タイトル シンパシー・フォー・デリシャス (2010年 アメリカ)
監督 マーク・ラファロ
主演 クリストファー・ソーントン
鑑賞日 2016年1月18日
一言 ストーンズのあの名曲を彷彿とさせるタイトル。
そしてロック/パンクバンド風のジャケ写。
これは観るしかない・・・と思って鑑賞。

だったのですが、全然そんな話じゃなかったね(苦笑)
ジャケ写は単純に日本での知名度が高いオーランド・ブルームを
全面に押し出したいが為だけの日本製っぽいな〜。
本当の主役は右端でチョコンと居るだけなので、これはこれで中々シュールよww
デリシャスってのも「美味し〜い」って意味じゃなく、まぁ名前みたいなもんでした。

簡単に粗筋を言うと、ゴッドハンドを手に入れた車イスのDJの話。
いつの間にか人を治せる力を手に入れてしまったが為に、周囲の人間に巻き込まれてしまったのです。
最後ハッピーエンドっぽく終わらせてたけど、う〜んハッピーなんかなぁ。
確実に彼以外の人間の方が儲かってたしなー。
神父とかバンドの会社の人間とか。
殺人の汚名を着せられ、収監され、一文無しでシャバに出ました、ってなってもこの先どうするのか。
自分自身は治せない、って事で歩けないままやし。

全ての人間を治す事は出来ない(4人に1人ぐらいは無理)って設定やったけど、
どう着地点もってくるのかってのが気になってたのです。
最初は神父に利用され、次はバンドに利用され、ってなってたけど本来もっととんでもない悪事や、
政府が動いてもおかしくないレベルの能力やからね。
不治の病も治してたからww
しかも治してたのに、ちょっと偉そうな態度取ったら「何様だと思ってる!!」って逆ギレされるしww

と、まぁ色々ツッコミ所はありましたよ。
結果的にはファンタジー系のハートウォーミング系の映画を目指してたのかなぁ。
何も解決してないけど、OKでしょ、みたいな。

軋轢起こしてた知人を、こっそりと治してあげる最後のくだりなんかは、正にソレよね。
ハマる人はドップリとハマりそうな映画。
批判したら怒られるというか、「分かってないなぁ」って顔されるタイプの映画。
そんな印象です。
個人的評価 60点