タイトル マッチポイント (2005年 イギリス/アメリカ/ルクセンブルク)
監督 ウディ・アレン
主演 ジョナサン・リス・マイヤーズ
鑑賞日 2016年1月11日
一言 ラストが良かったので高評価です。
ありきたりな終わり方にならなくて良かった良かった。

この映画、結局は「運」がテーマなんですかね?
最初から最後までラッキーやったな、この主人公の男は。
サイテーな男なのに幸運がドンドン転がり込んでくる。

幸運にも出会った女性の親が金持ちで、幸運にもコネで重職に付き、っていうトントン拍子やったのに。
義兄の婚約者(スカーレット・ヨハンソン)に手を出して、ズブズブの不倫関係に。
美人妻(エミリー・モーティマー)が健気に待っているにも関わらず、仕事もそっちのけで不倫に走る主人公。
まぁサイテーなんですよ。
サイテーなんですけどラッキーな男。
不倫の証拠を消す為に殺人に走るという凶行に出るのですが、それもバレず。
幸運に幸運が重なり、他の奴が捕まって一件落着。
家庭も失わず、仕事も失わず、めでたしめでたし。

ラスト付近で刑事が犯行に気付く場面があって、ベタな映画ならこのまま逮捕の流れだったでしょう。
しかしあくまでもツイてる主人公。
罪の意識を背負ったまま生活させる、という方向を監督は選んだようです。
うん、このラストでこの映画は良いと思う。
個人的評価 75点