11-12 UEFAチャンピオンズリーグ グループF 第1節 |
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2011.9.13 ヴェストファーレン シュタディオン
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1
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0-1
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1
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1-0
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ペリシッチ(88分) |
得点
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ファンペルシ(42分、ウォルコット) | ||
メンバー
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1 ヴァイデンフェラー |
GK
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13 シュチェスニー | ||
26 ピシュチェク 4 スボティッチ 15 フンメルス 29 シュメルツァー |
DF
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3 サニャ 4 メルテザッカー 6 コシエルニー 28 ギブス |
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22 S.ベンダー 5 ケール(C) (68分 16 ブラシュチコフスキ) 11 ゲッツェ 23 香川 真司 (85分 10 M.ジダン) 19 グロスクロイツ (68分 44 ペリシッチ) |
MF
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17 ソング 8 アルテタ 14 ウォルコット (76分 26 フリンポン) 30 ベナユン 27 ジェルビーニョ (86分 11 アンドレ サントス) |
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9 レバンドフスキ |
FW
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10 ファン ペルシ(C) (86分 29 シャマフ) |
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バイデンフェラ
ピシュ スボティ フンメル シュメル ベンダー ケール ゲッツェ 香川 グロスクロ レバンドフスキ |
布陣
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スチェスニ
サニャ メルテ コシルニ ギブス ソング アルテタ ウォルコト ベナユン ジェルビ ファンペルシ |
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sub
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20 ランゲラク | GK | GK | 21 ファビアンスキ | |
27 F.サンターナ | DF | DF | 20 ジュルー | |
8 アントニオ ダ シウバ | MF | FW | 9 朴 主永 | |
21 ギュンドアン | 23 アルシャビン | |||
シュメルツァー S.ベンダー |
イエローカード | サニャ | ||
レッドカード | ||||
出場停止選手 | ||||
ルーカス バリオス | 戦線離脱中選手 | ヴェルメーレン ウィルシェア |
抜け出したい 抜け出せない
「不調」と言って良いであろうチーム状態の両者。
そんな両者が開幕戦で顔を合わせました。
今のアーセナルになら是が非でも勝ちたいドルトムントと、ドタバタ補強の成果を見せて復調の足がかりとしたいアーセナル。
まぁ、それにしても相変わらずこのスタジアムは素晴らしい。
試合前の雰囲気が最高すぎて、鳥肌立ったよ。
こんなエエ箱で試合出来る香川君は羨ましいね。
しかも世界最高の大会やしね。
さて試合ですが、序盤は五分五分のような展開。
お互いチャンスも有り、ピンチも有り。
両者の状態の悪さが安定感の欠如をもたらし、第三者的に観る分にはオモシロい試合となっていた。
共に綻びがある分、攻める機会は増えるからね。
香川も決定機を迎えたけど、焦ったのかフカしてしまったり。
ジェルビーニョも同様に決められなかったり。
お互い決め手を欠き、0-0で前半終了かなーと思ってた前半終了間際、思わぬカタチで点が生まれます。
中盤の底でケールが痛恨のパスミス・・・。
これを拾われて、最後はファンペルシーにGKとの1対1を制されてしまいました。
チーム最古参の主将の手痛いミス。
しかも初めてのミス、って訳じゃないからあんまり擁護出来ない。
これの前にも同じようなパスミスしてたからね。
若返ったドルトムントの中で、昔からいる知ってるメンバーの1人なので個人的には思い入れはあるんですけどね。
昨季まではデデもいたけど、いなくなったんで。
頑張って欲しい気持ちはあるんですが、どう贔屓目に見てもチームの中ではワンランクダウンしてたなぁ。
昨季も殆どベンチ生活やったらしいけど、それも頷けます。
さてさて、後半は追う展開となったドルトムント。
超満員の観客の前で、今のガナーズ相手に負けるなんて許されませんよ。
しかも相手はヴェンゲルもいない(スタンド観戦処分中)んですから。
後半は殆どドルトムントの攻撃ばかりでした。
ガナは引いて、というか引かされての守り一辺倒。
ハーフコートで攻め立ててましたが、それほど決定機は作れず。
このへんに不調っぷりを感じるなぁ。
ちょっとのズレやねんけど、そのちょっとが積み重なると大きいわなぁ。
ゲッツェが3列目に下がってからリズムは良くなったけど、それでも決めきれない。
バリオス不在もデカいかなぁ。
レバンドフスキでは、力不足が否めない。
時間も無いし、このまま終了かー。
しかし何かが起こるヴェストファーレン。
(ジグナルイドゥナパーク?そんな名前では呼びたくないなぁ〜)
何かを起こせるミラクルドルトムント。
終了間際、CKのコボレ球を途中出場のペリシッチが左足一閃!!
シュートは綺麗な放物線を描いて、ゴール右上隅に吸い込まれていきました。
土壇場でのスーペルゴラッソです。
いやー、凄いね、この試合。
ペリシッチ君は新加入らしいけど、これでもうサポーターのハートは鷲掴みやで。
ガナは勝ちに相応しい内容では無かった。
だから追いつかれて当然。
かといって、ドルトムントが勝利に値する程に有効な攻めを繰り出しているわけでもなかった。
なので引き分けは妥当な結果かな。
さて、選手個々の話をしますか。
ドルトムントでは、スボティッチとフンメルスのCBコンビが輝いてたね。
DFとしての強さ、巧さもそうなんですが、何よりフィードの器用さにビックリした。
しかも2人共やからね。
周りの選手が、ワザワザ彼等に蹴らそうとしてたけど、それも納得やわ。
サヒンがいなくなった影響もあるかもしれんけど、恐らくこのチームでは彼等が長いボールを一番巧く蹴れるんじゃないでしょうか。
実際この試合でも何回か決定機になりましたからね。
残念ながら香川もレバンドフスキも外しちゃったけど。
次にゲッツェ。
天才、天才と騒がれているだけの事はあるよ。
創造性やテクニックが他の選手とは段違いやで。
サイドでも真ん中でも、それから下がった位置でも持ち味を発揮出来ておりました。
噂は本物やったね。
これは末恐ろしい選手やで。
あとは日本人的に香川の話もしますか。
そんなに悪くはなかったと思うけど、結局チャンスに決められなかったのはマイナス。
昨季の活躍で「決めてくれる選手」と思われている以上、外すとマイナス評価にどうしてもなってしまいますからね。
厳しいかもしれんけど、これを乗り越えないと次のステップには行かれへんよ。
サヒンもバリオスもいなくて苦しいチーム状況ですが、これはむしろチャンスなんです。
ここで活躍すれば、ホンマに確固たる地位を築けますよ。
そう、かつてのロシツキーのように!!!
って、古巣対決のロシツキー様は出番無し。
ついでに言うと宮市君も出場無く、日本人対決とやらはお流れ。
そんなガナですが、メルテザッカーやアルテタの加入でそれなりのチームにはなってた。
ってかユナイテッドに8点取られたチームは最悪やったからね。
あれから比べたら、どう転んでも良くなる。
直前のスウォンジー戦に引き続いて、相手のミスに助けられたゴールでしたが、こんなチーム状態なので少しぐらい神のご加護があっても良いでしょう。
ただこんな幸運は長く続かないのは誰しも理解してるでしょうが。
スチェスニーもコシルニーも悪くない。
ソングは成長してたし(終盤にはキャプテンマークも!!ってそれぐらい古い選手がいなくなってるって話ですが)、ベナユンは相変わらず渋い働き。
ウォルコット、ジェルビーニョの両WGが継続的に働けたら、勝ち点計算もし易くなるやろうけど。
相変わらずウォルコットは波が大きいのがなぁ・・・。