タイトル バルカン超特急 (1938年 イギリス)
監督 アルフレッド・ヒッチコック
主演 マーガレット・ロックウッド
鑑賞日 2016年1月25日
一言 約80年も前の映画なのに、今観ても面白い!
これは凄いね。
なんだかんだで、映画ってのも初期の方がアイディア豊富だったのかもね。
今このぐらいの映画を公開したら批難の嵐やろうけど。
「もっと捻れ」みたいな感じでね。

ストーリーは単純です。
列車の中で、忽然と女性が消えるんです。
そう、原題通りに。
んで、周りの客も「知らない」という。
なぜ普通の一般女性が突然神隠しにあったのか、という話です。

次第に真相は明らかになっていくのですが、
買収されて嘘ついてる奴と偶然嘘ついてる奴のバランスが絶妙。
犯人側としては意図せず好都合にコトが進んでいきましたね。
※なので現代でこの映画を作ったとしてもツメが甘いと言われるでしょう

マジシャンのくだりとか、クリケット好きのコンビのくだりとか、ユーモアも忘れてなかったね。
そういう緊張と緩和が良かったなぁ。

前半のホテル部分は冗長というか、特にストーリーに関係無く長かった。
にも関わらず、肝心の実は女性がスパイだったみたいな所はアッサリ終了。
これがわざとなのかどうかは不明ですが、結果的には良い味付けになってたと思う。

これは観るべき映画やね。

P.S.
どうでも良いけど邦題の「バルカン」って何処から出てきたんやろ。
イギリスへ向かう列車が舞台なので「超特急」は分かるけど。
バルカン半島全然関係無いしなw
個人的評価 75点