10-11 UEFAチャンピオンズリーグ QF 1st leg

2011.4.6 スタンフォード ブリッジ
0
0-1
1
0-0
 
得点
ルーニー(24分、ギグス)
メンバー
1 ツェフ
GK
1 ファンデルサール
   
17 ボジングワ
  (79分 12 ミケル)
2 イバノビッチ
26 テリー(C)
3 アシュリー コール
DF
21 R.ダ シウバ
  (51分 17 ナニ
5 ファーディナンド
15 ヴィディッチ(C)
3 エヴラ
 
 
5 エッシェン
8 ランパード
7 ラミレス
18 ジルコフ
  (70分 15 マルダ)
MF
16 キャリック
11 ギグス
25 L.バレンシア

13 朴 智星
  (90+4分 12 スモーリング)
 
 
9 F.トーレス
11 ドログバ
  (70分 39 アネルカ
FW
14 エルナンデス
  (78分 9 ベルバトフ
10 ルーニー
   
       ツェフ

ボジ  イバノ   テリー  コール

    エシアン ランプス

 ラミレス        ジルコフ

    トーレス ドログバ

布陣
     ファンデルサール

ラファエウ  リオ   ヴィダ  エヴラ

   キャリック  ギグス

バレンシア         朴智星

    チチャリート  ルーニー

sub
22 ターンブル GK GK 29 クシュチャク
19 P.フェレイラ DF DF 23 J.エバンス
10 ベナユン MF MF 18 スコールズ
21 S.カルー FW   28 ギブソン
エッシェン
ラミレス
F.トーレス
ジルコフ
イエローカード ファンデルサール
ヴィディッチ
レッドカード
出場停止選手
戦線離脱中選手 オシェイ
オーウェン
ブラウン
ハーグリーブス
フレッチャー

ある意味で凡戦

準々決勝で早くもプレミア対決の実現であります。
そして、3シーズン前の決勝の再現でもあるわけです。

試合は予想通りに地味な堅い試合となりました。
派手な撃ち合いみたいな事にはならんやろうなぁ〜、と思ってたのですが案の定。
神経戦というか、非常にピリピリした感じでエンタメ度は低い試合。
これはこれでオモシロい面もあるんですが、眠い時に観たらひらすらに眠たい。
そんな試合でした。
そして眠たい時に観てしまったので、終始ウトウト。。。
前半で一度見切りをつけ、仕切り直しで次の日に後半を観たのですが、やっぱりウトウト・・・。
と、どんだけ眠たい試合やねん!ってハナシなんですがね。

結果としてはユナイテッドがアウェイ勝ち。
貴重なアウェイゴールを奪ってのアウェイ勝ち。
これは大きい、と思う反面、まだ1点なので何が起きるか判らない、という思いもチラホラ。

決勝ゴールはルーニーでしたが、スポットライトを浴びるべきはアシストしたギグス。
キャリックからのロングパスから、トラップしながら加速し相手DFをかわし、中央に決定的なパスを送りましたから。
ルーニーは中で、ただ合わせただけやからね。
って、別にそんなに簡単なプレーじゃなかったけども。

それに何故ギグスが、あのポジション(左サイド)に居たのか?
この日のユナイテッドのシステムは上図の様な4-4-2。
ギグスはキャリックと共にセンターハーフのコンビを組んでいたわけで、本来なら朴智星の仕事場だったわけです。
まぁ本来って言うと語弊があるか、左サイドこそギグスの主戦場なんで。
とにもかくにもギグスの戦術眼が素晴らしかった、って事ですよ。
ここぞ、っていう場面でポジションを変えて決定的な仕事をしたんですから。

ユナイテッドのシステム、って事でもう少し話を進めると後半開始早々にラファエウが負傷した後の対応にも触れておきますか。
ベンチのDFとしてはスモーリングとエバンスがいましたが、どちらも右SBは専門ではない。
でも出来ない事も無いやろうから、彼等を入れるんかな?
それともスコールズかギブソンをセンターハーフとして入れて、ギグスを左SBに下げ、エヴラを左から右に回すんかな?
なんて色々考えてたのですが、ファーギー爺はナニを右SHに投入し、バレンシアを1列下げるというものでした。
へ〜、そういうパターンもあるんですね。
ユナイテッドの試合を全部おってるわけではないので知りませんでしたが、既に何処かで試してたんでしょうかね。
バレンシアがすんなりこなしてたので。

システムの話ばかりするのは嫌ですが、チェルシーに関してはやっぱりシステムの話から入らないとね。
この日はトーレスとドログバを揃えて先発から起用してきました。
となると注目は前線及び中盤の構成。
上図の様な時間帯が長かった気がしました。
従来通りにラミレスが3センターの一角に入って、4-3-3の様になってる時間帯もありましたがね(その際の3トップはジルコフ、トーレスが左右に張る感じね)。
印象としては、アンチェロッティまだまだ模索してるなぁ〜ってトコ。
トーレスが吹っ切れてくれれば良いんでしょうが、リバプールサポの呪いなのか何なのか依然悩めるエースのままなんでね。
結果的には4-4-2は上手くいっていたとは思えないし、残り20分以降の布陣(ドログバとジルコフをアネルカとマルダにスイッチ)も上手くいっていたとは思えない。
暗中模索とは正にこの事やね。
トーレスの能力を知ってるだけに諦めきれないしなーー。
2nd legトーレスが爆発したら簡単に逆転出来る、そういう幻想をどうしても抱いてしまいますしね。

まぁ何にしても、ユナイテッドはリードを保った状態でオールドトラフォードに帰れました。
他会場の結果と比べると小さなリードに見えますが、決して小さくは無いと思いますよ。