11-12 UEFAチャンピオンズリーグ R-16 1st leg

2012.2.21 サン パオロ
3
2-1
1
1-0
ラベッシ(39分、カバーニ)
得点
マタ(27分)
カバーニ(45+2分、インレル)  
ラベッシ(65分、カバーニ)  
メンバー
1 デ サンクティス
GK
1 ツェフ
   
14 カンパニャーロ
28 P.カンナバーロ(C)
6 アロニカ
DF
2 イバノビッチ
24 G.ケイヒル
4 ダビド ルイス
17 ボジングワ
  (12分 3 アシュリー コール)
 
 
11 マッジョ
23 ガルガノ
88 インレル
18 スニガ
17 ハムシク
  (82分 
29 パンデフ
22 ラベッシ
  (74分 20 ジェマイリ
MF
7 ラミレス
16 ラウル メイレレス
  (70分 5 エッシェン)
23 スターリッジ
10 マタ
15 マルダ
  (70分 8 ランパード)
 
 
7 カバーニ
FW
11 ドログバ(C)
   
     デサンクティス

   カンパ カンナ アロニカ

マジョ ガルガノ インレル スニガ

    ハムシク ラベッシ

       カバーニ

布陣
         ツェフ

イバノ  ケイヒル   ルイス  ボジン

     ラミレス   ラウル

 スタリジ    マタ     マルダ

        ドログバ

sub
83 ロザーティ GK GK 22 ターンブル
2 グラーバ DF MF 12 ミケル
8 ドッセーナ   FW 9 F.トーレス
21 F.フェルナンデス     21 S.カルー
85 ブリトス  
カバーニ イエローカード G.ケイヒル
ラウル メイレレス
レッドカード
出場停止選手
戦線離脱中選手 テリー

プレミア潰しのナポリさん

GLでのシティに引き続き、またもプレミア勢とあたってしまったナポリ。
今回もブチ倒してやろうという気は満々だった事でしょう。

そんな気合いそのままに、序盤から攻勢をみせてました。
しかしながら、先制したのはチェルシーという皮肉。
キャプテンであるカンナバーロ弟のクリアミスが失点の引き金となってしまいましたよ。
おあつらえ向きにマタの足下にいっちゃったんだから、不運としか言いようがない。
しかも、あろう事かチェルシーのスタメンでは一番技術ある選手やしね。
あんな絶好球をマタが逃すわけもないよ。
だからデ・サンクティスに責任もないよ。

さぁ痛い痛いアウェイゴールを献上してしまったナポリ。
こうなってしまっては、ただ勝つだけでなく大量点での勝利が望まれます。
例えば「2-1」で勝ったとしてもあんまり有利とは言えないレギュレーションやからね。
「2-1」の場合、次チェルシーはホームで「1-0」で良い訳ですから。

なので、ある意味ノルマは「3点」だった訳です。
そしてその3点を取っちゃったよナポリ。
いや、むしろもっと点取れたよ。
キャッシュリーのゴールライン上クリアとかもあったし、ラベッシの1対1外しとかもあったし。
ハムシクも「決めとけよーー」みたいなの外しとったなー。

つまり5点ぐらいは取れたよ。
そんな展開でしたよ。
チェルシー全然強くなかったよ。
3-1で勝ったけど、勿体無かったなーって気もする。
1st legで、もう完全に勝負決められたからね。
スタンフォードブリッジに可能性を微塵も残さずにいけたんですから、決めるトコ決めてりゃ。

まぁ贅沢ってもんかな。
3-1でも充分やで。
2nd legでも負ける気しねーよ。

チェルシーの駄目やった所から話しましょうか。
とにかくね、監督がアカンやろ。
ビラスボアスは戦術家だとか、若き名将だとか、大評判でチェルシー来たけど今の所は看板倒れな印象やで。
なんせ、相手のウィークポイントを全く突けてない。

ナポリはね、3-4-2-1ですやん。
毎度の不動なシステムやん。
で、3バックの弱点と言えば言わずもがななサイドやん。
ここを突きまくって5バック状態にしてやれば、もう完全に主導権握れるやん。
だからね、まずシステムを4-2-3-1で組んできた所までは正解。
これは3バック攻略にベストなシステムやからね。
でもビラスボアスのアカン所は、これが机上の空論で終わっちゃった所。
4-2-3-1の良さを全く出せてなかった所。

中盤2列目の「3」の両SHは、もうウィングばりにガンガンサイドを突かなアカンのですよ。
ところが、スタリッジもマルダもそれが全く出来てなかった。
あろう事かDFラインに吸収されてる時間もあった。
君らが対面の相手にやらさなアカン事をしてて、どないすんねん!!ってハナシですよ。

で、彼等の守備意識の高さは多分ベンチからの指示だと思うんですよ。
ほっといたらスタリッジもマルダも攻撃ばっかりやってるような選手やろうから、彼等が引いてたのはこれは指示でしょ。
としたら、なんで引かしてん、ってハナシなんですわ。
マッジョとスニガを止めたいんなら、引くんじゃなくて上がらなアカンのだよ。

更にFW、中盤の使い方にも苦言を呈します。
ナポリの3CBはドログバ1人を見る為だけに、常時3人も最終ラインに残ってた訳です。
ここでアンバランスさが生まれてる訳ですよ。
この局面で「3対1」になってるって事は、他の部分では「7対9」になってるって事で、つまり中盤以降ではチェルシーが数的優位だったんです。
なのに、その優位性が活かせてない。
中盤センターのラミレス&メイレレス&マタで、中盤を制圧するとか。
両サイド共に「2対1」となってる事を利用して、サイドで起点を作るとか。
色々出来るやん、って言いたいのよ。
わざわざ「3対1」と数的不利なドログバの所に放り込んでばっかりやったらアカンのよ。
ドログバやから、何とかなってた場面もあったけどね。
そんなドログバ頼りを今後も続けるわけにはいかんでしょ。

そして、そんな攻撃の不味さのしわ寄せは守備にくるんですわ。
それでなくても脆弱なディフェンスなのにね。
ツェフは頑張ってたけどなー。
CBと中盤の底の所やわな、問題点は。
加入したてのケイヒルに多くを望むのは、まだまだ酷やしなー。
ダビジ・ルイスも、どちらかと言えば攻撃力がウリのセントラルやから・・・。
中盤の底も、ラミレスとメイレレスでは汚れ仕事出来へんしなぁ。。。

ちょっとチェルシーは抜本的に変えな、突破厳しいで。
監督人事?
ここで代えるのも1つの手やし、もし代えないなら逆に3年ぐらい任しても良いのでは?とも思う。
チェルシーは監督代え過ぎやからね。
ちょっと長期的に考えるのもアリちゃうかな?。


監督が処分でベンチ外だったナポリについても少々。
前述したように、決めるトコ決めてたらなーってのは思う。
ナポリ応援してただけに、余計に思う。
まぁこの結果で満足すべきなんでしょうけど。

ちょっと文句を言うなら、チェルシーの所で言った内容とも被るねんけどCBの話。
ドログバ1人を見るのに3人は多いで。
明らかに最終ラインでダブついてる場面が多々あった。
にも関わらず、1本のパスでドログバに「あわや」の場面作られたりね。
なにやってんねん(苦笑)って感じですわ。
2人おったら充分やねんから、CBの1人は上がって追加点狙えよ!ってずーーーと思ってました。
失点のリスクを背負って4点目を狙いにいくべきか、ってトコは難しい判断やけどね。
3-2になったら、ちょっとややこしいしなぁ。

まぁとりあえず、2nd legも楽しめそうなのは間違いない。