06-07 UEFA チャンピオンズリーグ グループA 第2節

2006.9.27 スタディオン バシル レフスキ
1
0-1
3
1-2
オグニアノフ(89分、ヨボフ
得点
ドログバ(39分)
  ドログバ(52分、ブリッジ
  ドログバ(68分、ランパード
メンバー
1 ペトコフ
GK
1 ツェフ
   
3 ミラノフ
11 トプザコフ(C)
4 トマシッチ
25 ワグネル
DF
20  P・フェレイラ
6 R・カルバリョ
26 テリー(C)
18 ブリッジ
 
 
7 ボリミロフ
  (79分 77 コプリバロフ)
6 エロモイグベ
27 バルドン
  (71分 16 オグニアノフ)
MF

5 エッシェン
12 ミケル
  (63分 21 S・カルー
8 ランパード
13 バラック

 
 
10 ヨボフ
21 テルキスキー
  (67分 9 G・イバノフ)
20 S・アンゲロフ
FW
7 シェフチェンコ
  (83分 24 S・W=フィリップス
11 ドログバ
  (70分 16 ロッベン)
   
           ペトコフ

ミラノフ  トプザコフ   トマシッチ  ワグネル

      ポリミロフ   エロモイグベ

           バルドン

  テルキスキー          Sアンゲロフ

           ヨボフ

布陣
          ツェフ

パウロ  カルバリョ   テリー  ブリッジ

          エッシェン      

     ミケル      ランパド   

          バラック

      シェヴァ   ドログバ

sub
88 ミハイロフ GK GK 40 イラリオ
5 フリストフ DF DF 3 アシュリー コール
14 ミネフ     9 ボラルーズ
18 M・イバノフ MF MF  4 マケレレ
S・アンゲロフ イエローカード ミケル
レッドカード
出場停止選手
ドモフチスキ
E・アンゲロフ
戦線離脱中選手 ジョー コール

年棒の差

開幕戦でバルサにスコアの上では大敗したものの、意味ある内容を見せたレフスキ。この日は超満員の観衆が見守る中でのチェルシー戦です。現在世界で1、2を争うクラブとの連戦は、この小さなクラブになにをもたらしたのでしょうか。現在ブルガリアリーグで7戦負け無し、しかも無失点で首位を走っているらしいレフスキ。国内リーグで圧倒的に強くても次の目標が無いJリーグと違って(ACLは色々問題を抱えていますしね)、こうやって常に刺激がある環境が欧州のレベルを底上げしていくのでしょう。そしてビビらないレフスキの戦い方は実に見事でした。この日もショートパスを主体とした自分達のフットボールでペースを掴みます。ディフェンスラインがバタバタし、中盤も落ち着かないチェルシーとは対照的な美しい出来でした。でもね、その美しさが結実するまでにかかった時間は約90分。美しくないチェルシーはその間に3回もゴールネットを揺らしました。その差は何なのか?端的に言うと、これは年棒の差。チェルシーの先制点はミケルのシュートのコボレ球をドログバが詰めたもの。ペトコフのファインセーブの直後の出来事で、一見「不運」ともとれます。でもねペトコフは防いだまでは良かってんけど、弾く場所が悪いわ。一方のチェフはレフスキの決定的なシュートを何本も防ぎましたが、キャッチ出来ないシュートもしっかりと外に弾き出していました。例え前にコボしたとしても、その後の対応がとてつもなく速い。ペトコフを世界最高のGKと比べるのは酷ですが、これはやはり年棒の差です。で、これはドログバにも言える。少ないチャンスを確実にゴールに結びつけました。迫力が感じられなかったレフスキFWとはやはり年棒の差があります。更に言えばドログバよりも年棒高いシェヴァが囮に使われてる訳やからね。残り20分でハットトリックをした選手を下げて、世界最高のウィンガーが出て来るチームですからねチェルシーは。レフスキは方向性は全く間違っていません。今のままのスタイルでいきましょう。足りない部分も見えた筈です。終了間際にゴールして大喜びしてる場合じゃないんです。自分達のスタイルに対する報酬がやっときた訳ですからね。でもね、目標は「1点」じゃないんですから。もっと高い所を目指しましょうよ。それが目指せるチカラはあるのですから。現状の違いは石油王がいるかいないか、でも石油王を待っていても仕方ありません。育てましょう人材を。ストイチコフが産まれた国ですよ、可能性は現実的にあります。

興奮度:65%

MOM:ドログバ