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11-12 UEFAチャンピオンズリーグ R-16 2nd leg

2012.3.14 スタンフォード ブリッジ
4
1-0
1
2-1
1-0
0-0
ドログバ(29分、ラミレス)
得点
インレル(55分)
テリー(47分、ランパード)  
ランパード(75分、PK)  
イバノビッチ(105分、ドログバ)  
メンバー
1 ツェフ
GK
1 デ サンクティス
   
2 イバノビッチ
4 ダビド ルイス
26 テリー(C)
  (98分 17 ボジングワ)
3 アシュリー コール
DF
14 カンパニャーロ
28 P.カンナバーロ(C)
6 アロニカ
  (110分 16 バルガス
 
 
5 エッシェン
8 ランパード
23 スターリッジ
  (63分 9 F.トーレス)
10 マタ
  (95分 15 マルダ
7 ラミレス
MF
11 マッジョ
  (37分 8 ドッセーナ
88 インレル
23 ガルガノ
18 スニガ
17 ハムシク
  (106分 
29 パンデフ
7 カバーニ
 
 
11 ドログバ
FW
22 ラベッシ
   
        ツェフ

イバノ  ルイス   テリー  コール

     エシアン ランプス

 スタリジ   マタ    ラミレス

       ドログバ

布陣
     デサンクティス

   カンパ カンナ アロニカ

マジョ インレル ガルガノ スニガ

    ハムシク カバーニ

      ラベッシ

sub
22 ターンブル GK GK 83 ロザーティ
24 G.ケイヒル DF DF 21 F.フェルナンデス
12 ミケル MF   85 ブリトス
21 S.カルー FW MF 20 ジェマイリ
アシュリー コール
ランパード
イエローカード カンパニャーロ
P.カンナバーロ
インレル
ドッセーナ
レッドカード
出場停止選手
戦線離脱中選手

三銃士揃い踏み

1st legはナポリが3-1で勝利。
なので、チェルシーとしては2-0の勝利が求められました。
アウェイゴールを奪われた場合は、3点差をつけての勝利が必須となります。

というわけで、何はともあれ絶対に得点が必要なチェルシーが序盤から攻勢をかけました。
ヴィラスボアスが電撃解任され、ディマッテオが暫定で指揮を執ってますが戦術に大きく変化はありません。
4-2-3-1で、サイドを使って中のドログバ頼むよ!!っていう戦術です。
ヴィラスボアス時代と変わったのは、干されていたランパードとかアシュリー・コールとかが先発に復帰した事かな。
あとはラミレスが左SHをやってた事。
この日だけの限定なのか今後も続けていくのかは不明ですが、本職のマルダをベンチに追いやっての起用ですから監督の色も伺えるってもんです。

で、そんなラミレスの左からのクロスから先制点が生まれます。
ドログバが得意の身体能力を活かしたヘディングを豪快に決めましたよ。
マークに付いてたアロニカは、為す術無しって感じでしたね。
アロニカは、この場面以外でもドログバを全く抑えられてませんでした。
役者が違う、って感じやったなぁ。
終盤、攻撃に出なければいけなくなったナポリがDFの枚数を削る選択をした時にアロニカが選ばれたのも当然の事です。
まぁ、その辺りのハナシは、また後ほど。

さて、先制したのはチェルシー。
これで必要なのは、後1点となりました。
そして、その必要なゴールも後半開始早々に生まれます。
CKからテリーがヘッドで合わせました。
怪我で長らく戦列を離れていたキャプテンの(この時点では)決勝弾ですから、スタンフォードブリッジも沸き上がりますわ。
人種差別発言とか色々あったけど、なんだかんだでサポーターには愛されてるみたいですね。

さぁナポリは苦しくなった。
このままだと敗退。
でも1点返せば逆転出来る、ってのがアウェイゴールルールの素晴らしさ。
ナポリは慌てる事なく1点を狙えば良かったのですよ。
後半の残り時間じっくりかけてね。
1点ぐらいチェルシーのザルディフェンスからなら取れるでしょう。
って思ってた矢先、インレルが決めちゃいましたよ。
これはもう、ゴラッソでしたわ。
チェルシーDFを責めるのは酷なぐらいの見事なハーフボレー。
いやー、巨額を投資して良かったね、インレルに。
0-2になるまでは、あまり攻撃に色気を出してなかったナポリイレブンやけど必要となれば直ぐに取り返しましたね。
やっぱチカラあるわ、彼等。

このゴールで再び窮地に追い込まれたチェルシー。
このままいったら敗退だし、1点取っても延長になるだけだし、もしナポリに2点目決められようなもんなら後3点が必要になってきます。
そうです、ナポリが2点目決めた時点でこの試合はゲームオーバーと言って差し支えない感じになるのです。
まぁそんな事をゴチャゴチャ言ってられないチェルシーは、ナポリの攻撃に怯えながらも当面の目標である「3点目」を狙いにいきました。

個人的な見解なんですけどね、試合のターニングポイントはココやったと思うんですよ。
ナポリが2点目取れなかった、もとい狙いにいかなかった事。
これに尽きると思います。
試合を終わらせる事が出来たのに、そうしなかったからミスミス攻勢を受けるはめになったんですよ。
ハムシクとカバーニが元気無かったのが誤算やなぁ。
カバーニは、やっぱり中央最前列が良いよなぁ。
この日はラベッシが比較的前に出てて、カバーニは2列目の時間が長かったけど持ち味が半減ですわ。
マッジョの負傷退場も痛かったけど、やはりナポリ自慢のトリデンテが封じられたのが敗因。
そして彼等をサポートするような全体の押し上げが無かったのも敗因。
どうしても「守り」を意識してしまいましたかね。
イケイケドンドンで、最後までいって欲しかったよ。
監督がベンチ外処分を受けてた影響もあったかねぇ。

さて、試合の分岐点を乗り切ったチェルシー。
ここからのMVPはイバノビッチかね。
PK奪取のヘディング(ハンドを誘発)もそうやったし、勿論決勝点の豪快ボレーもそうやったし。
久々に攻撃面での彼の良さが出た感じ。

そして、オーナーのダメな判断(ヴィラスボアス解任)が、この試合に限っては良い方向にいった。
多分ヴィラスボアスのまま2nd legは普通に負けてたと思う。
でも監督解任がカンフル剤となって、この試合に関しては奮起を促し良い結果に繋がったと思う。

でも、それって継続性は無いんですよねー。
結局アブラモビッチがオーナーになってから、ずーーーとこの繰り返しですわ。
我慢が足りんのよ。
来年誰が監督やんのか知りませんが、繰り返される諸行無常ですわ。