11-12 UEFAチャンピオンズリーグ Final

2012.5.19 アリアンツ アレナ
1
0-0
1
1-1
0-0
0-0
PK戦
3-4
ミュラー(83分、クロース)
得点
ドログバ(88分、マタ)
メンバー
1 ノイアー
GK
1 ツェフ
   
21 ラーム(C)
44 ティモシュク
17 ボアテング
26 コンテント
DF
17 ボジングワ
24 G.ケイヒル
4 ダビド ルイス
3 アシュリー コール
 
 
39 クロース
31 シュヴァインシュタイガー

10 ロッベン
25 ミュラー
  (87分 
5 ヴァン ブイテン
7 リベリー
  (96分 11 オリッチ)
MF
12 ミケル
8 ランパード(C)
21 S.カルー
  (84分 9 F.トーレス)
10 マタ
34 バートランド
  (73分 15 マルダ
 
 
33 マリオ ゴメス
FW
11 ドログバ
   
         ノイアー

ラーム  ティモ   ボアテン  コンテン

     クロース  シュバイニ

 ロッベン   ミュラー    リベリ

        マリゴメ

布陣

         ツェフ

ボジン  ケイヒル   ルイス  コール

      ミケル  ランプス

  カルー    マタ    バトラン

        ドログバ

sub
22 ブット GK GK 22 ターンブル
13 ラフィーニャ DF DF 19 P.フェレイラ
14 宇佐美 貴史 MF MF 5 エッシェン
23 プラニッチ     6 オリオル ロメウ
9 ペテルセン FW FW 23 スターリッジ
シュヴァインシュタイガー イエローカード ダビド ルイス
アシュリー コール
F.トーレス
ドログバ
レッドカード
アラバ
バドシュトゥバー
ルイス グスタボ
出場停止選手 テリー
イバノビッチ
ラミレス
ラウル メイレレス
戦線離脱中選手

最後の最後での栄光

なんだかなー、なCLファイナル。
こうなる事は、半ば予想されてた事とはいえ非常に残念な結末です。

戦前の予想通り、攻めるバイエルン守るチェルシーという構図で試合は続きました。
ディマッテオはロッベン対策でバートランドをスタメン起用する徹底ぶり。
キャッシュリーとバートランドの2人左SB状態でありました。
これによってロッベンは封じられてしまいましたね。
ボールは持ててたけど、いつものようには崩せていませんでした。

それでもバイエルンにはリベリーがいますから、こちらからチャンスは作れていましたね。
あとはマリゴメが決めていれば、という展開が続きました。
しかしマリゴメは「大舞台に弱い」という仕様がありますので、最後まで不発。
解説の清水秀彦さん(フジTV)は、しきりに「ゴメスがブレーキになってる」って言うてたけど、何を今更。
仕様なんですから、仕方ないんですよ。
強いて言うならプランBが無かった事かな。
単純にマリゴメをオリッチやペテルセンに代えるだけじゃ、弱体化するだけですからね。

どれぐらいバイエルンが押してたか、ってのは客観的な数字を出した方が解りやすいかな。

シュート数24本対6本。
CK数20本対1本。

これで御理解頂けると思います。
で、フットボールフリークの皆さんなら、こういうスタッツこそチェルシーの最も得意とする状況だという事は御存知でしょう。
そうなんですよね、こんな状況になってるって事は、イコールチェルシーの術中にハマってるとも言えるわけなんです。
だからバイエルンペースなんだけど、チェルシーペースとも言える試合。
なんともややこしいチームですよ、チェルシーは。

唯一のCKが、終了間際の起死回生の同点ゴールですからね。
こんなトピックにも驚きは無いですよ。
正にチェルシーやなー、って感じしか起きませんよ。
あれだけの数のコーナーを蹴って1つも決められなかったバイエルンを責める必要はないです。
これぞチェルシー、ってだけなんです。

チェルシーが大耳獲るやろうなー、って確信したのはロッベンのPKが止められた瞬間。
もうロッベンは蹴る前から失敗する雰囲気ありありやったけど、あれで確信しましたね。
ってか、全世界が確信したか。
このままPK戦にもつれこんで、最後はチェルシーが喜ぶやろうって結末をね。

そんな流れをノイアーは必死にブチ壊そうとしてましたよ。
自らPKキッカーを買って出たのも、ああいうアクションを起こす事で流れを変えようとしたんじゃないでしょうかね。
あれがブットなら普通の行動だけど、ノイアーなら意外性がありますから。
(監督の指示なんか、皆で決めた事なんか、自らの判断なんかは知らんけど)

なので、ノイアーのPKが決まった瞬間は、これはバイエルンもあるかも、と思った。
バイエルンってか、ノイアーが持って行くかもって感じやね。
その時点でマタのキックをストップしてたし。

という文章の流れだと、オリッチやシュバイニを責めなくちゃいけなくなってくるけど、なんかそれも違うなー。
ツェフが頑張った、それからランパード、キャッシュリー、ドログバが良く決めた。
彼等3人のキックからは、やはり歴史というか強い意志を感じましたからね。
もうね、蓄積度が違うわ。
逆に今回テリーはおらんで良かったんちゃうかな。
あの馬鹿がおったら、またそれはそれでハナシがややこしくなってたやろうから。

あー、それにしても改めてチェルシーが優勝とか無いなー。
こんな親の遺産を食い潰してるだけのチームが優勝とか。
ハッキリ言って昔の方が数倍強かったしなぁ。
あの頃なら悔しいながらも認める事は出来たが。
って、今季はそんなチェルシー相手に我が軍は負けてるので、完全に負け惜しみやけどな。
ただ今回チェルシーが優勝しちゃった事によって、余計にチェルシーは迷走するんじゃないのか、と邪推してみたくなる。
結局ね、結果が出てるのはグラントの時とかフースの時とか「昔のスタイル」に戻した時だけなんですよね。
フェリポンとかヴィラスボアスとかチームを変えよう、スタイルを変えようとした場合には結果が出ていない。
いや、結果が出ていないってのは違うか。
結果が出る前に解任されてしまってる、長い目で待ってもらえてない、と言った方が正解か。
だからね、アブラモビッチがホントに結果だけ欲しいんならディマッテオにずっとやらせたらいいんですよ。
別にディマッテオじゃなくても良い、昔のスタイルを模倣する監督にやらせたらいいんですよ。
ただそれじゃぁ正直進歩は無いけどね。
全く前に進んでないけどね。
今季で遺産も底を突いた感じだし。

えー、負け惜しみですよ、負け惜しみ。
全く祝福する気になれないんで、負け惜しみ言ってるだけですよ。
まぁ鬱憤がたまってるのはスパーズサポの方が大きいかな。
これで彼等のCL行きは無くなってしまったんで。
予備予選1回戦からでも良いんで、出したったらエエのになー。


PK戦
ラーム○、ゴメス○、ノイアー○、オリッチ×、シュバイニ×
マタ×、ルイス○、ランプス○、コール○、ドログバ○