ユーヴェ（イタリア　1位）

○は先発フル出場、▽は先発途中交代とその時間、▽赤数字は退場時間、▲は途中投入とその時間、ーはベンチ、空白はベンチ外。青数字はその節のゴール数。HTはハーフタイムの交代。

1次GL総括：6試合で3失点は32チーム中、最小。12得点の攻撃陣と共にスクデッドを胸に堂々とした戦いぶりを見せた。
ブッフォンは初戦のホーイドンクのFKに怒り狂うシーンが印象的だが、今年も見る者を唸らせるゴールキーピングを披露。
テュラム、ビリンデッリの両SB以外は割と固定される事がなかったDFラインも安定。
中盤はタッキナルディ、カモラネージ、ダーヴィッツの3人の守備的MFにトップ下ネドヴェドで構成される事が多かったが、ネドヴェドのハイパフォーマンスは言わずもがなで、収穫はカモラネージ。
怪我のザンブロッタの代役だったが、チャンスをモノにしザンブロッタ復帰後も、その座を譲る事は無かった。
また、昨季セリエ得点王トレゼゲの戦線離脱という最悪の事態を救ったのはディ・ヴァイオ。
パルマからやって来たこの異端児はサラスとの競争を制しただけでなく、類い稀なる得点能力でチームを勝利に導いた。
ユーヴェクラスのビッグクラブに、すぐになじんだのも評価できる。
デルピエロも真の実力を発揮できていた。

2次GL総括：アレックスの存在の大きさを実感した2次GL。
特にユナイテッドとの連戦でのグズグズぶりは、ユーベらしからぬもの。
ネドベドの孤軍奮闘が痛々しかった。それでも突破するのがユーベなんですけど。
それにしてもデポルとの2試合は、どちらも凄かったですね。あんな試合を見せられるとデポル敗退を受け入れざるをえないです。

総括：ファイナル進出。
優勝とはいかなかったが、セリエでの戦いぶりを見ても、今年のユーヴェは強かったです。
バルサ、マドリーとスペイン勢を撃破しての勝ち上がり方は、今年の「カルチョ復権」の象徴。
ネドヴェドのパフォーマンスは白眉で、決勝に彼がいれば、との想いは誰もが持っている事でしょう。
フェッラーラとモンテーロも相手のレベルが上がれば上がる程に強さを増していっていた。

出場時間上位11人で組むスタメン

　　　　　　　　　　ブッフォン

テュラム　　フェラーラ　　　モンテーロ　　ビリンデッリ

カモラネージ　タッキナルディ　　ダーヴィッツ　ザンブロッタ

　　　　　　　　　　　ネドヴェド

　　　　　　　　　　　デルピエロ