タイトル ありあまるごちそう (2005年 オーストリア)
監督 エルヴィン・ヴァーゲンホーファー
主演 なしかな?
鑑賞日 2016年1月11日
一言 ドキュメンタリーです。
現在の食糧事情はどうなっているのか?
それを世界的な視点から見つめた作品。
眠い時間帯に観てしまったので、結構ウトウトしてしまったw

毎日大量の食糧を廃棄している国がある一方で、飢えに苦しんでいる国がある。
遺伝子組み換えにより安価な食品が大量生産されるようになったが、
それはホントに大丈夫なのか?
ピュアな人が見れば見るほどショッキングな映像が流れていると思いましたよ。

でもねぇ、私は純粋無垢じゃないので「そうやろうなぁ」ぐらいの感想でフィニッシュ(苦笑)
結局この仕組みを根底から変える方法なんて、すぐには無いもんな。
先進国で捨てている食糧が何故発展途上国に行かないのか、ってそら行かんやろ。
輸送コスト考えたら捨てた方がマシ、という企業の考えになりますよ。
貧しい人に分け与えれば分け与えるほど、結果自社の首を絞める事になりますからね。

鶏が卵の段階から最後「鶏肉」として食べられるまでをシステマチックに、
工業的に描いた場面もありましたが、あれも現実よね。
生命ではなく、あくまでも「物」として工場では扱ってましたが、あれが現実。
あれを見て「酷い!!」と思う人は、ではどうやったら酷いと思わないのか。
1羽1羽丁寧に神に祈りを捧げてから捌けば良いのか?
結局自己弁護なだけでやってる事は一緒やからなぁ。

自分が可愛いと言えば、いわゆる貧困に苦しむ家庭の方々。
(この映画に限った事じゃないけど)
汚い水しか飲めません、食べ物もありません、
という被害者顔で毎回出てきますが、自らの頑張りが見えないのよね。
基本的には「政府が何もしてくれない」と批判するんですよ、彼らは。
じゃぁ自分達で何かすれば?って思うんですけどね。
「生活出来ない」っていう割りに、子供が5人も6人もいたりするし。
いやいや、そんなに子供作らんかったらエエやん。
「赤ちゃんに何も食べさせられない」って嘆く前に、考えて行動しろよ!と。
ああいうのは全く同情出来ない。
個人的評価 50点