現地実況が散々「メッシ、メッシ」言うてたけど、ロナウドはあんまり外さないよね。
印象的なシーンで過去何回か外してるけど、最近は外してる記憶があんまりない。
ヘディングとFKとPKとミドルシュートに関しては、レオよりもロナウドの方が上ってのは認めるよ。

沸き上がるベルナベウのムードそのままに、追加点を奪ったのもマドリー。
エジルに良い感じでコボレ球が入ってきた時点で、バイエルンは運が無かった。
ここからのスルーパスをロナウドが決めて2-0です。
厳密に言えば、これはオフサイドでしたが中々難しい判定。
スロー再生でじっくり見ても際どいプレーやったからねぇ。
まぁしゃーない、審判は責められない。
ボールがコボレてきて、すぐに決定的なパスを出したエジルを褒めてあげましょう。

さて、2点とも審判によっては無効としていたであろう失点を喰らい、後がなくなったバイエルン。
とりあえずもう攻めるしかありません。
そして攻める事は出来ていた。
ロッベンのとかリベリーのとかマリゴメのとか、「決めろや!」「なんで外れたん?」っていうシーンが何度もあった。

ボールも支配出来ていた。
ベルナベウなのに、マドリーのポゼッションが3割を下回っている時間帯もあった。

だからバイエルンが1点返せたのは必然です。
PK自体は微妙な判定やったかもしれんけど、それ言うたらマドリーのは2点ともそうやし。
あれだけチャンス作ってたんやから、1点ぐらい返るわ、っていう流れでしたから。
ロッベンのPKはギリギリやったけど(苦笑)、とりあえず入って良かった。
ベルナベウで決められて良かった。
気合い入り過ぎてたのか、簡単なシュートを外してたし、このPKでも完全にコース読まれてたけど、とりあえず決まって良かった。
「ロッベンの放出は成功」って思わせたままじゃ駄目ですよ。
ロッベン好きとして、私は応援してますんで。

さてさて、これで試合はトータルで振り出しに戻りました。
ここからは次の1点をどちらが取るかが鍵。
バイエルンが取ればマドリーは2点が必要になるので一気に苦しくなるし、マドリーが取れば後はリードを守れば勝利となるし。

という緊迫感からか、試合は少し膠着した状態が続きましたね。
どちらも大きなリスクは犯せないというか、時間が経てば経つ程それはより顕著になっていってました。
これがアウェイゴールルールの楽しさですわ。
普通のリーグ戦なら、同点を狙うアウェイチームの隙をマドリーが突いて更にリードを広げるっていうパターンになるけど、このルールがあるおかげでマドリーも迂闊に出るに出られないからね。
どちらかといえば、後ろ髪引かれずに戦えるのはバイエルンの方だったりするし。

膠着状態といっても、ガッチガチだったわけではなく、どちらもそれなりにチャンスはありましたよ。
しかしながらゴールとまではいかず、90分を終え延長を終え、勝負はPK戦へ。

こうなると、もうどっちが勝ってもおかしくなかったです。
両GKも存在感発揮しましたし。
ノイアーが、ロナウド&カカの超高額移籍金コンビを立て続けにストップしてみせれば、イケルも2人を止めて貫禄を披露。
いやー、これは痺れる展開でしたよ。
で、次に出てきたのがセルヒオ・ラモス。
なんかね、これ今言うとあれなんですけど蹴る前からもう思いっきり打ち上げる予感がしてたのよね。
こいつ思いっきり蹴って失敗するわー、っていうなんか予感めいたものがありました。
なんかキャラ的に場違いやぞ、今のPK戦の雰囲気から考えると、っていう想いがありました。
そしたら案の定な宇宙開発ですわwww

これで決まっちゃいましたね。
流石にそこまでイケルも尻ぬぐい出来へんわ。
バスティがキッチリと決めて、バイエルン歓喜のホーム凱旋です。

バイエルンの勝因(もといPK戦まで持ち込めた要因)としては、マドリー側の疲労というのも大きいと思う。
なんだかんだでクラシコの疲れは隠せてなかったからね。
時間が経てば経つ程マドリーの選手達の消耗度は顕著になっていってましたから。
キレが無くなっていってたもんなぁ。
逆にバイエルンはブンデスが終わちゃってた分、この試合には懸けられたからね。
シーズントータルで見れば、マドリーの方が圧倒的にバイエルンよりも強かったと思うけど、これが一発勝負の難しさですよ。

あともう1個バイエルンの勝因を挙げるとするなら、3点目を取られなかった事。
2-0となった時点での雰囲気は、もうマドリーのゴレアーダ始まるかーー、って感じやったから。
あのままズルズルいってたら大量失点やったからね。
あそこで踏ん張れたのが、最後までいけた要因かと。



PK戦
アラバ○、ゴメス○、クロース×、ラーム×、シュバイニ○
ロナウド×、カカ×、アロンソ○、ラモス×