タイトル パニッシュメント (2013年 アメリカ)
監督 レオーネ・マルッシ
主演 ティオーネ・ジョンソン
鑑賞日 2016年1月26日
一言 原題は「フューの力」?
フューってのは、主人公格のデブスの少女の名前ね。
彼女の言葉で、散々になる筈だった未来が変わった、という話。
それが何故に邦題では「punishment」(極刑)に変わったのかは、意味が解りません。

サスペンステイストで描かれてますが、結局はファンタジー映画なので
原題の方が意味合いはあってるなぁ。
大体フューってのが本当に居たのかもボヤかされてるしね。
オムニバス形式の映画なんですよ。
5つの物語が最後に1つになる、ってタイプの。
なので主人公っぽい人間も5パターンいました。

こういう映画でウザイのは、ある出来事を複数の視点で観るからセリフが被ること。
AとBが喋るシーンがあったとして、A側の視点でまず話がある。
そしてそれが終わったと思ったらB側の視点でも話がある。
となると、2人の会話シーンって同じものになるからね。

こっちとしては何回も同じシーン見せられるのが苦痛。
それでなくてもタルい感じの映画なのに。

で、フューの存在が本当に居たのかって話ですが。
A側の視点で描かれた時は、車の後部座席は無人だったのに
B側の視点の時は座ってたのよね。
だから心の声ですよ、みたいな解釈も出来なくはない。

登場人物たちの魅力も中途半端やったなぁ。
救いようのない人間は、もっとダメダメに描いてほしい気もするし。
結局キリストのクローンがどうとかいう話も、非常に蛇足。
テーマ性としては、少女が言ってた
「傷つけ合うのはやめましょう」
みたいな事なんやろうけど。
ちょっとダサイよね、ああいう感じで言わしてるのも。
口の中を噛んだら痛い、からの流れもウマイ事を言ってるような
そうでもないような感じやしww
個人的評価 50点