11-12 UEFAチャンピオンズリーグ グループA 第3節

2011.10.18 サン パオロ
1
1-1
1
0-0
O.G.=バドシュトゥバー(39分)
得点
クロース(2分、ボアテング)
メンバー
1 デ サンクティス
GK
1 ノイアー
   
14 カンパニャーロ
28 P.カンナバーロ(C)
6 アロニカ
DF
17 ボアテング
5 ヴァン ブイテン
28 バドシュトゥバー
21 ラーム(C)
 
 
11 マッジョ
23 ガルガノ
88 インレル
  (90分 
19 サンターナ
18 スニガ
17 ハムシク
  (90+2分 
9 マスカーラ
7 カバーニ
  (81分 20 ジェマイリ
MF
44 ティモシュク
31 シュヴァインシュタイガー
25 ミュラー
39 クロース
7 リベリー
  (90分 
27 アラバ
 
 
22 ラベッシ
FW
33 マリオ ゴメス
  (90+4分 
30 ルイス グスタボ
   
     デサンクティス

   カンパ カンナ アロニカ

マジョ ガルガノ インレル スニガ

    ハムシク カバーニ

       ラベッシ

布陣
         ノイアー

ボアテン  ブイテン   バドシュ  ラーム

      ティモシュ シュバイニ

 ミュラー    クロース     リベリ

         マリゴメ

sub
83 ロザーティ GK GK 22 ブット
3 フィデレフ DF DF 13 ラフィーニャ
8 ドッセーナ     26 コンテント
21 F.フェルナンデス   MF 23 プラニッチ
FW 11 オリッチ
P.カンナバーロ
マッジョ
スニガ
ラベッシ
イエローカード バドシュトゥバー
シュヴァインシュタイガー
ミュラー
クロース
リベリー
レッドカード
出場停止選手
戦線離脱中選手 ロッベン

白熱の好ゲーム

いやー、素晴らしい試合でしたね。
非常に楽しかった。

ここまで2戦全勝のバイエルンと、1勝1分なナポリの対戦。
「死のグループ」の中でも今の所は「勝ち組」な2チームによる直接対決です。
でもまぁ実力的に考えて、バイエルンが上なのは火を見るよりも明らか。
ナポリはホームとはいえ、引き分けでも納得しないといけないかな、と試合前は思ってました。

で、キックオフとなったのですが、いきなりバイエルンが先制。
右からのボアテングのクロスを中でクロースが受ける。
この時点で後ろから飛び出してきたクロースをナポリDFは誰も捕まえる事が出来ていなかった。
既にこれがOUTですわ。
後はクロースがワントラップで前に持ち出して、冷静にシュートを流し込むだけ。

あっという間の先制点で、早くも苦境に立たされたナポリ。
だってね、今のバイエルンからは「得点する事」が至難の業なんですよ。
現在公式戦12試合連続無失点中ですから。
大事な事なのでもう1回言います、12試合も続けて完封してるんです。
そんなチームを相手に得点しないといけない、ナポリのティフォージ達の心中は穏やかではなかったでしょう。
しかも3日前のセリエでは彼等の目の前で負けてるんですからね。
パルマ相手に終了間際にやられとるわけですよ。
ネガティブになるな、と言う方が難しい話です。

しかしながら、当然ナポリは諦めませんでしたよ。
戦ってくれましたよ。
だからオモロい試合になったんですよ。

特に目を奪われたのがラベッシの闘争心。
この日のラベッシは3-4-2-1の最前線をやったり、右WG的に振る舞ったりと色々動いていました。
で、前線でとにかく頑張るのよね。
そして厚い厚いバイエルンDFに跳ね返されると、物凄く悔しそうにしてはるんですよ。
もうこれは応援するしかない、って気にさせられましたよ。
今まではカバーニが頑張ってこそのナポリみたいな勝手なイメージ抱いてたけど、ラベッシも重要だわ。

そんなラベッシの奮闘に周りも応えます。
前半終了間際、遂に同点ゴールが生まれるのです。
以前の試合でも良い感じだったマッジョの右サイド突破が得点の呼び水となりました。
バトシュトゥーバーに責任を追及するのは酷な感じの自殺点。
マッジョの得点、と言っても良いでしょう。
マッジョは本当にスピード豊かだし、突破にキレはあるし、良い選手。
今まで全く知らなかった自分が恥ずかしいですよ。
こんな選手も知らなくて、「フットボールフリーク」を自称してたかと思うとね。

同点で後半へ。
後半も一進一退の攻防でしたね。
どちらが優勢、って感じでもなく互角の戦いだったと思います。
こういう時に均衡を破る為の手段として「選手交代」は良く用いられる手段なんですけど、両チーム共にベンチは最後の最後まで動かず。
層は薄くない両チームですけど、先発メンバーが最強な感じやからねぇ。
バイエルンはロッベンを使えたらハナシは別やったやろうけど。
日本のマスゴミは「宇佐美!宇佐美!!」言うてますけど、現状では入り込む余地が無いで。
ハッキリ言って。

残念だったのは、ナポリの終盤の姿勢。
決勝点を狙いに行くのではなく、引き分けでも良しっていう戦い方やったからね。
後ろでゆっくりボール回したりしてさ。
高すぎる要求かもしれんけど、攻めてほしかったなぁ。
最初に書いた通り、引き分けでもOKっていう心理は理解できますけどね。
デサンクティスがマリゴメのPK止めてなかったら負けてたわけやし。

まぁ概ね満足な試合でしたわ。
ミュンヘンでのリターンマッチも楽しみ。
彼の地でナポリが一泡吹かせる事が出来たら、ホンマに混沌としたグループになるやろうからね。
期待してます。