06-07 UEFAチャンピオンズリーグ R-16 2nd leg 

2007.3.7 エミレーツ スタジアム
1
0-0
1
1-1
OG=アレックス(58分)
得点
アレックス(83分、メンデス
メンバー
1 レーマン
GK
1 ゴメス
   
5 トゥーレ
19 ジウベルト シウヴァ(C)
10 ギャラス
22 クリシ
  (85分 32 ウォルコット)
DF
22 フェヘール
4 アレックス
23 サルシード
28 孫祥
 
 
4 セスク
15 デニウソン
13 フレブ
8 リュングベリ
  (76分 2 ディアビ
MF
6 シモンズ
11 メンデス
  (90+2分 7 ヴァイリネン)
8 コクー(C)
15 クリナ
10 コネ
  (41分 20 アフェライ
 
 
25 アデバイヨル
9 バチスタ
  (66分 14 アンリ
FW
17 ファルファン
  (89分 18 アッド)
   
        レーマン

トゥレ  シウバ   ガラス  クリシ

      セスク デニウソン   

フレブ            ユンベリ

    アデバイヨル バチスタ

布陣
          ゴメス

フェヘル  アレクス   サルシド  孫祥

         シモンズ

 メンデス  コクー   クリナ  コネ

        ファルファン 

sub
24 アルムニア GK GK 21 ムーンス
20 ジュルー DF DF 39 マルセリス
45 アルマン トラオレ   FW 26 タルデッリ
30 アリアディエール FW
セスク イエローカード フェヘール
レッドカード
出場停止選手
ファン ペルシ
エブエ
ホイト
ロシツキー
センデロス
フラミニ
戦線離脱中選手 ライジハー
ダ コスタ
クロンカンプ
クライフェルト

消えないヒディング色

開始早々から猛烈なアタッキングを繰り出してきたのはPSVでした。
1st legを1-0で勝利しているPSVからすればこれは当然の作戦で、このロンドンの地で1点さえ奪えば2点取られてもOKになるからです。
試合を有利に進める為には0-0の引き分けを狙い守り切る事よりも、失点覚悟で攻めて得点を奪った方が理にかなっています。

当たり前の事を当たり前に行って来たPSVに対して、ガナーズは普段のプレーが全く出来ていませんでした。
いつもの華麗なパス回しは影を潜め、ロングボールやクロス中心の単調な攻めに終始してしまいます。
こうなれば高さに強いアレックスやゴメスが守るのは至極楽なハナシ。
守りのリズムを掴み、攻撃姿勢も損なわなかったPSVが試合の主導権を自然と握ります。
ガナーズはシュート数やポゼッションで上回りながらも得点の臭いがしないまま前半を終了。

そして後半。
動けないベンゲルは前半の戦いをそのまま継続。
なので試合の流れも変わる事無し。
しかしフットボールに於いて「1点」ってのは、どんな悪い状況からでも産まれる事があるのです。
依然リズムを失ったままのガナーズでしたが、CKからアレックスが自殺点を決めてくれました。
直前でコースが変わり、足に当たってしまったのでこれはアレックス責められません。
事故色が強いオウンゴール。

とにもかくにもこれで試合は振り出しに。
活気が戻るエミレーツスタジアム。

しかしこの幸運をガナーズを活かせませんでした。
先制してからはアーセナルの時間帯だったのですが、決定機をアデバイヨール、セスクが悉くミス!!
頼みのアンリも雰囲気はあるものの、やはり病み上がり。
無理が効きませんでした。

この時間帯に一気に試合を決めれなかったのが、結局は響いてしまいました。
終了3分前、FKからアレックスに頭で合わせられてThe End。

攻めながらも得点が奪えず、セットプレーのワンチャンスでやられる。
フットボルの世界ではよくある話です。
でも、こんな言葉で片付けれない試合でしたよ。
やっぱりPSVが最初からアウェイゴールを奪いに行く意識が大きくあったのがデカイと感じます。
1st legを含めて脳内フットボルで完全にガナーズに勝利した印象。
ガナーズはこういう試合を観ると、「プレミアで首位に20ポイント差つけられているチーム」なんだなぁと。
それに昨季こそファイナルまで進出したものの、それまでは常にCLで勝てなかったチームですからね。
プレミアで二桁ゴールをあげているファンペルシーとアンリの2人が揃って怪我、ってのも不運といえば不運でした。

興奮度:75%

MOM:アレックス