08-09 UEFAチャンピオンズリーグ グループB 第5節 |
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2008.11.26 GSP
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2
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0-0
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2
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2-2
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ニコラウ(62分、サビオ) |
得点
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ヂエゴ(72分、PK) | ||
サビオ(68分、ハワール) | アウメイダ(87分、ローセンベリ) | |||
メンバー
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30 ナギ |
GK
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33 バンダー | ||
24 A・コンスタンティノー 4 カツァバキス(C) 33 デラス 12 ライバカベッシー |
DF
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8 フリッツ (75分 2 ボエニシュ) 29 メルテザッカー 4 ナウド 5 トシッチ |
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8 スコペリティス (HT 5 ニコラウー) 6 ドブラシノビッチ 22 オココリッチ (56分 11 フルソス) 17 サビオ (71分 21 パナギ) 20 ラバン |
MF
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6 バウマン(C) (59分 14 ハント) 22 フリングス 11 エジル 10 ヂエゴ |
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19 ハワール |
FW
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23 H・アウメイダ 24 ピサーロ (79分 9 ローセンベリ) |
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ナギ
コンスタン カツバキ デラス レイワカ スコペリ ドブラシ オココリチ サビオ ラバン タヘル |
布陣
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バンダー
フリッツ メルテ ナウド トシッチ バウマン フリングス エジル ヂエゴ ウーゴ ピサロ |
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sub
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32 G・コンスタンティノー | GK | GK | 21 ミーリッツ | |
28 ゲオルギウー | DF | DF | 15 プレードル | |
23 サマラス | MF | MF | 7 ヴラニェス | |
9 ソシン | FW | 17 フセイノビッチ | ||
ラバン ニコラウー |
イエローカード | ヂエゴ バウマン フリングス トシッチ |
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レッドカード | ||||
出場停止選手 | ||||
ベカイ | 戦線離脱中選手 | ヴィーゼ パサネン |
情けない・・・
ブレーメンの終戦ゲームでした。
このグループはインテルとブレーメンが楽勝で勝ち上がると思っていたのに、何故こうなってしまったのか?
まぁブレーメンに関しては、この試合でジエンドっつうか前節ホームでパナシナイコス相手に0-3で負けた時点で、ある意味終わってたんですけどね。
なんなんやろうね。
試合自体は、基本的にずーーーーーーーーーーとブレーメンが攻めてたのですよ。
アノルソシスは引いて守っていたので、特に前半はミドルシュート、ロングシュートが多かったですね。
引いてくる相手を崩す常套手段ですから、それは当然なんですけれども如何せんリズムが無かった。
そりゃウーゴのミドルがバーを叩いたり、ナウドのロングが僅かに外れたり、とか惜しい場面はあったんですけれども、点が入る感じがしたか?っていうとそうでも無く。
もうパススピードが、ひたすら遅いんですよね。
いや基本的に遅い、っていうのは問題無いんですけれども、速くなる瞬間が無かったんですよ。
いわゆる緩急が無い、ってやつです。
これじゃぁアノルソシスとしても、守るのは難しくなかったでしょう。
でもブレーメン頼みの綱であるヂエゴの動きは良かったのよ。
相変わらず特別な選手で、ドリブルもパスもシュートもクロスもキープも何でも出来ちゃう。
だから極論ですが、周りが悪いのよね。
フリングスもエジルもウーゴもピサロも、もっと出来る子やと思っていたんですけどね。
んで、そうこうしてるとアノルソシスにCKからやられちゃった訳です。
更に失点した事によって、慌てている所をカウンターで突かれて2点のビハインド。
勝つしか無いブレーメンとしては、ここから3点取らなくてはいけなくなった訳です。
1点取るのにエラい苦労してたチームに課せられた3点のノルマ。
もうこの時点で終了フラグは立ちました。
でも同点までは追い付いたのよね。
やっぱりアノルソシスがそんなに強いチームじゃなかった、ってのが大きいよね。
元マドリーのサビオが目立ちまくってたけど、裏を返せば全盛期を過ぎたサビオ以上に目立っている選手がいないというのは悲しい事実でもあるのです。
前線でイラク人のハワールも健闘はしてましたがね。
なにせアノルソシス前節までのGL4試合の総シュート数が11本らしいですからね。
それで4得点してるのは、ある意味凄いけれども、1試合で2、3本しかシュート打てないチームなんですから。
まぁそんなアノルソシスですが、この試合では10本のシュートを放ちました。
解説の良平さんは「それだけブレーメンの守備が・・・」と嘆いてましたが(苦笑)
ブレーメンに話を戻しましょう。
シュート数で言うと、ブレーメンはこの日30本近く放ちました。
それだけ打ったら同点にも追いつける、ってもんです。
2点差付けてからのアノルソシスは完全に腰がひけちゃって、もうハーフコートマッチになってましたからね。
いくらブンデスで中位に沈み調子が上がらないブレーメンでも、それぐらいのチカラは残っていました。
それにハントが入って少しリズムも産まれたし。
でも同点どまりじゃダメなのよねぇ。
終了間際のGKとの1対1をウーゴが決めてりゃハッピーエンドだったかも知れないけど、それをもってして「紙一重の結果」みたいな事は言いたくない出来でしたし。
やっぱ気持ちの問題ですかね。
試合後アノルソシスの選手達はピッチに倒れ込み項垂れていましたが、ブレーメンイレブンはそうじゃなかったからね。
クラブの規模、選手の質、目指しているものから考えても、よりショックを受けなければいけないのはGL敗退が決まったブレーメンであって、まだ最終節にチャンスを残しているアノルソシスじゃないでしょ。
そりゃホームで2点のリードを追い付かれてしまった、っていう直前のショックはアノルソシスの方が大きいやろうけれども、やっぱり気持ちが伝わってこないよね。
GLの組み合わせが決まった時点で余裕かまし過ぎたのですか?
この試合が始まる前で最下位だったにも関わらず、それでもまだ「勝てばアノルソシスを逆転出来るし、普通に勝てる」と過信していたのですか?
それとも試合前から既に突破を諦めていたのですか?
負け犬根性が染みついてしまったのですか?
あの4点取られても5点返すような暴れん坊フットボールは、何処へ行ってしまったのでしょうか?
そんな遠い昔の話じゃないんですけどね。
もしメンタル面だけの問題やったらシャーフのクビを切るのが、一番の良薬ですかね。
もう11年目やしね。マンネリに陥ってるのかもね。